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セルティックのドナティ選手と中村俊輔選手 [サッカー]

11月28日UEFAチャンピオンズ・リーグ、グループDのセルティックはホームにシャフタル・ドネツクを迎えた。 9月18日のアウェーでのシャフタル・ドネツクとの戦いで、セルティックは試合開始早々10分もしないうちにDFのクリアミスを発端に2失点。 その後セルティックらしいい戦いを展開することもできなく2対0で敗れた相手。

シャフタル・ドネツクはロシアのチームだが、ブラジル選手を大量に入れており、サッカー・スタイルはブラジル色が濃い。 ACミランに対しては勝利することがなかったシャフタル・ドネツクは、セルティックに対して最低でも勝点1をゲットしてグループ2位をキープしたいところ。 一方、セルティックはアウェーで2失点しているので、ドローだと決勝トーナメントに進出するのはきわめて難しくなる。 またホームでは負け無しの記録も伸ばしたいところ。

前半開始早々、またしてもセルティックのDFが相手側のボールをヘディングでクリアしたところ、そのボールは直ぐ側にいたシャフタルのエース18番ブランドン選手の足元に転がり、そのままシュートされ、早くも1失点。これはケネディ選手のミスというよりも、18番ブランドン選手のマークに必死についていた結果、近い位置でのヘディングという不運なケース。 その後、このミスを挽回しようとケネディ選手は必死でスライディング・タックルやヘディングを繰り返す。 ヘディングした後の着地で膝を捻ってしまい担架で退場。 3ヶ月の怪我。 

ケネディ選手はまだ若く23歳ぐらい。 20歳のときスコットランド代表にも選ばれた将来有望なDFだが、靭帯炸裂という重傷を負って、リハビリ回復に3年もかかってしまい、今季復帰したばかり。 試合もそうだが、一様にケネディ選手のまた同じような箇所の怪我での退場に皆不安そうに見送る。 観客からはケネディ選手の勇気に暖かい拍手。 ケネディ選手の代わりに入ったのがMFドナティ選手。 髪型が変わっており、自然なウェーブが出ている四角い頭。 

11月24日セルティック・パークで観戦したSPLのアバディーン戦には先発出場していたが、シャフタル・ドネツクでは控えに入っていた。 ドナティ選手はイタリア出身。 イタリアのU21の代表選手としては最多の試合出場を誇るが、今のところAチームには呼ばれていない。 アバディーン戦では、セルティックの他の選手よりは、体を立てているのと、走る方向に独特なものがあり、結構目立つ。 どちらかというとスコッティッシュ選手の中に入ると、その違いゆえに、中村俊輔選手と似たところがあるかもしれない。

左SBのネイラー選手も怪我で34歳のベテランDFプレスリー選手と交代。 プレスリー選手は昨季の12月・1月の移籍時期にハーツからセルティックに来た選手。 円熟味と安定度から当時キャプテンのニール・レノンの後を継ぐものと見られていた。 2名のDFの退場で、セルティックでは一番器用なハートリー選手が、ボランチの位置ではなく左SBに。 また右SBが安定していなくて、以前は中村俊輔選手の守備範囲に負担が増していたのだが、プレスリー選手がCBに入って、コールドウェル選手が右SB。 中盤とバックに経験豊かな選手が入ったことで、セルティックは非常に落ち着いた。

シャフタル・ドネツクの攻撃は以前のアウェーでの時の鋭さが見られない。 セルティックの選手は今回はボールを奪おうとしつこくシャフタル・ドネツクの選手を追い掛け回す。 執念すら感じられる。 11月24日のアバディーン戦のようなセルティックらしい攻撃スタイルはあまり見れないが、ヘッセリンク選手とヤロシク選手が必死でヘディングする。 シャフタルのDFのマークがしっかりしているのか、ヘディングも微妙なところでコースがずれる。 それでも、前半終了間際、シャフタルの選手の集中がとぎれて、DF同士が重なるミスが出たところで、ヤロシク選手がボレー・シュートで1点押し込む。 やっと同点。 DFのクリアミスに乗じてのシュートでゴールということで、先のシャフタル・ドネツクのブランドン選手の得点へのお返し。 いい形で前半終了。

後半はシャフタル・ドネツクが方針をドロー狙いに変更してきて、守備的な試合運びになる。 そのためセルティックらしいボールの動きが見られ、シュート数も多くなるが、シャフタルのディフェンスがゴールを許さない。 それでもセルティックの選手はあきらめないで、攻め続ける。 後半終了間際ロスタイム2分ギリギリ。 右MFのマクギディ選手が得意のドリブルで右コーナーよりにボールを運ぶ。 そこからゴールポストとPAの丁度真ん中あたりにクロスを上げると、そこに、ゴール前に集まっていた選手より少し距離を空けて待っていたのはドナティ選手。 ボールがくると躊躇なく、狙い済ましてシュート。 ボールは相手DFの足にあたり、角度を変えて左隅に突き刺さる。

セルティック2対1で勝ち点3をゲット。 グループD組み単独2位。

ドナティ選手は、10月のセルティック・パークにACミランを迎えた試合に、中村俊輔選手を是非出場させるようストラカン監督に談判したと記事が出ていた。 そのころ中村俊輔選手は左膝の故障の為か、かなり動きが悪くなっており、出場は危ぶまれていた。 ただ本人の口からもセルティックからも左膝の故障のことは発表されておらず、中村俊輔選手自身も出場を希望していたものと推察する。
ドナティ選手は、ストラカン監督に、中村俊輔選手ほどテクニックに優れた選手はセルティックにはいない。あの巧者揃いのACミランと戦うのに中村俊輔選手は不可欠な選手であると。

11月下旬にグラスゴーで中村俊輔選手に直接お目にかかることが出来た。 左膝の故障について、治療は続いており、完治させる必要がある事から、12月4日のサン・シーロでのACミラン戦については何も決まっていないようだが、時間的な経過をみれば出場しない可能性の方が高い。 (続く)

"You'll never walk alone!"の原曲はこちらから→http://blog.livedoor.jp/circlewithnoend/archives/51085190.html


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