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SPL対グレトナ戦―肉弾戦に手こずるも勝利への執念みせた中村俊輔! [サッカー]

10月7日SPLセルティクはアウェーで昨季2部から昇格してきたグレトナとの戦い。 前日までの予想では、左膝側靭帯の傷を癒すため、20日のグラスゴー・ダービー対レンジャース戦まで休養するみたいな話だったが、蓋を開けてみたら、中村俊輔選手はいつもとは異なる左MFとして先発出場。 

対グレトナ戦はセルティックにとって難しい試合になると予想されていた。 それは欧州CLでACミランを破った事で、リーグではあのセルティックに勝つという事は特別な意味が付加され、非常にモチベーションが上がっている。 しかも欧州CLと各国代表を抱えているセルティック(レンジャーズも)の選手は結構疲労が溜まっている。 

グレトナは中村俊輔選手がセルティックに加入した当時の荒々しいスコットランド・サッカーを展開してきた。 それは相手選手に対して容赦ないチャージをかけてくる肉弾戦。 そのため、セルティックの選手は欧州CLでファールの基準に気をつけている様子なので、洗練されている身のこなしが、グレトナの餌食になっている。 中村俊輔選手は左MFとして後ろの左SBネイラー選手との動きの連系がいまひとつ。 試合開始早々、ネイラー選手がボール処理して反転し、思い切って強いパスを出したところ、中村俊輔選手がボールを追ってネイラー選手との間合いを詰めてしまい、ボールは思いっきり中村俊輔選手の顔面を直撃。 至近距離からの被弾で、思わず、顔を抑えてピッチの上に倒れこむ。暫く置きあがれない。 医療スタッフが心配して覗き込む程。

ハートリー選手が早々にハムストリングの怪我で選手交代。ケネディ選手に。その後あの勇猛果敢なSブラウン選手も相手ファールを受けて、空高く放り投げられ、受身もとれずにピッチに背中から叩きつけられたり、疲労からか、CBコードウェル選手も脚、膝が気になるらしく何度も手で触っている。 セルティックの攻撃はグレトナ選手達のチャージにあい、PA近くから先が、パスミスや、誰もいない場所にパスを出すなど、低調。 

中村俊輔選手はそれでも随所にいいプレイを見せる。 ラインぎりぎりでのボール処理や、相手選手に負けないでヘディングで競り合ったり、体をうまく入れてボールを奪う。 後陣にいたとおもったのにいつの間にかPA付近に上がっており、ボールを受けると、相手DF2名のディフェンスを受けながらシュートする。特に前線で、マクドナルド選手と組んでワンツーでパス交換しながら攻め上がる形を見せる。 今回は中村俊輔選手からのリターンパスを受けたマクドナルド選手が相手にボールを奪われ、最終シュートまでは行かなかったが、かなりスピードを出したワンツーなので完成形が楽しみ。 

前半37分、グレトナがFKを直接ゴールして1点先制される。 FKの時の壁つくりの際に、GKボルッチ選手が”マッシモ!”と大きな声でドナティ選手に指示を出していたが、結局一番左端(画面からみると右端)に立っていたドナティ選手とゴールポストの隙間を狙われ、低めのボールはドナティ選手の横を巻くように、ゴールポストの前でバウンドしてそのままゴール。 ボルッチ選手はその弾道が見えなかった為か、アクションもとれず棒立ち。 グレトナのサポーター達は大喜び。 

後半、いつもの右に中村俊輔選手が入ったことで、セルティックは攻撃のリズムが良くなるし、相手PA内での戦いが多くなる。 それでもグレトナはセルティックの選手の足元に果敢に襲い掛かり、ボールをとりに来る。 中村俊輔選手のFKのチャンスは3度はあるが、いつものシャープさは見られなく、相手の壁にぶつかったり、逆に少しソフトな弾道になる。 それでもCKはかなり良くなっている。 膝の回復でもう少し調子が上がって欲しい。

ケネディ選手がオブライエン選手に交代。 何度かファールを犯したドナティ選手がヤロシク選手に交代。ヤロシク選手はFWでもMFでもこなすが、ドナティ選手はボランチだったので、どうも中村俊輔選手が少し下がってケアしている様子。 後半40分にキレン選手のヘディングで1対1にすると、その後試合終了間際に、中盤より少し後ろから中村俊輔選手がゴールを狙ってロング・シュートを放つ。 そのシュートをグレトナのDFがヘディングでクリアしたところ、マクギディ選手がシュートしかけたボールがパスになり、それをマクドナルド選手が押し込んで勝利弾。 マクドナルド選手体も大きいほうではないが、いつもFWとして嗅覚がいいのかゴール前のポジション取りが非常に上手い。 日本代表の佐藤寿人選手も真似たらいいと思う。

フィジカルで威勢の良いグレトナにやっと勝利したセルティックだが、途中であきらめない勝利への執念が感じられて、チームとしていい方向に向かっている。

スコットランド代表のハートリー選手とコールドウェル選手が怪我をしたので、地元の記事はそちらの心配が大きい。


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