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悔し涙の中村俊輔、夏【休み】の宿題は完成まであと一歩 [サッカー]

移動日の空いた時間に買い溜めてあったスポーツ雑誌を拾い読みしていたら、Sportiva10月号に面白い記事が出ていた。5頁の左端に「9月7日国際親善試合オーストリアvs日本」として、ユーロ2008のプレ大会として開催国のオーストリアとスイスが4カ国対抗戦を主催し、この試合がユーロ2008の本大会で使用するベルテルゼースタディオンの杮落とし。 スタジアムは満員になると予想され、1994年から2002年までオーストリアリーグのグラーツを指揮し、2度のリーグ優勝をしているオシム監督は、名将として知名度が高く、今回がオシム・ジャパン初の海外遠征ということもあり、オシム監督にとっても、日本代表を率いてのお披露目というところ。 なかなか凄いではありませんか。 
今回のオシム・ジャパンの選手選考もかなり慎重で熟考の末ということは当然ですが、こうなれば、怪我の回復期に負担をかけたくないとしてとりあえず呼ばない高原選手、腰痛で戦線離脱だがオシムの申し子の阿部選手はスイス戦11日には呼ぶこともありえるなど、本来は現在の最強のトップ布陣で戦いところ。 松井選手と稲本選手は今回の召集が口頭試問のようなもの。 

中村俊輔選手も力が入っていると見えて、オーストリアに一番乗り。 9月2日のSPL第5節対STミレン戦はベンチで出場機会はなかった。 今季加入のマクドナルド選手、Sブラウン選手などの若手とここ調子の上がらなかったFWヘッセリンク選手が大活躍で5対1という圧倒的勝利。 昨季より選手層が一気に若返り、MFの層が厚くなり、ストラカン監督も中村俊輔選手のコンディション作りも兼ねて、休ませる選択。 第4節のハーツ戦で、走力、ドリブル・スピードも両軍合わせて最高の記録を誇ったことは、先のCL第3予備戦の2回目スパルタク・モスクワをホーム、セルティック・パークに迎えての試合にも現れていた。

8月29日のスパルタク・モスクワ戦はGKボルッチ選手(今まではボルツだとおもっていたが、現地のアナウンサーは、ボルッチと発音していた)がヒーロー。 中村俊輔選手は最後PK戦の2番手として登場したが、考えすぎてボールを急角度で上へ蹴り上げしまい、ボールはバーの少し内側にあたったものの、落下はゴールライン前で、失敗。 この失敗で、すごく凹んだということはスポーツ紙でも書かれていた。 GKボルッチ選手がスパルタクの2選手を止めて、スーパーファインセーブ。 アジアカップ2004の川口選手を思い出しました。 勝利に沸くセルティックの他の選手の喜びの輪に加わることなく、ロッカールームに一番に引き揚げた中村俊輔選手。 スポーツ紙によると悔し涙がこぼれたとか。 

スパルタク・モスクワには中村俊輔選手がイタリアのセリアAのレッジーナ時代の同僚のモザルト選手がおり、スパルタク・モスクワが同点に追いついたのもこのモザルト選手のCKをFWがヘディングで押し込んで1対1。 PK戦で中村俊輔選手が蹴る前のスパルタク側のキッカーがこのモザルト選手で、場所を交代する際に軽くタッチし合っていた。 チョット意識し過ぎたか?

試合全般は、何にしてもセルティックのFWのヘッセリンク選手の調子が悪すぎ。 何度かの中村俊輔選手のCKでも、ヘッセリンク選手のヘディングの鋭さや、的確な角度での対応がほとんど皆無。 セットプレーの精度は前季のセルティックの方がよかったような気がする。 かなりヘッセリンク選手めがけて他の選手もクロスを上げるがシュートに収まらず。 もう一人FWマクドナルド選手のシュートのほうが力強く、1点先取も彼のシュート。 スパルタク・モスクワは前半のパス回しは流石。 シュートもいいが、セルティックのGKボルッチ選手の好守にゴールを割ることは出来ない。 しかも、再三セルティックにラッキーな事(例えば、ボルッチがクリアし損なった、ゴール前15センチにこぼれたボールをセルティックの他の選手が蹴りだすとか、スパルタクの試合中のPKがゴールボストを叩いてしまったとか。。。。)が続いた。 

後半になって、中村俊輔選手がドリブル突破でボールをPAに持ち込んでスパルタクのGKと1対1になるシーンが2回を含めて、絶好の得点チャンスが3回作り出している。 以前には考えられない走力と意思。FWではないからGKとの1対1での対処の仕方にはまだ慣れや練習が必要と見えたが、他の選手が疲れで運動量が落ちた時間帯でのこの攻める気持ちや追いすがる相手DFに走り負けしないのは、前進。 2回目に走った時、シュートがGKにキャッチされ、シュートした中村俊輔選手はそのまま芝に倒れこんだが悔しそう。 中村俊輔選手の攻め込みにくらべるとスパルタクは前半よりあきらかに攻撃力が落ちていた。スパルタクの選手を追っかけて、追いついて、相手の踵を蹴って、防御も積極的。 これは相手のFKになってしまったが、大事に到らず。 

延長30分の試合前、Sブラウン選手とFWの2人にはトレーナーが脚を念入りにマッサージしていたけど、中村俊輔選手は疲れたのか、芝の上に座り、飲料をとっていた。 延長30分、やはり前半と同じように好機は何度かあったが、セルティックのFW不発。 中村俊輔選手あきらかに走力と運動量キープできていた。 

第4節のハーツ戦でも、積極的にゴールを取りに行く姿勢と、このCLのスパルタク戦での、後半での脅威の粘り、攻撃を仕掛けていく走力と運動量の充実、意図的に訓練している証。 ループシュートや、相手DFをファイントでかわすテクニックがあるのだから、このGKと1対1になった時の挑発的なかわしでシュートを決めるカカーや、Cロナウド、ルーニー、ロナウジーニョなど欧米の有名なゴールゲッターからテクニックいただいて、来年のWC予選までには是非完成させて欲しい。。。。


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