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スコッティッシュ・カップ対アバディーン戦再試合:多彩なプレイを見せた中村俊輔、それでもセルティック0対1で敗退。 [サッカー]

3月18日午後7時15分。 セルティック・パークで、スコッティッシュ・カップ、クォーターファイナル目指して、前試合1対1の引分けに終わった、対アバディーン戦の再試合が行われた。 

前半、開始早々得点チャンスをお膳立てするのは中村俊輔選手。 本人も個人的には好調というだけあって、前半だけでもアバディーン選手にヘディングでボールを競り勝つシーンは4度。 またディフェンスにもさえをみせ、自陣に深く蹴り込まれたボールをダイレクト・ボレーで打ち戻す技も見せる。

右SBヒンケル選手や右守備的MFスコットブラウン選手との連係もよく、再三前線にスルーパスを繰り出す。 また久しぶりに左守備的MFとして先発したドナディ選手が中村俊輔選手にパスを出し、それが前線のFWヘッセリンク選手やマクドナルド選手にシュートチャンスを数多く生み出している。 

FW陣はヘディングやシュートまでもっていけるのだが、最後のゴールを狙うための精度は上がっておらず、それが、殆どボールを支配しながら、得点に結びつかない原因になっている。 アバディーン選手は自分達にボールがくると、結構パスワークも堅実だが、なかなかそういうチャンスはこなくて、カウンター狙い。

前半17分、ヒンケル選手からヘッセリンク選手にパスがでるが、アバディーン選手のディフェンスに囲まれ、ヘッセリンク選手が中村俊輔選手にパスを出す。 それを中村俊輔選手、アバディーンのDF3人に囲まれながら、シュートするも、ゴール枠をそれる。

その5分後、ドナティ選手から中村俊輔選手にパスがでると、それを前線にヘッセリンク選手に絶妙のスルーパス。 それでもヘッセリンク選手決められない。

前半33分、右CKから中村俊輔選手ピンポイントクロスを上げるが、マクドナルド選手のヘディングは逸れてしまう。 相手DFがクリアしたボールを右サイドで拾った中村俊輔選手が再度ゴール前にクロスをあげるも、得点に結びつかず。

前半39分、見事なスルーパスが中村俊輔選手からゴール前にいたヘッセリンク選手に出ると、相手ディフェンダーを背負っていたヘッセリンク選手はヒールパスを選択。 そのボールをマクドナルド選手がかなり至近からゴールに蹴りこむが、ボールはそれてしまう。 マクドナルド選手のゴール前の嗅覚の鋭さで、今季得点王に驀進してきたのだが、ここ数試合シュートがゴールに結びつかず、シュートの鋭さもなく、角度もかなり悪い。

前半終了間際、セルティックのキャプテンでCBマクマナス選手がGKボルッチ選手へのイージーなバックパスが、最後まで粘るアバディーン選手のゴールを狙うシュートをさせてしまい、あわや失点というところを、ボルッチ選手の素早い反応で、キャッチ。 

このあたり、ヘッセリンク選手と中村俊輔選手を除き、20代前半を主体にした今季のセルティックのチーム作りが、危うさを露呈してしまった格好。

後半もほぼ似たような展開。 圧倒的にボール・ポゼションをしており、ほぼワンサイド・ゲームになっており、時折アバディーンのカウンター攻撃というのだが、アバディーンはセルティックの攻撃に必ず2人でディフェンスをするなど、手堅い防衛。 例えば、中村俊輔選手がボールを持てば、3ステップ目にはプレッシャーをかけにくるのが2人。 それは左MFマクギディ選手がドリブルに入る場合も同じ。

後半23分。 右CKを得たアバディーンがクロスをゴール前に入れる。 セルティックはヘディングでクリアするものの、少し短めのクリアになり、セカンドボールを丁度、ゴールとセンターランインの真ん中あたりで拾われ、パスが中央を通る。 セルティックの選手はゴール前に密集していたのだが、アバディーンのパスを防げず、その密集していた後ろ、ゴール前にアバディーンの選手がおり、通ってきたパスを難なくシュート。 ゴール。 距離が近すぎて、GKボルッチ選手何も出来ず。 

その後、反撃するも、セルティック得点できず。 最後終了間際、左CKを中村俊輔選手が蹴ったのを、ゴール前に詰めていた選手よりも一歩離れていたところに上がっていたGKボルッチ選手が、前に飛び上がって頭に合わせヘディングするも、惜しい。 ゴールならず。 試合終了。 アバディーンの選手のほうが、ボールへの執着心が感じられた試合。 それにしても、ここ3試合、ほとんど同じパターン。 

8月から2月まで、結構大量得点をして勝利してきたセルティックだが、ここ3試合は点が取れない。 いままでが楽に勝利できたために、苦しい展開になったときの対応がワンパターンになっているのか。 中村俊輔選手、多彩なプレイを見せて頑張っていたが勝利に結びつかなかった。 

昨季もチャンピオンズ・リーグ決勝TでACミランに敗れた後、セルティックは何試合か、負けや、引分けがつづいた時期があった。 その時はレンジャーズとの勝ち点にかなり開きがあり、最終的に中村俊輔選手の得意のFKで勝ち点をもぎとって、リーグ優勝になった。 今季もチャンピオンズ・リーグ決勝Tでのバルセロナ戦後、やはり同じような状況だが、レンジャーズが、手堅い試合展開で首位を走っているので、ここ数試合で決着がつきそう。 何とか、打開策を打ち出して頑張って欲しい。


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