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2014FIFAブラジルWC:勝利すべく準備したドイツ代表そしてメッシ選手を押立て突き進んだアルゼンチン代表 [2014ブラジルWC]

2014年7月19日

7月13日と14日は2014FIFAブラジルWCの最終ステージ、オランダ代表対ブラジル代表の3位決定戦、ドイツ代表対アルゼンチン代表の決勝戦をライブでTV観戦。 週明けということもあり寝不足気味でなんとか会社の勤務を全う。 

この2戦については多くの方が観戦したとおもうし、試合のハイライトは何度もTVで流されていた。 この2試合は2014FIFAブラジルWCの全試合を象徴していた試合とLalaは思う。 4強も最初から優勝候補に名を連ねていた。

3位決定戦はその存在意義を疑問視した声もあったが、試合は力を抜くことなく素晴らしい試合だった。

中3日のブラジル代表に対して、中2日のオランダが3対0で勝利した3位決定戦。 

開始早々ロッペン選手がPA内に走り込む。 準決勝に出場できずブラジル代表敗退の原因の一つとなっていたチアゴ・シウバ選手が焦りのためか手を出してPK。 これをファンペルシー選手がきっちり決める。 前半17分には早くもオランダ代表が2点目を入れる。 後は守備を固め、ブラジル代表の隙をついてカウンター攻撃。

オランダ代表の前半で2点目を入れられたブラジル代表はあせれども空回り。 守備を固めるオランダ代表に対して、ブラジル代表の個人技では対応叶わず。 無得点。 最後後半ロスタイムにもオランダ代表が1点を追加し、3対0.

試合終了後のロッペン選手は今回のWCはすべてを出してやり切ったので満足と話していたのが印象的。

ドイツ代表対アルゼンチン代表の決勝戦。 絶対的守護神のGKノイアー選手を擁するドイツ代表は攻撃力、守備力、フィジカル、組織力といって総合的優位にたつチーム。 アルゼンチン代表は世界のメッシ選手をキャプテンに、MFとDF8人がほぼ守備にまわり突破してきたチーム。

この試合はそれぞれのチームが相手の攻撃の芽をつむという攻防。 メッシ選手の攻撃力に賭けたアルゼンチン代表はその素晴らしい守備からドイツ代表からボールを奪うと何回か攻撃のチャンスが巡ってくる。 いつもの試合なら決定していたシュートもドイツ代表のGDノイアー選手の前には少し弾道がそれるというか気持ちがひるんだかそれともギリギリを狙いすぎたか。 得点できず。 前半30分、左サイド、ペレス選手、メッシ選手とつなぎ、右のスペースでパスを受けたㇻベッシ選手がクロスをあげる。 走り込んだイグアイン選手が鋭いシュート。 得点かとおもわれたがオフサイドだった。 惜しかった。

ドイツ代表の攻撃を阻止するアルゼンチン代表のマスケラーノ選手、サバレタ選手をはじめ、ガライ選手、デミチェリス選手の獅子奮迅の働き。 得点ははいらずとも90分の攻防。 そして延長線。 延長線後半最後に若手のFWゲッツェ選手の投入が功を奏し、その得点で1対0でドイツ代表は決勝戦を制した。

2014FIFAブラジルWCの優勝国はドイツ代表。

ゴールデンボール賞、大会MVPはキャプテンとしてアルゼンチン代表を率い、決勝戦まで勝ち上がり、大会4試合でMOMに輝いたメッシ選手。

ゴールデングラブ賞、最優秀GKはドイツ代表GKノイアー選手。 

今大会は傑出したGKを擁するチームが多かった。 これからはもっとGKが注目を浴びることになる。 コスタリカ代表GKのナバス選手、メキシコ代表GKのオチョア選手、アルジェリア代表GKのムボリ選手、そして米国代表GKのハワード選手などこれからますます注目。

得点王はコスタリカ代表のロドリゲス選手。 2位はドイツ代表ミュラー選手。 3位はアルゼンチン代表メッシ選手、ネイマール選手、ファンペルシー選手。

アシスト王はドイツ代表クロース選手とコロンビア代表のクアドラド選手。

ベストヤングプレーヤー賞はフランス代表のポグバ選手。


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2014FIFAブラジルWC:準決勝2試合は全く対照的 [2014ブラジルWC]

2014年7月12日 今週は2014年FIFAブラジルWCの準決勝2試合: ブラジル代表対ドイツ代表、オランダ代表対アルゼンチン代表、が行われた。 そして台風8号の到来。 沖縄や佐渡などに記録的大雨。 

準決勝の2試合はすでに何回もTVで流しているので、印象だけ記しておく。

ブラジル代表対ドイツ代表は1対7という歴史的大敗を記したブラジル代表。 対コスタリカ戦でネイマール選手が負傷。 守備の要のチアゴシウバ主将をイエロー累積で不出場。 このイエローも対コスタリカ戦で得たもので、ブラジル代表はこの対コスタリカ代表との準々決勝でその力を使い果たしていた感。 ブラジル代表の攻撃の象徴であるネイマール選手を欠いたことで、ブラジル代表の残った選手はその穴を埋めようとより攻撃的な意識を全面に出していた。 そのため守備のダヴィッド・ルイス選手も守備の持ち場よりも攻撃に加わる動きが多く、その空間をドイツ代表に使われた。 守備の要のチアゴシウバ主将の代わりになる選手はいず、一度崩れた守備の陣形は最後まで立て直せず。 組織力と攻撃力でこのブラジルWCでも抜きんでているドイツ代表にいいようにやられてしまった。 気が付いていたら前半だけで4点。 4対0ともう勝負はついていた。 

翌日行われたオランダ代表対アルゼンチン代表の試合。 これは絶対負けたくないという気持ちで両チーム譲らず。 相手の攻撃、オランダ代表ではロッペン選手、アルゼンチン代表ではメッシ選手をいかに押さえ込むかとう戦術を練りにねってきた。 飽くなき相手の攻撃を止める努力、アルゼンチン代表のマスケラーノ選手のタックルのお手本ともいえる素晴らしいファイト。 何度となくオランダ代表の攻撃を止める。 オランダ代表のロッペン選手を2人がかりで挟み込んでの守備。 アルゼンチン代表がこのように地道な守備にたけているチームだとはこの試合で初めて知った。 メッシ選手の常に攻撃のタイミングをうかがっている様子。 オランダ代表の守備にほとんど攻撃らしい攻撃はみせれなかったメッシ選手だが、アルゼンチン代表のすべての選手がメッシ選手の攻撃に向けて、その間は無失点で押さえ込むという動きで統一されていた。 オランダ代表も勿論手をこまねいていたわけではなく攻撃の形はアルゼンチン代表より回数は多かった。 ただ的確なアルゼンチン代表の守備は付け入る隙を与えず。徐々に疲労の色が濃くなったのはオランダ代表。 

最後のPK戦になったが、その前の試合でもPK戦だったオランダ代表は不利に。 オランダ代表のPK用GK?にも選手交代枠を早々に使い切ったオランダ代表には交代させることはあたわず。 PK戦を制した瞬間アルゼンチン代表のなかでメッシ選手が最高に嬉しそうな表情を浮かべていたのが印象的。 一方、オランダ代表は敗れたが悔しそうというよりは全力を出し切っての敗戦ということで2010FIFA南アフリカ大会での決勝戦時のような悔しさを表すことはなかった。


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2014FIFAブラジルWC:準々決勝は死闘と厳しい現実 [2014ブラジルWC]

2014年7月6日 午前0時過ぎの2014FIFAブラジルWCの準々決勝 アルゼンチン代表対ベルギー代表の試合をTV観戦。 7月6日はブラジル代表対コロンビア代表、ドイツ代表対フランス代表の試合を観戦。 かなり寝不足な日々だが週末なのでなんとか対応。

アルゼンチン代表対ベルギー代表の試合は正直アルゼンチン代表の守備がこれほどとは思わなかった試合。 メッシ選手の動きに目が行ってしまい守備陣の動きはいつもは印象に残らない。 前半に速攻からイグアイン選手がボレー・シュートで先制点。 両チームとも相手のよいところを消しあう試合だったが、後半ベルギー代表の猛攻が始まった。 アルゼンチン代表はいつもよりは守備的にならざるを得なかったが、特にベルギー代表の大型選手投入の猛攻にはゴール前を死守する。 最後メッシ選手が中央を抜け出し、ベルギー代表のGKを1対1になったが、GKに阻止されてしまう。 最後のアルゼンチン代表の粘り強い守備で前半1点を死守したアルゼンチン代表の勝利。

ベルギー代表監督の試合後のインタビューで、「これがサッカーの厳しい現実」と答えていたのが印象的。

ブラジル代表対コロンビア代表の試合はこれは肉弾戦の死闘だった。 完全ブラジルのホームでコロンビアのアウェーの試合だったから選手がエキサイトするのは目に見えていた。 最初から荒いファウルが続いたが、この試合の審判はどちらかというと流すタイプ。 しかもブラジル代表のファウルには甘かった印象。 いらだつコロンビア代表の選手達。 どちらも勝ちあがりたい気持ちは熱く、拮抗した時間が過ぎる。 ブラジル代表の先制点はネイマール選手のCKにチアゴシウバ選手がボレー・シュート。 2点目もダヴィッドルイス選手の直接FK。 コロンビア代表はゴール前でPKを獲得。 蹴ったのはコロンビア代表のロドリゲス選手。 ブラジル代表のGKのセザール選手は名手として有名だが、ロドリゲス選手、蹴る前の助走でちょっとモーションをストップしてフェイントをかける。 セザール選手が右サイドに飛んだ瞬間にゴール左隅に決めた。

今回のWCはオフサイドは厳密になっているが、この試合でのコロンビア代表のセット・プレーでブラジル代表のGKが阻止し、こぼれたボールをコロンビア代表がもう一度ゴールにシュートした。 セット・プレーだったからゴール前には両チームの選手が最初からかなり密集していたがこれもGKが阻止した瞬間の両チーム選手の立ち位置でオフサイドをとられたがこれは正しいのか? こぼれ球処理なので継続プレーなのではとおもうが。

ブラジル代表のファウル数はかなり多かった。 勿論コロンビア代表のファウルもあったが。 特に中心選手のネイマール選手とロドリゲス選手へのファウルは容赦ない。 しかし試合開始からもう少し厳しくファウルをとってイエローを出していれば、最後のネイマール選手へのコロンビア代表のとび蹴りもおきなかったのでは。 これはネイマール選手の後ろから襲ったもので完全にイエローもしくはレッド・カードだったが、流す審判はこれをファウルともとらず。そのまま試合は続行され、ネイマール選手が倒れたサイドとは反対の位置での次なるファウル、これはブラジル代表からのコロンビア代表へのファウルだったがこれをファウルと認めている間に、TV映像はピッチで立ち上がれないネイマール選手を映す。 立ち上がるどころか即選手交代のサインで試合会場ではその深刻さを知ったのでは。 後半ロスタイム、試合会場はブラジルの完全ホームなので、すぐに試合を終了させるよう観客のコールが激しい中、最後の最後まで頑張るコロンビア代表。

最後敗れて涙するコロンビア代表のロドリゲス選手を慰めるブラジル代表で2点目の鮮やかなFKをいれたダヴィッドルイス選手。 コロンビア代表は敗れ去ったが、ブラジル代表もこの試合でネイマール選手を失った。 これはファウルの審判の甘いのを見て取ってファウルをしつづけた代償なのか。 この試合まともにイエローやレッドをとっていればピッチに残った選手は多分3分の2ぐらいに。

ドイツ代表対フランス代表はドイツ代表の周到さにフランス代表は押さえ込まれた感じ。 どちらも相手の良さを消しあう試合で尚且つドイツ代表の現在世界NO.1といわれるGKノイアー選手の前にフランス代表はゴールを奪えず。 ドイツ代表もシュートはあまり多くない。 そのなかでかなり後方からのセット・プレーのFKにフンメルス選手が巧みなヘディングで合わせてドイツ代表は先制点。 これを死守して逃げ切ったドイツ代表。

こうみると準々決勝の試合は必勝のための周到なプレイをするチームが勝利するということのようだ。 3試合のうち2試合の得点すべてセット・プレー。 しかも僅差での勝利。 どれだけ修羅場をくぐり抜けて勝利した経験を持つことも重要。 これがベスト8で敗退するチームにとって厳しい現実。

あと1試合オランダ代表対コスタリカ代表、寝ずに夜明かしになってしまう7月6日。


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2014FIFAブラジルWC:日本代表戦が終わってみて [2014ブラジルWC]

2014年6月28日  あれだけリーグ突破の16強は確実、8強をめざすとした日本サッカー協会とザッケローニ監督。 8強などは当然、優勝も射程距離内などとした本田選手と長友選手。

リーグ3戦無勝で終わったザック・ジャパンに対して、特に予選を突破し、アジア大会勝利以降の海外組優先と日本代表固定化、あたらしい選手を試合に呼んでも、確かほとんどベンチか使ってもせいぜい15分程度だったような状況を危惧していたサッカー観戦者にとっては何も驚くことはない。 正直ブラジルWCで日本代表が出る試合は面白くなかった。 オランダ代表、ドイツ代表、メキシコ代表、フランス代表などが出る試合のほうが迫力も断然違い、選手個々のプレーに感嘆。

6月27日に帰国した日本代表には本田選手と長谷部選手が含まれていず。 2006年のドイツWCのやはり3戦無勝の時にも物議を醸しだしたヒデこと中田選手も日本代表には加わらず現地解散。

自己のパフォーマンスを最優先する本田選手と中田選手。 どちらもサッカーというチーム・プレイの中心選手にすべきではなかったが、当時の記事や今回のWEBやスポーツ記事をみると、やはり本田選手もアンコントローラブル(御し難し)。 ザック・ジャパンも本田ジャパンじゃないかとかなりメディアからも揶揄されていたが本当だった。

Lalaは以前、2012年のロンドン・オリンピック大会で準決勝まで進んで4位となった関塚ジャパンのチームを今回の2014年ブラジルWCの中心にチーム作りをすべしと提言したことがある。 そのチームに必要なベストな選手を世代を超えて加えて再構成すべしと思ったが、その思いは今も変わらず。

確かに2014FIFAブラジルWCのアジア予選を最初に勝ちぬけたザック・ジャパンそしてアジア大会優勝は素晴らしいが、実際の本戦はほぼ2年近く間があったので、選手の有効な入れ替が必然的に必要になるのは目に見えていた。

スポーツ記事によると、ザッケローニ監督の本田選手への信頼が当時ゆるぎないので、選手選択、戦術などもかなり本田選手の意見が反映されていたらしい。 当時本田選手はロシアのリーグにいたし、イタリア・リーグのACミラン行を希望していた本田選手にとってザッケローニ監督の推薦は是非とも欲しいもの。 長友選手のインテル・ミラン行にもザッケローニ監督の後押しが決めてだったらしい。

2010年の岡田ジャパンも確か当時のキャプテンだった中澤選手が途中で長谷部選手に交代となったが、これは岡田監督の本田選手の選択と時期を同一にしている。 すなわち本田選手をある程度コントロールできるのは長谷部選手だったということ。

本田選手は有言実行型、悪く言えば大口たたきで結果を出すというタイプ。 現在のビジネスの社会でもプロセスより結果という資本主義の利益重視優先社会なので、常に結果を出さなければならない宿命を自ら招いたもの。

サッカーにおいてどの選手も好不調の波があるようだが、本田選手の場合、2010年南アフリカ大会で結果を出し、その勢いで2014年ブラジル大会への予選、アジア大会と結果を出し続けた。 その本田選手に対してメディアはもちあげてきた。 大口も有言実行とされ肯定されてきた。

その絶好調の本田選手を中心にチーム作りは行われた結果、本田選手のパフォーマンスをもっともよく出すまたは協力的な選手が残ったということのようだ。 

2013年には明らかに不調におちいり、(病気でもあったようだが)、それをどうにかACミラン移籍をはたし、2014年もその不調は変わらず。 パフォーマンスはもとよりフィジカルも落ちている。 本田選手は以前より精悍な感じは消え去りTVに映し出される姿はやつれたような印象さえあった。 胸板もうすくなり姿勢も前かがみ。

トップ下を死守したい本田選手はチームのためというよりは自分のためだった。 トップ下ならばゴールのチャンスは他のフィールドプレイヤーよりは多い位置。 確か対コロンビア戦でも前線のフリーになっていた選手に出さずに自分でドリブルで持ち込もうとしてボールを失ったシーンがあった。 その本田選手がパスをださなかったFWが呼ばれてもシュートが打てなかったといってチームに残れなかった大型のFWもいた。 フィジカルも強く、ヘディングも強く、シュートも強く打てるがボールが出なければその力量を披露する場も与えられなかったということ。

自分を経由してシュートすればアシストにもなるため、ミドルやロングで前線に縦のボールを入れる守備的MFも嫌われていたらしい。 自分の頭越しにボールが行きかうのは不満だということ。  ザッケローニ監督もやはりイタリアで監督を務めていたから戦術やオプション策はかなりあったらしいが、その選手選択を本田選手の意向が反映されたため、非常に限定的になってしまったということか。

本田選手のようなタイプの人間はチーム・プレイにふさわしくない。 当時の岡田監督はフィジカルの強さとボール・キープ力を買って抜擢したようだが、フィジカルの強さもボール・キープ力もなく、且つ、自分のやりたいポジションだけを死守した本田選手はこのブラジル大会で最も相応しくない選手だったようだ。 

ザッケローニ監督の人柄は選手口々に素晴らしいと湛えているが、監督として素晴らしい仕事をしたかというとかなり疑問が残ってしまう。 Lalaはザッケローニ監督のことをサッカーの監督というよりはビジネスマンだと思っていた。 サッカー監督としては何がしたいのかあまり外に発信もせず戦術も不明だった。 確か3バックに固執していたが。 しかも長友選手の移籍に関与ということでエージェントなのではないかとも思った。

どういう訳かわからないが、ザッケローニ監督は本田選手に肩入れしすぎた結果、はれ物にさわるような扱い、アンコントローラブルなことになってしまったということだろう。 イタリアのACミランに推薦した手前もあって本田選手をチームから外すこともできなかったのかも。

特別扱いだった本田選手、長友選手、長谷部選手と、それを苦々しく思って距離を置いていた選手達。 最後に加わった選手達。 これでは代表チームに必要な一体感、一丸となって試合に臨む態勢も醸成できない。 (ギリシャ代表のサマラス選手の対日本代表戦後のコメント、 「チーム一体となって突破してきた」というのは普通団体競技の試合の時にはよく聞かされるコメントだが、日本代表からはほとんどなかったコメント。

日本代表であるからにはその時点でベストなコンディションでテクニックもパフォーマンスも発揮できる選手で構成するのが日本代表チーム。 そのためにいくつかのシナリオを想定してチーム作り、代案チーム作りも同時に進行する必要がある。 プロのサッカー選手であるのなら召集されて、そのチームの戦術、連係プレイの取得に2週間程度でこなすことが不可欠と思うが、その準備がないまま突入した感がぬぐえない。

最後に招集された大久保選手も「合流から1か月、チームのスタイルが最後まで分からなかった」としているが、これが今回のザック・ジャパンのチームの破たんぶりを示している。


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2014FIFAブラジルWC:日本代表に引導をわたした22歳コロンビアのロドリゲス選手 [2014ブラジルWC]

2014年6月24日 早朝 2014FIFAブラジルWCのグループ・リーグの第3戦: 日本代表対コロンビア代表。 まったくあとがない崖っぷちの日本代表に対して、グループ・リーグ突破を決めているコロンビア代表。 8人の選手を入れ替えて対日本戦に臨む余裕。

コロンビア代表は主力ではないといわれても、ほとんどが海外組。 強いて言えば飛車角抜きの将棋のようなもの。 コロンビア代表の選手は体をまっすぐにたてて走るしフィジカル、スピードとも申し分なし。 日本代表の各選手は後がない必死さのためか前のめりで、フィジカル、スピードも劣っているのが一目瞭然。 もうこれで戦う前から両チームの力の差を明らかに。

不用意な今野選手の守備から日本代表はコロンビア代表にPKを与えてしまい、先制される。 それでも前半のロス・タイム、本田選手から右からゴール前にパスが出て、岡崎選手のゴールで1対1に追いつく。

後半は、コロンビア代表に飛車角2名の選手が投入される。 特に10番のロドリゲス選手の投入はコロンビア代表のチーム力を一段とアップ。 自在に動く10番の動きに合わせ、コロンビア代表の選手の動きが格段にスムーズに的確になる。 日本代表の中盤から奪ったボールを縦に、縦に動かし、素早いカウンダ―攻撃を鮮やか。 

何がなんでも得点し勝利する必要がある日本代表は攻撃をしかけシュート数は多いが、枠内に飛ぶのは少ない。 焦りが見て取れるが、コロンビア代表のDFに挟まれながらのシュートなのか、得点力にはならず。

コロンビア代表に2点、3点と得点を重ねられると日本代表の動きは急激に緩慢になった。 最後ロドリゲス選手に4点目を決められ止めをさされた。

一方、同時刻にコートジボアール代表と戦ったギリシャ代表。 ギリシャ代表も日本代表と同じ1引き分け0勝だったが、コートジボアール代表に追いつかれながらも、堅守を発揮し、中村俊輔選手のセルティックの元同僚サマラス選手がPKを獲得してそのPKを決め2対1で勝ちぬけた。

ギリシャ代表のサマラス選手が勝利後のインタビューに答えて、「チーム一体となって戦ってきた」と言っていたが、このコメント、日本代表の選手の誰も「チーム一体」とは言わなかったように思う。

Lalaとしてはザッケローニ監督と日本サッカー協会にレッド・カードを出したい。

ザッケローニ監督は2011年2012年前半の日本代表のチーム作りからそれから先のチーム作りを放棄したようにしか見えない。 何人かのお気に入りの選手、本田選手、長友選手、長谷部選手を優遇、最優先し、チーム全体の底上げはせず。 お気に入りの選手も席を確保した安心感からか、その後の2年でパフォーマンスは向上させていない。 停滞もしくは退歩している。

守備の脆さ、オプションの無さ、海外組固定化による選手間の切磋琢磨、連係、チーム力の向上にはまるっきり寄与しなかったザッケローニ監督のチーム作り。 それを放置した日本サッカー協会の怠慢、責任感のなさ。 どれだけJリーグ選手が日本代表に選出されたくてアピールしたが最後の1年はそれもあきらめからか熱意も後退。 これも選手力アップにマイナス。 これはレッド・カードだ。

コロンビア代表の代表監督は1か月に4人も変わったそうだが。。。(これは番組のなかでコメントされていたので審議は定かではないが)。。。代表チームがWCに向けて必要な監督、必要なチーム作りをする監督を追求するため妥協していないということが。 この真剣さが今回の日本代表には見られなかった。 


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2014FIFAブラジルWC:日本代表いつやるの???今でしょ!!! 何のための4年だ? [2014ブラジルWC]

2014年6月20日 朝出勤前に2014FIFAブラジルWC 日本代表対ギリシャ代表の前半の試合をTV観戦。 その後出勤。 勤務中に後半は職場の片隅に置かれたTVの音声で状況を知る。

勤務後、夜家で後半をTV観戦。

すでにこの試合へのコメントはWEBに満ち溢れているので、ここではLalaの感じたことを記す。

2013年の流行語だったのは、「いつやるの? 今でしょ!!!」。

これを今のサッカー日本代表におくりたい。 

このWCでの日本代表の戦いぶりの問題点は以前から指摘されていたものだった。 2011年2012年前半の多分ザック・ジャパンの絶頂期を経て、海外組、本田選手のトップ下固定でそのまま2年過ぎたWC準備期間。 親善試合や調整試合の相手はいつも、それもかなり格下だけを選んでいたような感じ。 それも選手に自信を与えるためらしいが。

本田選手をはじめ海外組の固定化で、戦術も戦略もストップ。 ワンパターン。 オプション無。 また選手の怪我や所属チームでの不調さもただ選手の回復や復調を待つというような消極的なザッケローニ監督のチームづくり。

相手の高さに弱くセット・プレーで失点を繰り返して来たチームでもその部分の補強もなし。

練習でできないことは本番ではできない。 練習でできていたとしても、やはり本番で100%できるものではないことは、競技スポーツや受験勉強や試験を経験しているものにとっては自明の理。

どの監督も代表監督を初めて経験するという時期はあるが、これほど準備期間がありながら何もしなかった監督はいないのではないか?  1年のほとんどを海外組選手の状況の視察に費やしたとおもうが、過去のWCの試合を観て研究したのかは不明。 

固定したために絶頂期を経て多くの選手のレベルがかなり衰えているのをただ選手本人が回復してくるのを待つというイージーな選択。 本田選手の鈍足はフィジカルの強さ(日本選手の中では)でカバーされてきたが、いまではそれも目立つ。 対ギリシャ戦では歩いている、ただ茫然としているシーンも多々。

日本代表にあるといわれていた俊敏な動きも個々の選手のフィジカルの調整プラス間合いを適切にキープする練習が必要だし、チームの攻撃力を生かすにはその選手にあったパスの配給が必要。 本田選手のパスも以前からキラー・パスをだすタイプではないが、この試合ではパス・ミスや目的不明なパスも多々。 みすみす堅守のギリシャ代表にパス・カットされていた。 FKも精度は落ちたし、CKもショート・コーナーばかり。 トップ下といっても、WCの2試合ではボランチかと見まがうほど、下がっていた。 このチームはラインの押し上げが効かず、トップ下もさがり気味なので、FWには必要なボールの配給が少ない。 これが攻撃力の無さになっている。 トップ下がワークしないから、両サイドのクロス頼み。 これも続けば相手に読まれてしまう。

香川選手もブンデス・リーガのドルトムント時代の力強さは見られない。 サッカーはチーム・プレイなので単独ではなかなかそのテクニックをキープできない。 試合勘も鈍り平凡な選手になってしまった。 

岡崎選手はマインツでワン・トップを張れるようになったが、日本代表ではいつも2列目。 日本代表に求められる全員守備に忠実に責務を果たしている。 やはり日本代表は岡崎選手のワン・トップ、その下に香川選手か遠藤選手がよかったのではないか。 それとも岡崎選手と大迫選手、大久保選手と柿谷選手の2トップでもよかったのではないか。

怪我で6か月も離脱した長谷部選手の代わりに本田選手をボランチにコンバートしても、攻撃力にもなった。

2008年からヨーロッパ・チャンピオン、2010年から世界チャンピオンだったスペイン代表にも年齢とまた同じ戦い方を継続したことからこのブラジルWCでは無得点で惨敗。 これはパス・サッカーでもそのタイミングに微妙なずれ、体幹に衰え、そしてシュートを決めるストライカーの欠如(たとえばバルサのメッシ選手のような)によるものだと思うが、これはかなりショック。 逆に4年間、必死でスペイン代表を打倒したいという志から切磋琢磨したチームが多いということ。

たとえばオランダ代表でロッペン選手などは(こちらがTVで見た感じだけだが)2010年の時は若年寄みたいだったが、2014年のピッチではより精悍になり、シュートの精度が増しそれにあの走力。 半端じゃない。 100メートルだと10秒3ぐらいのスピードらしい。

またファンペルシー選手は2010年には若造だったが、4年を経てかならず得点できる力強いストライカーに育った。 オランダ代表は2010年WCで決勝戦にスペイン代表に1対0で敗れているが、ロッペン選手は、その直後のコメントで、スペイン代表に対しては、いかなる手をつかってでも(多分危ないファウルも)勝ちたかったと漏らしていた。

メキシコ代表やチリ代表もしかり。 このチームをみるとGKもまだまだ開拓できるエリアだと感じる。

これらのチームのような飢餓感をもって日本代表は4年間鍛錬したのか? 日本代表監督は2014年のWCにむけて現在考えられるフィジカルもテクニックもコンディションもベストな選手を選択して、その必要な戦術をあたえたのか? 折角23名の選手がいながら、ほとんど使わない選手も多々。 選手交代も納得のものばかりではない。 対ギリシャ戦では守備に疲れが出てきた後半途中から、ドリブラーの斎藤選手を試すのもよかった。 ミドルも蹴れるし。

奢れるものは久しからず。

2011年2012年前半の勝利に酔いしれて、これでもう大丈夫とばかり日本代表の歩みはとまり、さらに退歩してしまったのではないか?

日本代表いつやるの???

今でしょ!!!

自分が選出されたばかりに、いま出されていない選手(Jリーグの選手達なども)は計8年も待たされることを自覚しているか? 日本代表の選手よ。


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2014FIFAブラジルWC:ドログバ選手に粉砕された日本代表、攻撃的サッカーは何処に? [2014ブラジルWC]

2014年6月15日 午前10時  日本代表のブラジルWCのグループ・リーグ初戦、対コートジボアール戦。

湿度が高く、小雨が降る。

コートジボアール代表のオレンジがピッチに映える。 コートジボアール代表の選手達は一回り体が大きい。 ワールドカップの戦いでコートジボアールの選手達は守備も確実で、パスもリズミカルにつないでいく。 日本代表の選手の動きは後手後手の感じで、なかなか前線にボールが入らない。 コートジボアール代表のパスまわしはミドルでもスピードもあり足元に収まる。 日本代表のパスは短めでコートジボアール代表の守備に囲まれると、もうもっていたくないというばかりに中途半端に蹴る場面が多々。 それですぐにパスカットされ相手ボールに。

特に中央ぐらいまではボールはキープできても、それから先がパス・ミスやコートジボアール選手の寄せに、大迫選手や岡崎選手にはほとんどボールが渡らない。

コートジボアール代表のヤヤ・トーレ選手は本調子ではないようだが、それでも日本代表は攻めきれない。 前半左サイド、長谷部選手、長友選手から出たボールにミートしたのは本田選手。 これで日本代表が先制点。

この1点を死守するのか。 ザッケローニ監督は攻撃的なサッカーを目指しているのだから続けて2点、3点とるのか。

後半、コートジボアール代表はドログバ選手投入。 日本代表も選手交代しているようだが。 ドログバ選手の投入でコートジボアール代表の選手はしまった。 チームの士気が高まっているのが一目瞭然。 右サイドからのカウンター攻撃で日本のゴールに突き刺さる。 それから2分も経たないうちに、同じ右サイドからほぼ同じ角度でまたもコートジボアール代表に得点を許す。

大迫選手に代わり大久保選手が投入されるが、全体が引き気味になって押し上げがされない日本代表。 前半の得点以外に出来の悪い本田選手を擁護するような選手交代。 パス・ミスや前線のFWにパスを出さないトップ下を続けて使うほど日本代表の力はない。 これではまるで、勝つためのサッカーとは言えない。 

FW登録の大迫選手、岡崎選手、香川選手がシュート・ゼロというのは、彼らにボールを出せなかった本田選手や守備的MFの責任だ。 FKも精度は悪くなっている。 どこが攻撃的サッカーだ??? 守備についても問題があるといわれつづけて修正しなかった日本代表。 最初から高さは捨てていた。 運動量も走力も多くない。 どうしても勝ちたいという気持ちも(実際は皆あると思うが)プレーに表れないから観客に伝わってっこない。 ワールドカップに出場するチームは皆相手チームを研究してくる。 これでは日本代表は意外と弱い。 脆い部分が多いということを知らせただけになったのではないのか。


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2014FIFAブラジルWC:ロッペン選手とファンペルシー選手の執念でスペインに5対1とオランダ大勝 [2014ブラジルWC]

2014年6月14日 午前4時  土曜日の早朝なので2014年ブラジルWCをTV観戦。 今回は仕事の関係で休みをとれないのでブラジルにはいけない。 職場ではかなり前から「行くんでしょ?」と声がかかっていたが、4月の時点で休みは無理とわかっていたので。

さて、スペイン対オランダの好カードがこんなに早く訪れるなんて。 2010年の南アWCの決勝戦以来の対戦。 ほとんど優勝候補であるというスペインに対して、オランダはあまり新しい選手が育っていないので強いチームとはいえども断トツとまでにはいたっていない。。。。とおもって試合の前半を観ていると、

まづ感じたことは、白いユニフォームのスペイン代表がほぼ均等に間隔をとってパス回しをするのに対し、忍者のような動きでスペインにプレスをかけに近寄るオランダ代表。 特にスペインのシャビ選手とイニエスタ選手にボールが渡るのを分断させるような動き。 ほぼボール・ポゼションではスペイン代表が圧倒的なのだが、ボール・ポゼションから攻撃に映る瞬間を阻止する動きに集中するオランダ代表。 

スペイン代表からボールを奪うと素早いカウンダ―攻撃、それもロング・ボールを蹴りこんで、オランダ代表の2トップ。 体の大きく勇敢なファンベルシー選手。 30歳になってもスピードが全然落ちなく突進するロッペン選手。

スペイン代表が最初にPKを得て先制点を決めるが、その直後、オランダのロング・パスに見事フライング・ヘディングをするファンペルシー選手。 オランダ代表が攻めて来るのを待ち受けるスペイン代表の誇るイケル・カシージャス選手はファンペルシー選手の足でのシュートに備えて、体を低く構えていたが、ファンベルシー選手の空中高くフライングする動きについていけず。 ボールは高く弧を描きながらゴールに吸い込まれる。 唖然とするカシ―ジャス選手。 長らく世界一と称されてきたGKだが、この唖然、茫然という表情はもしかしたらスペイン代表の選手の気分を体現していたのかもしれない。

このファンベルシー選手の同点弾がスペイン代表のプレイに大きな影響を与える。 ここ数年重要な試合はほぼ1対0で勝ち抜いたスペイン代表に、こんなにも早くに同点に追いつかれた展開は少なかったはず。 前がかりになるスペイン代表のプレイに冷静さがなくなる。

スペイン代表はパス・サッカーの権化だが、奪われると相手オランダ代表の素早いカウンターを恐れだす。 そしてGKカシ―ジャス選手にもらしくないプレイの続出。 ミスが重なる。 スペイン代表の守備陣もスペイン代表はパス回しで守備をするという感覚だから、ちょっと見にはDF陣は守備の動きも緩慢に見えるほど。 オランダ選手の動きとは明らかにことなる。

こうなると強いスペイン代表というよりは、オランダ代表のカウンターを恐れてプレイにも精彩がなくなり、スペイン代表からは得点に結びつくプレイが少なくなる。 オランダ代表の前線へのロング・パスが投げ込まれる。 ロッペン選手のピッチをトップ・スピードで駆け抜ける速さに緩慢な動きにしか見えないスペインのDF陣。

大量得点を許す結果に。 強いスペイン代表がいつものプレイをすれば勝てる相手だったかもしれないが、オランダ監督の周到なスペイン対策。 守備を厚めにして、スペイン代表がパスから攻撃に移る芽を極力つぶし、自分達の持ち味であるカウンター攻撃に磨きをかけ、スペイン代表を蹴散らしてみせたオランダ代表。

ファンペルシー選手やロッペン選手、そしてスナイデル選手。 どんな手を使ってでもスペイン代表に勝ちたいといっていた2010年南ア大会。 その攻撃力は見事にスペインに押さえ込まれ0対1で敗れたがその悔しさを晴らすために、自分達をパワーアップしたオランダ代表は、その攻撃力を見せつけた。

前半はほぼ試合をコントロールしていたスペイン代表だが、そのパスから攻撃に移るタイミングをつぶされた結果、その状況を打開する方法を見いだせず。 特に守備にまわらざる得ない状況下ではスペイン代表の動きは緩慢に見えた。 オランダ代表のここぞという時のプレーのスピードと力強さには完敗だった。

カシ―ジャス選手はレアル・マドリーではここ数年控えに回ることも多く、判断力とその動きの敏捷さに問題が多かったかも。長年無失点であった時とはまるっきり違った選手になっていた。


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対ザンビア戦のザック・ジャパン [2014ブラジルWC]

2014ブラジルWCの最後の調整試合3試合はアメリカで行われてTV放映されていても会社で勤務中。 やっと最後の3試合目対ザンビア戦は初めから観ることができた。

対ザンビアは初戦のコートジボアール戦を想定して組まれたようだが、正直調整試合3試合のうちこのザンビア代表が一番状態がよい強いチームだったようにおもえる。

前半のフィジカルの強さ、守備への素早さと巧みなパスまわーし、後手後手にまわる日本代表を後目に2点を先取。 ザンビア代表はブラジルWCの出場国ではないが、この試合への真剣度は半端ではない。 試合に対する準備も万全で、ザンビア代表監督は日本代表の最近の試合(5試合くらいだったか?)を研究してきており、選手にも対応策を授けている。

ザンビア選手の足が長いので日本代表が相手との間合いの取り方で半歩遅れるようにずれていく。

前半のザンビア代表の動きこそ、ザック・ジャパンの日本代表に見たかったものではないだろうか。

前半の終了間際、香川選手の右サイドからの攻撃が相手のハンドになり、PKで。 PKを蹴ったのは本田選手。 香川選手が得たPKだから香川選手が蹴ってもよかったのかも。

2点目は左サイドからミドル気味の香川選手のシュートがそのままゴールに。

3点目は途中出場の森重選手の右サイド駆け上がり、中心に素早くスピードのあるパス。 中央にいた本田選手がスライディングしながらゴールに蹴りこむ。

ザンビア代表の見事なミドル・シュートが日本ゴールに突き刺さり、3対3に。

最後、これまた最後にピッチに入った青山選手が、すぐさまロングボールを前線に放り込む。 右足でトラップした大久保選手が左足でボレー・シュート。 豪快。 スッキリした。

香川選手と交代でやっとピッチに立てた斎藤学選手は動きはよかったがあまりボールに触るチャンスはなし。

ザンビア代表と比較しても、日本代表の動きは軽快、敏速とはいえず、小刻みのパス回しもザンビア代表にお株を取られていた。 本田選手をトップ下に以前の前田選手などワントップを若手の柿谷選手、大迫選手に入れ替えただけで、ベストな状況だった2011年~12年から2年たった今、ザック・ジャパンはWCを戦う準備ができているとは思えない。

オプションも少なく、しかも故障、怪我などで23名のうち4名は満足な調整もできていない。 調整試合は6名まで選手交代が可能でやっと逆転して勝利した試合でが、WCは選手交代は3名まで。 しかも先制点を獲ったらあとは守備しまくって相手に得点させなければ勝てる。 どのチームもトップを目指し頑張ってきた4年間、勝ち上がることだけを目的にそういう試合がまっているはず。


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ザック・ジャパンは2014FIFAブラジルWCに向けて旅立った [2014ブラジルWC]

2014年5月29日 満面に笑みを湛えたザッケローニ監督に率いられて、これはどちらかというと元気のなさそうな23名のサッカー日本代表選手たち。 ザッケローニ監督のその嬉しそうな表情が何を意味するのか不明だが主役であるべきの23名の自信と覇気が感じられない表情が際立つ少し異様な出陣式。

前日のFIFA130位のキプロス代表相手に1対0という辛勝。 試合の内容はお粗末としかいえず、日本代表で最強チームといわれていたが、それは単に2010年以降海外移籍した選手が最多ということではないのか。

ザッケローニ監督が23名の選手を選出した時の基準によれば、この対キプロス戦で披露すべきは、岡崎選手、大久保選手、大迫選手のワン・トップで攻撃力を遺憾なく発揮すべきトップ下に本来のタレントを有した香川選手を配した布陣ではなかったのか。

すでにチェスカ・モスクワでの最後の1年はその攻撃力とパワーの衰えから、ボランチにコンバートされていた本田選手、ミランに移籍後もほとんど評価できないプレー。 確かに3年ぐらい前はシュート力もキープ力もあったが、この対キプロス戦では必要なフィジカルもシュート力も弱く、本田選手にボールがわたるともたもたとその攻撃のスピードを低下させる。 トップ下に必要な巧みなパスというのもなく、パス・サッカーと敏捷性で攻撃のスピードが大事とされる日本代表の攻撃の形には今一番不要なプレー。

内田選手の経験値がものをいった、ゴール前のこぼれ球を蹴りこんでの1点だけで、あれだけのシュート数がありながら、精度やシュートの力のなさからゴールを割れず。 機能していない本田選手を90分使いつづけたのは、本当は他の選手をトップ下と考えたことがないからなのではないか。 すでにピッチにいる香川選手をトップ下にうつし、本田選手を攻撃的な選手に交代させる布陣を試すべきだった。 そのレベルのオプションも用意していないのか?

稚拙なパス・ミスや、受け手が不明なクロスが多発されていたが、確かに岡田ジャパンまでの日本代表はクロスを使う戦術もあったが、ザッケローニ監督になってからはクロスやセット・プレーにはあまり重きをおいていなかったとおもう。

守備陣の脆弱さは相変わらず。 対キプロス戦に無難だったという評価は、ブラジルWCのレベルで通用するものではない。

異様な満面の笑みを浮かべ、キリンのCMに過去に例をみないほど出演しているザッケローニ監督。 これは一体何を意味するのか?


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