中村俊輔のグラスゴーでの“サッカー漬け”の日々 [サッカー]
さて、エスパニョールでは中村俊輔選手獲得でかなり盛り上がっている。 バルセロナの地元紙はもとより、マドリード・ベースのスポーツ紙でもほぼ連日のようにとりあげられている。 これからはスペイン語も習わねば。
一方、中村俊輔が去ったグラスゴーでも、何かしらニュースになっている。 そのなかで、インタビューを受けた日本人の記者らしい名前入りの記事がDaily Record.co.ukに出ていたので要点をご紹介。
タイトルは「(中村の)友達が語る、中村俊輔は外に飲みに出かけるよりも、家であのレンジャーズ戦での(自分の)ゴールを見るのが好き」
ゴードン・ストラカン監督よりも、他の誰よりも、グラスゴーでの4年間で、中村俊輔に最も近しい友となった記者の中島大輔氏が語るところによると、中村は家で自分のプレイをビデオで見るのとペンギンが好きとのこと。
一日中、あのレンジャーズ戦での自分のゴールを繰り返し見ていた日もある。
中村俊輔がスコットランドで暮らした4年間で、外出というのは、エジンバラの動物園に家族連れで出かけることぐらい。 あのデビッド・ベッカムとは大違い。
中島氏は中村俊輔の20人ほどの取り巻きの一人で、連日グラスゴー、セルティックではどこにでも取材してついて回った。 そのうちの4人は日本からスコットランドにも派遣されていたとのこと。 中島氏はグラスゴー在住の日本人。
中村俊輔は隠さなければならないような(酒を飲むとか馬鹿騒ぎするとか)ことは何もしない。それどころか、真のプロ・サッカー選手だ。 あの対レンジャーズ戦で、素晴らしいゴールを上げた翌日、BBCが流したTV映像をズウ~っと一日中繰り返し眺めていた。 例えば仲間が集まって、X-Boxでサッカー・ゲームに興じるような時でも、隣の部屋に一人籠って自分のゴールを見ている。
中村は自分自身をサッカー・ボールで表現する。 彼はとっても聡明な人間で、彼の周りで起きていることを察知する能力に長けている。 だから言葉はあまり彼にとって障壁にはならない。
中村は真のチーム・プレイヤーで、パス・サッカーに生きがいを感じている。 事実、彼はサッカー漬けだ。
中村は有名デザイナー・ブランドのショッピングをすることもなければ、セルティックでの試合以外に出かけることもあまりなく、家族と過ごすことを好む。 スコットランド滞在中は、ロンドン、パリには出かけた。 エジンバラの動物園に家族と出かけて、ペンギンが可愛くて気に入ったといっていた。
恥ずかしがりや有名な中村俊輔は、スコットランド滞在中あまり英語はしゃべらなかったし、通訳をいつも側に置いていて、選手のロッカー・ルームにも通訳を連れて行っていた。
中村はスコットランドでの選手として時間を楽しんでいた。 いつも選手として前進しているといっていた。 一方、スコットランドのサッカーがもっと良くなるためには、もっと世界基準の視点で見る必要があるともいっていた。 もっと外国人の監督を雇って、より複雑なトレーニング方法を取り入れてパスや戦術などを学べば、もっと前進すると。 セルティックの選手達は試合に向かうバスの中でも、フィッシュ&チップスとエル・ブリュ(スコットランドの炭酸飲料)を飲むが、こんなことは日本ではありえないと。
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