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継続は力なり:"Let's Hail Shunsuke Nakamura!"070615 [サッカー]

中村俊輔選手が高原選手とともに、7月から始まるアジアカップの日本代表に選出されたという発表があった。 万歳! やった!!
ここ何年も俊輔選手の出場する試合は可能な限りほとんど、大きな中村俊輔名前入りフラッグをホーム・サポーター席の最前列で振り回しているスタミナSさんは、コロンビア戦後間もなく、早々とベトナムでのアジアカップの応援ツアーに参加するとメールでいってきた。 応援旗だって、必要なら手縫いするほどの筋金入り。 スケジュール表と長い間にらめっこしたが、7月は多分仕事で休むの無理そう。 うらやましい。
先週初めにでた"Number Plus-2006-07 European Football Final欧州サッカー完全読本「彼らの真実。」"
カカ/インザーギ/ジェラード/トッティ/C.ロナウド/エトー/ドログバ/ベッカム/ロナウド/ジダン/中村俊輔/高原直泰と豪華メンバーで写真が素晴しいし、どの記事も世界のサッカー記者の力作ぞろい。 表紙に掲げられた選手以外にも、マテラッティが同じ扱いで特集されている。 中村俊輔選手に関する記事は66頁からストラカン監督のところまで79頁。 (画像はPHOTO ALBUMに移しました。 大きな画像はそちらからどうぞ。)

中村俊輔「CL全試合を語る」(記事は豊福晋さんが執筆―FIFAの記事も部分的には豊福さんの俊輔評をうまく引用していた)
俊輔の言葉:
「よかったよ。初戦がいきなりオールド・トラッドフォードで、相手もマンチェスターU。試合前にあのCLの音楽を聴いて、モチベーションが上がってきて・・・・。ああ、ピッチ上でこの曲を聴ける日本人はあまりいないんだな、と。これから90分集中してプレーできればいろんな事を得られるなと思った。いい事しかないから、マイナスのことはない。ただうれしいという感情だった。でも外から見てるよりも実際に試合に出てる方がどきどきしないと思ったね。見てる方がどきどきする。『自分が入ったらどうなんだろう』とか、『あのスピードにはついていけないな』とか、いろんなことを考えてしまう。やってる方がいい」


「ギグスはMFというよりもほぼFWの位置にいた。彼はボールをどう繋ごうかというタイプじゃない。とうやって右SBの裏を取って抜けて点に絡むか、ということしか考えてなかった。守備もあんまりしないしね。でもギグスを見て、ビッグクラブはそれでいいのかなと思った。どのポジションにも攻める人、守る人のスペシャリストがいる。何かのスペシャリストになること。そのあたりが自分もこれから磨いていかなければいけないとこかな。あれもできてこれもできてという多様性、ボリバレントな能力も必要なのかもしれないけど、ああいうビッグクラブになればそんなことよりも、『俺はこれが得意なんだ』っていう、世界一のものを皆が持ってる。それを戦術で合わせていくのが監督だったり、選手だったり。俺はこれだっていう武器を増やしていくのも、長所をグンと伸ばしていく作業もやっていかなければと感じた。そういう選手がいるから、いろんなところでゲームが決めれるんだと思う。それがマンUの強さ」 

「(スコールズのこと)試合中ずっと見てた。今までのボランチというのは、2ボランチだったら一人がガチガチ守って、もう一人が組み立てなど攻撃的なプレーをしていた。でもスコールズはその両方をもっているという感じ。ゲームの運び方、中盤でのボールの運び方が上手い。ワールドカップのときに、俺はよくCB3人とボランチとアウトサイドでピッチの半分までは持ってきてほしいと言っていたんだけど、それがマンUだとDF4人とスコールズだけで半分までもってくる。ハーブウェーラインまでボランチと4バックのボールの運び方が日本と違う。いい選手はやっぱり試合中でも見ちゃうね。今ボールはここにあるのに何であの選手は走ってんのかなとか、サイドバックの位置はどこかなとか。準決勝のミラン対マンUはピルロとスコールズがボランチの位置にいて面白かった。ピルロとスコールズはパスの受け方や回し方が違う。ピルロの方が一発の展開力はあるけど、スコールズの方が前でFWと絡む。シュートもあるし、速い。得点力もある。


「判断の速さはまあまあだと思う。次になにをしなければならないというのは一番重要なことだからね。何故ここでトラップしたのかというのは何か目的があるわけだから。そういう判断の速さと選択はこのレベルで通じる部分だと思う。あとはシュートまでもっていくドリブルの形とか、その速さっていうのはまだまだ。ゴール前でシュートまで行く形はやっぱり持ってなければと感じた。今までは中盤のボールの回し方とか頭とか体とかを使ってた。今度は前線でFWの動きができるか。あとはロングシュートとかね。ないものねだりになるけど、そうやってかないと選手として成長しない」
「一番は世界のレベルを知れたこと。自分が何をしていけば置いていかれないとか、これから追いつけるとかが分かった。環境が伸ばしてくれるのもあるけど、自分でそうやって触れた試合が8試合あった。ワールドカップもそうだけど、それが今の俺の基準になってる。これを活かして成長したい。活かさないとサブの選手と同じになるし、試合や大会に出てない人と同じになるから」


ストラカン監督の言葉:
「あのファーストタッチだ。私はそれがいい選手かどうかを決める点だと考えている。どんなタイプのフットボールをしようとしても、ファーストタッチがよくなければ成功しない。魔法の足。トッププレーヤーしか持ちえないものだ。私はナカに攻撃面で自由を与えた。規律のある自由だ。私が言わなくても、守備時には右サイドバックをサポートして相手のチェックに行く。彼は今季ピッチ上で誰よりも長い距離を走った。我々の手元に届くデータがそれを証明している」
「ナカを左サイドに置いたのはC.ロナウド対策だったか?ふむ。昔のことだ。もう忘れたよ(笑)。。。ナカもそう言っている?彼がそう言うのなら仕方がない。その通りだ。当然ながら我々にとってC.ロナウドは脅威だった。サイドで彼を止めることは必須だった。ナカは運動量もあるし、守備面でも十分に貢献できることをそれまでに証明していた。。。C.ロナウドにもルーニーにも簡単にプレーさせなかった。あの試合は難しい試合だった。戦術で固められた試合だ。ナーバスで、ディテールが試合を支配していた。純粋なフットボールという観点で言えばいま一つだったが、もちろん結果は最高だった。我々はグループ突破を決めたし、ナカのFKは素晴しかった。彼には大きな自信がある。だからああいった大場面で試合を決めることができるんだ」

「中村はピッチ上の誰よりも走っている。黙々と、寡黙に。彼は静かだ。しかし常に決定的な仕事をする。”ああだこうだ”とピッチ上でうるさい選手もいるが、ナカは黙って闘志を見せる。彼は今季さらに成長したよ。フットボーラーは16歳、26歳、36歳と、どんな年齢においても何らかの点において成長することができる。ナカだけではなく、マクマナスもヘッセリンクも今シーズンを通して成長した。彼らがチームを引っ張ってくれたから良い結果を出すことができた」

記事はロングインタビューで、10分の1程度しか紹介できません。 サッカーファンは必見です。 機会があれば、サッカーする姿が美しい、カカー、C.ロナウド、ドログバなども紹介したい。 取り上げられている11人の本当に素晴しいショット満載の永久保存版!!!


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