元イタリア代表監督、アリゴ・サッキ氏の語る2010南アWCグループ・リーグの展望 [サッカー日本代表]
週刊サカダイの12.22号の記事のなかで面白かったのは元イタリア代表監督、アリゴ・サッキ氏の2010南アWCのグループ・リーグの勝ち抜き予想。
かなり緻密な分析で、興味ある方はこの号を買っていただいて、競馬予想のような◎、〇、△、×をつけてある。 ◎は本命、〇は対抗、△は穴、×は大穴としているが、Lalaの印象では、◎本命、〇2位通過、 △ダークホース、×予選落ちという感じ。 選手や監督はサッキ氏が認めている人達。 赤字は特に褒めている選手
グループA フランス◎ リベリ/グルキュフ/アンリ チームの成長曲線が鈍化
メキリコ〇 ドス・サントス チームの完成度は高い
南アフリカ△ パレイラ監督=トーナメントの勝ち方を熟知
ウルグアイ× フォルラン チームは個の力を組織力に還元できていない
グループB アルゼンチン◎ メッシ=チームでは凡庸な選手に成り下がる マラドーナ監督=明確な方向性を示せずチームを迷走させている
ナイジェリア〇 オビ・ミケル チームはフィジカル能力に優れる
韓国△ チームは豊富なスタミナと組織力
ギリシャ× チームは相手の嫌がるようなサッカーをさせたら超一流
グループC イングランド◎ カッペロ監督=カッペロ以前とカッペロ以後で、イングランドは劇的な変化を遂げた。 テリー/ランパード/ルーニー=組織のために戦えるタレント アシュリー・コール
アメリカ〇 チームはどんなチームにとっても戦いにくい厄介な相手だ。 抜きん出た技術があるわけではないが、走力などフィジカル能力は相当なもの。
スロベニア△ 強豪ロシアに勝利したこと自体が奇跡のようなもの。ヨーロッパ勢のなかで最も力が劣っている
アルジェリア× アフリカ勢では最も力が劣っている
グループD ドイツ◎ チーム力はおだやかな下降線、(正直自信はないが)DNAには勝者のメンタリティが刻み込まれている バラック/クローゼ/メスト・エジル
ガーナ〇 エッシェン/アッピアー/ムンタリ ガーナの最大の武器、この中盤と真っ向からフィジカル勝負を挑むのは無謀
セルビア△ ラドミール・アンティッチ監督=何よりも重視するのは適材適所の人員配置 スタンコビッチ/ヴィディッチ=高さを活かしたセットプレーも、実によく訓練されている。
オーストラリア× 総合力でやや見劣り
グループE カメルーン◎ 爆発的なフィジカルパワーと戦術的規律もしっかり根付いている エトー/ジャン・マクン/アシル・エマナ ル・グエン監督 チームは中盤から前には魅力的な人材
オランダ〇 第1シードに入ったが現在のチームにはそれほどの力はない
日本△ 日本のサッカーは飛躍的な発展を遂げている。 フィジカルが弱く、国際大会を勝ち抜く狡猾さもまだないが、技術レベルはアジア屈指。 今大会で何か大きなことをやってのける可能性は十分あるはずだ。
デンマーク×
グループF イタリア◎ 現在のアズーリに、ブラジルやスペインのような魅力的なサッカーはできない。 マルチェロ・リッピ監督=彼の存在こそ、イタリアの最大の強み もうひとつの強みが、伝統だ。 ここ一番で必ず結果を出す勝負強さは、イタリアとドイツにしかない伝統だろう。 トッティ=イタリアに現存する唯一のファンタジスタ ジェラルディーノ=持ち前の嗅覚と決定力
パラグアイ〇 チームは攻守にバランスに優れている
スロバキア△ マレク・ハムシク
ニュージーランド× 参加することに意義
グループG ブラジル◎ ドゥンガ監督=勝利至上主義に徹したチーム作り フェリペ・メロ/ジウベルト・シウバ/カカー/ロビーニョ/ファビアーノ 「規律と組織」がしっかりと根付いている
コートジボアール〇 ドログバ このチームの懸念は絶対的な守護神の不在。 前線の爆発力は出場32カ国のなかでもトップクラス
ポルトガル△ クリスチアーノ・ロナウド チームは勝利への最短コースをわざわざ回避し、いつも遠回りしている印象。 決定力不足。
北朝鮮× 明らかに格が落ちる
グループH スペイン◎ バルセロナという強力なベースがあるから シャビ/イニエスタ/ピケ/プジョル ポゼッションを重視するバルサ・スタイルが、自然な形で代表チームに浸透。 昨今のバルサの隆盛と、スペイン代表の隆盛は決して無関係ではありえない。
チリ〇 マルセロ・ピエルサ監督=分析力に長けたサッカー哲学には共感する部分が少なくない。 敵を自陣に押し込めるプレッシング・スタイルが、どこまで通用するか。 今後のサッカー界を占ううえでも非常に興味深い。 アレクシス・サンチェス
スイス△ 非常にコレクティブな好チームだが平均点の選手の集まり
ホンジュラス× 草刈場
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