シャビの世界 [ヨーロッパ・サッカー]
最近の中村俊輔選手が注目している選手はバルサのシャビ。 少し前だけど週刊「サッカー・マガジン」でシャビのインタビュー記事が出ていたので、面白く思った所を書き残しておく。
記事のタイトルは「決勝で付いた傷はカップを掲げて癒すよ」 丁度チャンピオンズ・リーグの準々決勝の試合があったころ。
シャビ「バルサは、マンチェスターUと並んで三冠(チャンピオンズ・リーグ、国内リーグ、国内カップ)を狙える、ヨーロッパでも数少ないチームの一つだ。 カギになる要素の一つは、フィジカル・トレーニングと体調管理だろうね。 その両方を皆が意識しているし、プロとしてハードワークを積んでいる。 ジョウゼッペ・グアルディオラ監督が起用にあたって、うまく選手たちの力を配分する術を知っていた(ローテーション制の採用)ことも大きかった。」
シャビ「(バルサのチーム・コンセプトについて)何よりもボールを愛し、試合を支配すること。 それからスピーディにボールを動かし、対戦相手がその後を追う形にするべくボールを回すこと。 スペースを生み出すために両サイドに開いてプレーして、ウィングをうまく使うことも重要になる。」
シャビ「(バロンドールについて、)もしも投票権を持っていたら、まず、リオネル・メッシ、そしてクリスチアーノ・ロナウド、その次にスティーブン・ジェラードか、フランク・リベリに票を投じていたと思うよ。 ジェラードとリベリは、プレーするポジションが僕に似ているから、最終的にはジェラードを選んだかな。 こういう賞というのは、他から抜きん出た存在が受賞するものだと思うんだ。 それが僕にとってはリオネル・メッシということなんだ。 僕に言わせれば、メッシの存在を認めない人は、サッカーを見ていない、無知な人ということになるよ。」
シャビ「より大きなプレッシャー? そんなことはないよ。 僕は18歳のときからプレッシャーとともにプレーしてきたようなものだから。 バルサでは常に勝たなければいけないというプレッシャーがある。 すべてのパス、すべてのトラップ、すべてのプレーが素晴らしくなければならないんだ。 良いとか非常に良いくらいでは十分ではない。 エクセレントでないとダメなんだ。 とこどき精神的に疲れるときがあるし、僕自身が技術とセンスがすべてというタイプだから、肉体的にも限界を感じる瞬間があるのは事実だけどね。」
シャビ「以前よりもマークが厳しくなっていると感じている。 どの対戦相手も、僕のいるエリアをより厳重にカバーするようになっているからね。 でもこういう傾向は、嫌いじゃないんだ。 僕がそれだけ危険な、敵にとって煩わしい存在ということだから、そのマークをかいくぐれば、一気にチャンスが広がるしね。」
シャビ「(バルサの心臓だといわれていることについて)その賛辞は真実ではないと思う。 確かに僕は積極的にプレーに参加するし、1試合に80回以上、ボールに触る。 でも僕はプレーを組み立てるのが好きなだけなんだよ。 ボールをキープし、それを大切かつ真チョウに扱って、仲間に奉仕する。 僕はすべてのチームメイトのパートナーでありたいんだ。 チームメイトがプレーしやすいようにプレーすることを心がけている。 それはピッチのそとでも同じ。」
コメント 0