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SPL第33節対マザーウェル戦、勝利の女神は微笑まなかった [サッカー]

2008年4月5日セルティック・パークにマザーウェルを向かえ午後3時キックオフ。 すでに先の試合グラスゴー・ダービー対レンジャーズ戦で痛い敗北をしているので、これからは1試合も負けられないと意気込んだが、試合は圧倒的有利なセルティックではあったが、 前半30分頃 マザーウェルの素早いカウンター攻撃を食らって、1点ビハインド。 後半10分、ドナティ選手を空中にぶっ飛ばすファウルでレッド・カードを受けてマザーウェルは10人。 それでもマザーウェルのゴールをこじ開けることは叶わなかった。

この試合展開は、バルセロナでのCL決勝トーナメントでバルサに負けてから、セルティックのスコットランド・プレミア・リーグやカップ戦での引き分けや敗北の試合運びとほとんど変わらず。 

対レンジャーズ戦でもそうだったが、本当にボール支配率やシュート数は圧倒的にセルティック優位。 いつ得点が入っても不思議ではないのだが、どうにも点に結びつかない。 セカンド・ボールを拾われて、相手カウンターの一発、1点になくセルティック。

4月5日の試合では、昨季のセルティックのキャプテン、ニール・レノンがアシスタント・コーチとしてセルティックに復帰し、早速ベンチ入り。 観客の暖かい拍手に迎えられる。

セルティックの前半は、積極的に攻撃参加する、右SBヒンケル選手へのマザーウェルのファウルから始まる。 試合前に、前半に得点したいと抱負を語ったと記事が出ていた中村俊輔選手は、積極的にゴール前に厚く守備を固めるマザーウェル選手の間に押し入りシュートを蹴るも、バーの上30センチ。 マクギディ選手、ドナティ選手、スコット・ブラウン選手もどんどんシュートを蹴る。

FWのヘッセリンク選手とマクドナルド選手もゴール前に頑張ってヘディングや押し込もうとするが、どれも相手GKに阻止されたり、またゴール枠を超えたシュートになってしまう。

SBのネイラー選手やヒンケル選手もゴールチャンスを伺い、歳々前線に駆け上がってきている。 特にヒンケル選手と中村俊輔選手の連係のよさは目につく。 しかし、負けられない試合が続くせいか、また結果が出せないで苦しいためか、どの選手も必死にシュートを狙いにいくあまりに、チームとしてよりも個人技に頼った展開。 そのため攻撃に意識がシフトしてしまい、ディフェンスが手薄になる。 その間隙を突かれて、前半30分、マザーウェルのカウンターを受け、マザーウェルのFW2選手がゴール前に攻めてくる。 右からのシュートをセルティックのGKボルッチ選手がパンチングで防いだところ、そのボールにもう一人のマザーウェルの選手がボレーシュートで、ゴール。

1点ビハインドになったセルティックは余計必死で攻撃するが、マザーウェルはファウルで阻止。 CKで中村俊輔選手の蹴るクロスはヘッセリンク選手やマクマナス選手の頭を捕らえるが、ヘディングとしてはゴール枠をとらえることが少ない。 セカンド・ボールをマザーウェルに拾われて、再度ゴールを狙われることもしばしば。

後半、ファウルを受けた中村俊輔選手が痛みからかピッチに倒れこみ、医療スタッフが駆けつける。 大事には至らなかったが、左膝部分がアップで映し出される。 その数分後、後半10分、今度はドナティ選手が猛烈なタックルを受けて、空中に放り出される。 マザーウェルの選手にレッド・カード。 

その後10人となったマザーウェル選手を相手に攻撃を繰り返すセルティックだが、どのシュートもマザーウェルのGKが、必ず胸でボールを受けて、ピッチに体を倒してボールをキープする、基本に忠実なセーブを繰り返し、こぼれ玉を押し込むチャンスを作らせない。

あせるセルティックは、FWサマラス選手(マクドナルド選手の代わり)、MFロブソン選手(ドナティ選手の代わり)を投入。 ロブソン選手投入前まではマクギディ選手やヒンケル選手とポジションチェンジを繰り返して、前よりでプレイしていた中村俊輔選手だったが、ロブソン選手が入ってからは、少し後ろ、ボランチの位置に下がってプレイをする。

マクギディ選手とネイラー選手が再三ドリブルでPAライン際まで持ち込んでシュートを蹴る。 特にマクギディ選手のシュートは鋭く、もう少しでゴールになるところ。 惜しい。 後半終了近く、左サイドで、マザーウェル選手からボールをカットインした中村俊輔選手は一度ネイラー選手にボールを預ける。 そして前進して左PAライン際でネイラー選手からボールを受けると、左足で鋭いクロスを右サイドに駆け上がっていたヒンケル選手にピンポイントで上げる。 ヒンケル選手は鋭いボレーシュートを打つも相手GKに阻まれる。 残念。 

 

結局、ここ数試合と同じ展開になり、どうしても個人技頼りのセルティックの試合展開。 セルティックの攻撃を我慢強くしのいで、カウンター狙いの相手に決められてしまう。 どうもセルティックの攻撃や戦い方は一本調子。 相手もセルティックを倒すため研究が進めば、一本調子の戦い方では打開策が見出せない。 勝利の女神のお眼鏡にはかなわなかった試合だった。

見ているほうはストレス溜まる試合だった。 試合終了間際からセルティック・サポーターから凄いブーイング。 度々映し出された観客席のセルティック・サポーターのやりきれない表情。

4月6日イングランド・プレミア・リーグのマンチェスターU対ミドルスラブの試合、ミドルスラブのホーム、リバーサイド・スタジアムの試合を見た。 霙から雪が激しく降る条件で、非常に面白い試合展開だった。 同じカードの前試合も結構ミドルスラブが頑張って、確か最後3対2で、マンチェスターUが逆転した試合だったと思うが、マンチェスターUは攻撃に移るとき3人が平行して駆け上がって連係がかなりよい。 そして誰かがゴール際までドリブルで攻め込んでいくと、他に2人から3人ゴール前につめており、ゴールチャンスを生かそうとする。

一方5日の対マザーウェル戦では、セルティックではこの動きがほとんど見られなかった。 連動して動いているのは中村俊輔選手とヒンケル選手ぐらいなもので、確か1月後半から2月の試合ではセルティックでも連動して3人の選手が駆け上がるシーンが見られた。 セルティックの選手はもがき苦しんでいるのか? 

 

 

 

 


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