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スペインではトレドが日光・・・トレドを見ずして結構と言うなかれ-パート1 [スペインの旅]

3月上旬、スペインのバルセロナとマドリッドに欧州チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント2試合を見に行ったことはすでに書いたが、その目的だけの旅行だったけれど、2箇所観光地を巡っているので、これからそのことを書く。

まず、トレド。 トレドはマドリッドから車で1時間程度南下したところにある、旧首都。 マドリッドはスペインの首都だが、その前はトレドが首都だった。 スペインの最盛期、イザベラ女王の時代の話。 マドリッドに首都を移したのは、イザベラ女王の息子。

マドリッドでもし1日時間があったら、何を置いてもトレドを見るのが正解らしい。 まるで、東京で言えば、日光を見ずして結構というべからず。。。みたいな感じかな。

トレドの半日観光の出発時間は午後3時。 日本ではちょっと考えられない出発時間だが、ランチは自宅で、そしてシエスタも。。。という文化のあるスペインならではの時間帯。 午後3時だったが、結構陽は高く、3月上旬でも日向では日本でいう5月ぐらいの暑さを感じた。

トレドはかなり閉鎖的な陸の孤島に近い。 即ち内陸の首都ということであれば、普通に考えて高い山の上か、深い掘割に囲まれた城下町だろうと想像してしまったが、天然の要害の地がトレド。 タホ川に三方を囲まれて、敵が容易に攻め込んでこれない土地柄である。 

タホ川に囲まれた地域は高台になっていて、思った以上に広い。 川沿いは崖になっていて、確かに攻め落とすのは大変そう。

まず川の外側から旧市街地を見る。 大きな塔があるが、それが大聖堂。 四角く長方形の大きな建物は王宮。 旧市街地は通りというより路地のような細い通路がくねくねと通っており、バスや車は外の駐車場に待機。 迷路のような通りも攻め込まれた時のことを想定していたらしい。 歩いてトレドの旧市街を巡るので、迷子にならないようにとガイドさん兼通訳の日本女性が何度も繰り返す。

ここでも地元のガイドさんが帯同するのは、ロシアと同じ。 実際日本女性のガイドさん兼通訳1人で十分に用が足りるし、地元のガイドさんが何か説明するということはないが、多分地元の仕事を守るため。 ロシアも、どの地方都市に行っても、地元のガイドさんが必ず付き添っていた。

トレドはスペインが非常に富んだ時代、コロンブスのアメリカ発見に始まって、スペインの艦隊が南米に遠征し黄金がヨーロッパに湯水のようにもたらされた時代。 その富を背景に美しく整備された首都。 トレドそのものの起源はかなり古く、ローマ帝国の時代にさかのぼるらしい。 

大聖堂を拝見したが、写真は禁止。 当時のスペインのカソリックの総本山であったので、内部は華麗にして荘厳。 またエル・グレコの至宝の絵「オルガス伯の埋葬」が飾られている小さなサン・トメ教会も拝見。 (続く)

 

 


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