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SPL第27節対セント・ミレン戦、半年ぶりのFKで勝利弾・・・決めた中村俊輔選手 [サッカー]

2月24日アウェーでのセント・ミレン戦。 中村俊輔選手は久しぶりのベンチ・スタート。 代わりに右MFには対バルサ戦のチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント第1節にヘディングで得点をしたロブソン選手。 怪我のFWヘッセリンク選手に代わりサマラス選手。 右SBにはヒンケル選手。 右守備的MFにはスコット・ブラウン選手。

対バルサ戦で消耗が激しいセルティックの選手に比べ、セント・ミレン選手はなかなかまとまりがあり体格もガッチリとして安定した走り。 セルティックの選手はイージー・ミスの連発。 しかもセント・ミレン選手が直ぐにボールをカットしにくるのを防ぎきれず。 スコット・ブラウン選手、ヒンケル選手は対バルサ戦に出場していないのだが、セルティックの他のチーム・メイトがお疲れモードなので、攻撃も噛合わず。 

元気なセント・ミレン選手と何かパス・ミス連発のチームとしても噛合わないセルティック。 マクドナルド選手やマクギディ選手は頑張っているのはわかるが、若さで連続出場しているが、やはり体は重そう。 背の高い194cmのサマラス選手もヘッセリンク選手の代わりに先発出場なので、張り切っているのだが、如何せん、サマラス選手にいいパスは来ない。 マクドナルド選手やヘッセリンク選手はヘディングが強いが、サマラス選手はどちらかというとシュートが得意そう。

中村俊輔選手の代わりに出場したロブソン選手もパス回しが得意というよりは、ヘディング攻撃が得意のようで、低い姿勢で突っ込む姿は、何か日本代表の巻選手を思い起こさせる。 ロブソン選手が出すパスは結構強めで、パスが出たところには誰もいない場合が多い。 前半はこんな調子で、試合としてはかなり低調。

後半、セント・ミレン選手が鋭いシュートでゴール・ネットにオンターゲットのシュート2本出る。 セルティックのGKボルッチ選手の本当に素晴しいファイン・セーブ。 多分並のGKなら2点決められていたところ。 セルティック危うし。 ここで負けたら、レンジャーズにSPLタイトルを明け渡すことになりそう。 このような危うい状況でも、セルティックの攻撃は最終の形までもっていけない。 皆不発。

後半半ば、セルティックのCBでキャプテンのマクマナス選手が怪我でオデイ選手に交代。 その後、中村俊輔選手もパーカーを脱ぐ。 顔が映るが、すこし腫れている様な感じ。 まだ対バルサ戦での疲れが抜け切れていない様子。 ロブソン選手と交代。 右のかなり前線に近いところでボールに触るが、らしくないミスが続く。 セルティックの攻撃に携わる選手達、だんだん自分でゴール前に持ち込んで決めようとする。 あまりにもチームメイトが不発なので、パスを出すよりは自分でシュートの選択する。 セント・ミレン選手はゴール前でディフェンスを少し厚めにするので、どれもカットされる。

全体にドローのあきれめムードが漂ってきた後半終了間際、中村俊輔選手が左よりでドリブルで持ち込もうとする。 そこへセント・ミレンのDFが左から俊輔選手にチャージを掛けると、その上に折り重なるように中村俊輔選手が倒れる。 審判は躊躇なくファウルをとる。 丁度ゴール前、少し左25ヤード。 丁寧に芝をならすとボールをセットする。 ステップを踏むと左足を振りぬく。 右脚を軸に体を斜めに巻くように左足がボールを包み込んで綺麗なインサイド・キック。 

セント・ミレンのGKがやっと気がついて、右に全身を泳がして手を伸ばすが、ボールはゴール内で急激に下向きに突き刺さる。 セルティック待望の1点。 そしてこの1点がセルティックに貴重な勝ち点3。 喜ぶ中村俊輔選手のもとに最初に駆け寄ったのがドナティ選手。 そしてすぐにゴールを守るボルッチ選手以外の全員が駆け寄る。 こんなに全員が一緒に喜んでいるセルティックの選手の姿を見るのは久しぶり。 ボルッチ選手も大きく手を頭の上で拍手。 1対0の勝利。

対バルサ戦での格と質の違いを見せ付けられて、2点を決めたものの、呆然としていたセルティックの選手。 ここで試合としては酷いという評価が多かったが、ギリギリで勝利をもぎ取った中村俊輔選手のFKの素晴しさは特筆されていた。 カンプノウに向けて気分が一新できた喜びがセルティックの選手の表情に表れていた。


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