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スコッティシュ・カップで縦横無尽の中村俊輔選手、人もボールも動かす! [サッカー]

2月2日(土)スコッティッシュ・カップ5回戦対キルマーノック戦。 中村俊輔選手を2010年ワールド・カップ予選対タイ戦(2月6日)に召集をかける話があったが、この試合に出ないで、日本に帰国して欲しいというのはやはり少し無理な依頼。 当然拒否される。 スコットランドはこの時期雨が多くて試合が中止になることも多い。 1月30日水曜日の対マザーウェル戦も中止になった。 

セルティックは1月の移籍期間に5名の新しい選手を獲得。 一方、2名を放出。今季のチャンピオンズ・リーグにも出場したヤロシク選手はロシアのチームに、そして怪我で出場機会が減っていたマシェジェ・ズラウスキー選手はギリシャのチームに。 新規5名の内、マンチェスターFCからのレンタル移籍、FWサマラス選手のみベンチでサブ登録。 スタメンは前試合の対ファルカークと同じ。 右SBはセルティック・ユースから上がった19歳のカディス選手。 ストラカン監督は、ヒンケル選手とは異なり、経験も少なく、背も高くないカディス選手をSBとして出場させるには、それなりに時間をかけてファースト・チームと訓練を重ねさせてから出場させたとコメント。

キルマーノックとセルティックは、非常にスピーディな試合展開。 両チームとも積極的に動きまわる。 1月中旬のリーグ戦での対キルマーノック戦では、セルティックは猛攻をかけたものの、相手GKコーム選手の堅守に阻まれ1:0での勝利。 その試合で自信を得たキルマーノックも互角に前半は戦う。 中村俊輔選手も最初から、左MFマクギディ選手とポジション交換を頻繁にしながら、中よりで積極的にボールに絡んで行く。 

前半20分、右PA近くに中村俊輔選手はドリブルで相手DFを翻弄しながら、進むと見せかけて、後ろにもどる。 そして十分時間を稼ぐと、右サイド脇を駆け上がる右SBカディス選手に右足で優しいパスを出す。 カディス選手は斜めゴールよりに駆けてそのボールに追いつくと、そのままゴール前に待ち構えていたFWマクドナルド選手にパスを出し、マクドナルド選手がボレー・シュートでセルティック先制点。 映像も角度を変え何回も、中村俊輔選手のドリブルからカディス選手へのパス出しを映しだす。 

FWヘッセリンク選手やFWマクドナルド選手は攻撃を繰り返すが、バーに当たり、相手GKにまたしても阻まれる。 中村俊輔選手とカディス選手の連係はかなりよい。 カディス選手は小柄だが、駆け上がりのタイミングがよいのと、走るスピードがあり、中村俊輔選手からパスを受けるとクロスをあげる。

後半7分、右CKを中村俊輔選手が蹴る。 ゴール前、右はしに構えていたドナティ選手がそのボールを頭で上に突き上げると、それを左はしにいたCBコールドウェル選手がヘディングで2点目。 喜ぶセルティックの選手達。 気を良くしたセルティックは、その5分後に左MFマクギディ選手のパスを受けて、久々に、ヘッセリンク選手は狙い定めた綺麗なシュートを見せ、3点目。 キルマーノックの選手の顔色が変わってくる。 後半21分、カウンター攻撃からキルマーノックが1点を返す。

すぐさまピッチの中心よりにいた中村俊輔選手がロングの縦のスルーパスを右よりに出すと、ヘッセリンク選手が自分でシュートを打つが相手DFにカットされる。 戻ってきたボールをヘッセリンク選手は反転して、左よりにいたマクドナルド選手にパスを出すと、マクドナルド選手がそのまま押し込み、4点目。

2得点したマクドナルド選手と直ぐさま新FWのサマラス選手が交代。 後半30分、ヘッセリンク選手からパスを受けた中村俊輔選手は相手DF3名に囲まれながらもシュートを打つが、惜しくも10センチ位ゴールポストをはずす。

CBマクマナス選手はCBオデイ選手に、守備的MFスコット・ブラウン選手がMFスノ選手に交代。 後半鋭いカウンター攻撃を見せたキルマーノックだが、ボルッチ選手のファイン・セーブ。 その後間もなく、ドナティ選手のロング・パスを前陣中ほどから右サイド・ラインよりで受けたFWサマラス選手はランニング・ドリブルで相手ディフェンダーを寄せ付けず、斜め左上にかけ上がり、さらにゴール前並行に走りながらGKコーム選手の動きを見ながら左足で冷静にシュート。 5点目。 

このサマラス選手のランニング・ドリブルも目を引く。 マクギディ選手の小刻みのドリブルと異なり、サマラス選手のドリブルは普通に走っているけど足元ではしっかりボールをキープしているというもの。 後半終了間際、PA近く左よりのサマラス選手からパスを受けた中村俊輔選手はシュートを放つも相手GKにキャッチされる。 中村選手がサマラス選手にパスを出していたので、そのお返しか。。。いい感じ。

中村俊輔選手、左膝故障から復帰して4試合目。 非常に柔軟に、マクギディ選手やスコット・ブラウン選手、そしてカディス選手とポジション・チェンジを繰り返し、攻撃の起点となる。 カディス選手との連係、そして新規加入のサマラス選手にパスの供給や、逆にパスを受けてシュートするなど、90分動きまわっていた。 相手にダメージのあったスライディング・タックルも2回見せたし、ヘディングもあり。 前半開始早々、自分でシュートを打ちに行き、後半も何度か自分でシュート打つ場面も。 ボールも人も動かすサッカーになっていた。 チームの中で連係もかなり出来てきているし、2月20日のチャンピオンズ・リーグ対バルサ戦への準備が出来てきている。

リーグ戦と異なり、スコッティッシュ・カップの映像があまり放映されていないようなので、地元の投稿サイトから中村俊輔選手の3得点の起点の映像を中心としてものと、サマラス選手の初ゴールを中心にした映像2つを投稿しているのを見つけました。 →
http://armchaircelts.co.uk/content/samaras-midas-touch  


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スミタン

Lalaさん、カップ戦のレポートをどうもありがとうヾ(*^ - ^*)
俊さんは、得点に絡んだだけじゃなくて、何度か自分でもシュートを打ったんだね。
セルティックは、フォルカーク戦があんまりにもひどいパフォーマンスだったから心配していたけど・・・
これなら大丈夫そうだね、安心しましたd(^ - ^*)
俊さんも、バルサ戦やオールドファームに向けてどんどん調子を上げていけるといいね。
by スミタン (2008-02-05 22:19) 

Tantan-Jiji

→スミタンさん、 中村俊輔選手ここ1月からの試合の中で一番動きはよか

ったと思います。 しかもセルティックのスコッド全体、攻撃のタイミングの切

り替えが統一されている感じがします。 何度も、FW2人、MF3人から4人

が同じ距離を保って駆け上がるシーンがありました。 その中に中村俊輔

選手の姿がありました。 しかもスピードもあり、他の選手に負けていませ

んでした。

右SBに抜擢されたカディス選手とも連係ではかなり一緒に練習してきたよ

うで、ストラカン監督の目指すサッカーと中村俊輔選手のサッカーがそろそ

ろセルティックで普通に見られるようになると良いと思っています。 

バルサ戦やレンジャーズ戦はセルティックの選手も楽しみにしていると思い

ます。
by Tantan-Jiji (2008-02-05 23:36) 

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