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CL第1節バルサ対セルティック、中村俊輔選手が試合後のミックス・ゾーンで [UEFAチャンピオンズ・リーグ]

2月20日のチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント第1節バルサ対セルティックの試合で、バルサのメンバーは良くぞここまで集めましたという選手ばかりだった。
3トップのFWはロナウジーニョ、アンリ、メッシ
MFはデコ、イニエスタ、ヤヤ・トゥレ
DFはアビダル、マルケス、ミリト、プジョル
GKはヴァルデス

この内、怪我等から出場しないのではと危ぶまれていたのは、アンリ、デコ、ブジョル、そして調子を落としているので選ばれないのではと言われていたのがロナウジーニョ。 

普通に考えて、例えばJリーグにこの中の一人でも選手として加わっていれば、それだけで優勝出来るかも知れないと期待できるレベル。 ひと昔前、ジダンやベッカムを揃えたリアル・マドリーはその綺羅星のごとくスターが集まっていたことから銀河集団と言われていた時期があるが、このバルサのメンバー(サブのFW: ドスサントス、エトー、グジョンセン、MF: シャヴィ、デュラム等も加えて)もブラジル、アルゼンチン、スペイン等サッカー強豪国でも名を馳せている選手ばかりで新銀河軍団と言える。 その選手達で構成されたバルサがこの試合でのパフォーマンスを、今季のベストの試合の一つ(多分まだ季中だから断定はしたくない)であると評したバルサの素晴しく華麗なパス・サッカー。

この流麗なパス・サッカーがもしかしたらオシムさんが日本代表に求めた理想形かもしれない。 

さて2月21日夜中のスポルトで中村俊輔選手はこの試合後のミックス・ゾーンでインタビューに応えていたところを放映していた。 ミックス・ゾーンではセルティック、バルサの選手達がそれぞれ記者のインタビューに応えている。 メッシの姿もチラリと映っている。 そして良く見ると、中村俊輔選手の左隅に、セルティックの試合に関するビデオを作製してUPしている人の良さそうなあのおじさんも映っている。 

 

中村俊輔選手のこの対バルサ戦での感想はすでに色々なメディアで取り上げているが、印象に残ったのは
・ (第一声は)疲れた。 (ボールを追って、走らされた、守備に奔走したので)
・ 仕事(=守備)の時間が長すぎた。 (その為、本来の仕事=攻撃に移ろうとする時に体力が落ちていた。 しかもセルティック側で守備の仕事ができていた選手が少なかった。) 
・ バルサは1人の選手が2人の選手の動きを見ることができている。
・ バルサは(後半の苦しい時間帯になっても)運動量や動きの質がまったく落ちない。
・ 攻撃もうまいが守備のコツも全員知っている。
・ この試合でサッカー観が変わりそう・・・
・ 試合結果の3対2よりも力の差が出た試合だった(セルティックのGKボルッチ選手のファイン・セーブで3失点ということ。 6,7点入れられてもおかしくない、バルサのゴール枠内のシュート数18本)
・ もっと前でプレイすればよかったかな・・・(個人よりもチームを重視しているので遠慮しすきか・・・)

中村俊輔選手はインタビュー開始後はかなり落胆した表情だったが、試合を分析するにつれて、かなり整理が出来たのか、顔が明るくなっていた。

同時にメッシの感想も放映していた。

メッシ: 難しい試合だったけど、勝ててよかった。 セルティックに2点先取されたけど、動揺はなかった。 追いつく自信はあった。

試合後の地元のニュースでは、やはりドナティ選手を先発出場させなかったことでストラカン監督は弁明を出さざるを得ない程、地元ではその采配に疑問視する声が出ている。 選手のレーティングでも、比較的評価された左側に比べ、右側はDFコールドウェル選手、SBカディス選手、守備的MFハートリー選手、右MF中村俊輔選手など平均点以下。 如何に劣勢な状況で中村俊輔選手が戦いを強いられたかが想像できる。 冷静に試合を振り返れば、メッシに2点決められたのは同じコース、セルティックの左側の守備は甘かったともいえる。 守備だけで言えば、昨季のチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメントの対戦相手ACミランの時の方が良かったかもしれない。 ただ選手がかなり入れ替わっているので単純な比較はできないが。

バルセロナではラポルタ社長がこの対セルティック戦で決勝ゴールも含め2点を決めたメッシ選手を「バルサはメッシのために(作られたチームであり)、メッシはバルサのために(つくられた選手である)」と最大限の賛辞で賞賛している。 そして生涯バルサの選手として残ってくれることを望んでいる。 更にスペインでプレイする南米出身のベスト選手賞(EFE賞)にメッシが選ばれたと最新ニュースでは出ていた。

これからバルサはますます調子を上げていくのか? カンプノウでの試合は3月4日。 セルティックも態勢を立て直して、一矢報いたいところ。 個人個人の能力の違いと組織での統制が取れているバルサは、チャンピオンズ・リーグの今季のビッグ・イヤー・ウィナー(何でビッグ・イヤーと言うかというと、優勝カップの両端に取っ手がダンボの耳のように大きくせり出ているから)になる可能性は非常に大きい。

中村俊輔選手のこの試合での評価はどれも厳しいものだらけだが、こういうコメントも見られた「試合前から非常に注目された選手の一人だが、世界中に放映され、大勢の観衆が見守る中で、彼本来の輝きを発揮出来なかったのは残念」と。


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