キリンチャレンジカップ2010:日本代表対アルゼンチン代表、4人がかりでメッシ止めて1対0で歴史的初勝利 [サッカー日本代表]
2010年10月8日 午後7時50分 浦和スタジアムでキック・オフ 何とか頑張って浦和御園駅に着いたら時間は7時35分。 小走りでスタジアムに向かう。 席についたら、丁度選手がピッチに散らばったところ。 先に席に着いていた家族にメッシ先発か問う。 慌しくカメラをセット。
席は今までに座ったことがない、バック・スダンドのホーム・サポーター席のすぐよこ。 かどっこの前列。 ピッチを斜めに観ると言うか、CKで選手がきたら、非常に間近で見れるところ。
これが、凄かった。 試合はTV中継されてみている人が多いと思うので、この席で見たメッシの印象を中心に。
前半開始早々、日本ゴールを目指して、アルゼンチン代表の素早い攻め上がり。 あらよあらよという感じで、メッシがドリブルで切れ込んでくる。 メッシは特に前半の動きが抜群。 右サイド(左SBの長友選手がケア)を駆け上がる側に長友選手が必死で喰らいつく。 メッシに何度も体当たり。 これにはメッシは長友選手を睨みつける。
メッシが右から中に切れ込んでドリブル開始。 最初長谷部選手と遠藤選手が何とかプレスをかけようとするが、あのバランス感覚に優れたメッシは重心を低くして右に左に揺さぶりをかける。 そこにCBの栗原選手がプレスをかける。 それもかわして前進するメッシ。 最後もう一人のCB今野選手がスライディング・タックルでメッシを止める。
こんな感じで、メッシの攻撃をどこかで止めようと、日本代表の選手達はほぼ全員がプレスに。
それでも、右サイド岡崎選手がドリブルで駆け上がると、中央にいた本田選手にパス。 すぐさまシュートというか側にいたアルゼンチン選手にカットされて、後ろに転がったボールに、中央突破してきた長谷部選手の強烈なシュート。 アルゼンチン代表GKが思わずはじいてしまって、ゴール前に転がったボールに、右サイドからゴール前に詰めていた岡崎選手が、飛び出すGKを尻目にシュート。
日本代表先制。 浦和スタジアム大歓声。
このあと、本気出すだろうと思われていたアルゼンチン代表。 いまひとつ調子が上がらない様子で、メッシかテベス頼みの単調な攻撃。 南アフリカ大会から守備固めでカウンター攻撃を狙った日本代表のスタイルは変わらず。 ザッケロー二監督が指示したコンパクトな守備が最後まで機能して襲い掛かるアルゼンチン代表の攻撃に、ゴール前に選手を固めて危なげなく守りきる。
日本代表の右サイドの攻撃は内田選手と岡崎選手のコンビがよかった。 アルゼンチン代表も力頼みのプレーをするわけでもなく、体格的にも大きな選手という印象はなかった。 日本代表の左サイド、長友選手のメッシ対策はよかったが、前線の香川選手はテクニックと独特のドリブルで随所に輝く才能のかけらを見せたものの、アルゼンチン代表選手のプレスに、フィニッシュのシュートまでいたらなかった。
本田選手は攻撃というよりは守備で頑張っていた。 落ち着いていた遠藤選手が精神的アンカーの役割。 森本選手はやはり場数をもっと踏む必要があるようなプレイだった。 途中交代で印象に残ったのは前田選手。 後半、何度かドリブルで惜しいシュートも放っていたし好調な印象。
後半猛攻のアルゼンチン代表に対し、守備を固めた日本代表、阿部選手、中村憲剛選手も投入。 メッシのFKもかわし、前半、後半、ほとんど日本代表陣営でのワン・サイド・ゲームだったけれど、岡崎選手の1点を守りきり、歴史的初勝利。
メッシやテベスが90分見れて、イグアインも見れて、サッカー・ファンにはたまらない試合。 それでもアルゼンチン代表の真の実力の半分くらいしか出していなかった印象。
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