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能登島の不思議な邂逅と気多大社 [旅]

2008年8月下旬、能登半島へのドライヴ旅行の旅程3日目。 午前中は能登半島の能登島の水族館で思わぬ長居をしてしまった。

一通り水族館の水槽の魚を眺めて、あとは屋外のプールでのイルカのショーを見てから出発・・・というところ。 水槽がある本館とショーのためにイルカが行き来できるようになっている屋外のプールにつながっている場所の手前に結構地味な、どちらかというと資料室という趣で、表示もそうなっている施設が残っている。 パネル展示だけだったらパス・・・でも、一応中を覗いてから、決めて・・・と足を踏み入れた。

ここは屋内のイベント・スペースで、手前にはお子様向けにアザラシの置物と一緒にプロ(有料)の写真ブースがあり、フラッシュが時折館内を照らす。 そして少し奥まった中央にかなりの人だかりが。

ここにはアザラシの遊泳パターンにあわせて、舞台のように花道というか真ん中にアザラシがとどまれるよう円筒型の巨大水槽がせり出ていたガラス張りの大きな水槽があった。

人だかりはその円筒のそばで次々に記念写真をとる見物客が。 なんと、人間よりも背の高い、立派なアザラシが立ち泳ぎしながら、顔にあたる部分を水面に出して、ツーショット・サービス中。

歓声をあげて、次々に写真を撮る人々。 フラッシュはたかないでくださいという注意書きがあるが、そもそも斜め前では先ほどのお子様ブースでフラッシュがたかれて、時折その残光がひらめく。 勿論アザラシに向かってフラッシュをたくような人はいなかった。 

円筒の水槽に立ち泳ぎしているアザラシが一番体が大きく、それ以外に2頭一緒に飼育されている。 立ち泳ぎしているアザラシはほとんどが半眼にして、時折、硬く閉じた鼻の穴を開放して息を取り込む。 じっとしていること10分以上。 人間がツーショットでカメラを構えていることはよくご存知のようで、別に餌をもらえるわけでもないのに、奉仕のこころ。

丁度その頃、読んでいた本が「与えよ、さらば与えられん」という、一般的に流布する「求めよ、さらば与えられん」という言葉の逆を説く本を読んでいたので、このアザラシの無私の行為にいたく感激して、30分以上も眺めてしまった・・・ そしてアザラシのUPの写真撮りました。

その後、水族館お決まりのイルカのショーを見て、ようやっと本来の目的地、能登半島の突端輪島市に向かう。 旅行に出る前は、能登半島の突端の海岸線をドライブして・・・と思っていたが、ここで半日時間を過ごしてしまったので、とりあえず輪島市にいって輪島塗のお土産を買うだけになってしまった。

能登半島の高速道路は石川県の金沢市からは整備されているが、富山市側はまだほとんど手付かず状態。 そのため輪島から金沢に向かって高速を飛ばした。 今夜の宿は富山市なので、夕方6時頃にはついている必要があるので、ほとんどスピードいっぱい。

能登半島といえば、気多大社を素通りすることはできない。 もともと能登半島と思っていたのは、日本海側、出雲大社、気比大社、そして気多大社にはお参りしたいとおもっていたから。 過去に先の二つは訪れていたので、ここは是非是非気多大社へ。

夕方4時過ぎに気多大社に到着。 気多大社もやはり西向き。 出雲大社と同じ。 気多大社の海岸沿いの広い駐車場に車を止めると、なんと雲間から太陽の光がカーテンのように海にむかって射し込んでいる。なんとラッキー。 

気多大社も出雲大社と同じ祭神で、桧皮葺。 桧皮葺を葺き替える為の賛同者を募っていたので、少しばかりお納めした。 (後で家に感謝のはがきのお礼が。 神様って本当に義理堅い。)

気多大社は、かなり昔ながらの佇まいが残った、ほっとする場所。 とはいいながら伊勢神宮のように遷移するような仕組みにはなっていないから、維持管理するのはなかなか大変そう。 本殿の両脇に小さな社があり、そして本殿の奥の森は神域。 昔の祭祀のしきたりを守っている様子。 ありがたい気持ち。

気多大社を後にして、また高速道路。 金沢市に入る手前で北陸自動車道を北に。 富山市へ。 このあたりに詳しい地元のひとだったら、多分、気多大社からすぐに横切って富山市に入れると思うが、なんせ初めての場所なので、それはやめにしておく。 北陸自動車道は10回ぐらい走っている。

夕方富山市の少し山側のホテルに到着。 (続く)

 


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