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オシム監督より通信簿が渡されていた中村俊輔選手 [サッカー日本代表]

日本経済新聞はオシムジャパンが始動するとほぼ同時に月1回の割合で、紙面の三分の二、10段、を割いて特集記事を掲載している。 タイトルは「オシム@ジャパン」、その記事はいくつかに分割されてオンラインでも発表されている。 10月26日には日刊紙にその10回目が掲載されていた。 詳細はオンラインで読んでいただくとして(10回目のその1は10月29日にはUPされているのを確認した)、やっと中村俊輔選手に対してオシム監督がどう評価しているか、明確に表現されていたと思う。 

オシム監督は言う、
「チームづくりは監督の好みから始まる。 もちろん、ピッチで表現するには選手のアイデアが不可欠だから共作ともいえる。 私も自分の考えを押し付けてばかりいるつもりはないし、選手にやっていて楽しいという感覚がないとだめなのもサッカーだ。 好みを、人間的な好き嫌いと判断されては困る。 大きな要素としてモダンなサッカーという世界基準に適応できるかどうか、ということ。 またチームの一員として行動できるかということも大事だ。 その差はチョットしたことに表れる。 ・・・・うまくプレーできるかではなく、その姿勢を私は観察していた。 どのポジションでも練習から全力を尽くす選手には、自分で自分の限界を超えていく、選手として最も重要なメンタリティーが備わっているから」
そして、言う、
「モダンサッカーはプレーと判断のスピード、それを表現するテクニックが同時に高次元で求められる。 さらにその上で走れることも。 そういう厳しい戦いに、”自分のやりたいことだけやりたい”、 ”ほかは適当でいい” という選手は付いてこられないだろう」
「リケルメはリケルメとして完璧だ。 ボールを持てばドリブルもパスも素晴しい。 しかし、守りをしないのでビッグクラブでは生きる場所はないだろう。 まあ監督次第だが、リケルメの能力をフルに生かすには彼の分まで守る選手と、用心棒のように彼自身を守る選手を置く必要がある。 その二人分の損失を監督がどう考えるかだ。 ・・・・しかし、ピッチ上の11人があるゆるポジションができる万能化へ世界の潮流が向かっている時代にあっては、その流れに逆行した存在ともいえるだろう」(横浜MでGKがレッドカードで退場になった時、CB松田選手が急遽急造のGKを務めた時に、試合の視察に来ていたオシム監督が興味深そうに松田選手の動きを見ていた。。。というニュースを思い出しました。 松田選手も元日本代表ですね。 自分を主張するからよく代表監督とやりあって干されることが多かったけど、ちょっと残念。)

「リケルメのような質を持った選手が日本に現れるとは想像できないが、あのタイプの選手に未来のサッカーはポジションを用意している可能性が極めて低いことは確かだ。 そこに自分で気づいて、スタイルをかえられるかどうか。 日本にはいい手本がある。 中村俊輔である。 変わろうとしているでしょう」

先週発売されたサカダイでも似たような評価がされていた。 中村俊輔はオールラウンダー型になったと。


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