クラシコの陰で対アトレティコ・マドリー戦に中村俊輔選手フル出場、試合はエスパニョール大敗

2009年11月30日　日本時間午前2時45分からバルセロナ対レアル・マドリーのクラシコ。　そしてそのあとエスパニョール対アトレティコ・マドリーの2試合。　見終わったら朝の6時30分過ぎ。

29日の日曜日夕食は珍しく午後6時に。　10時過ぎにベッドに。　目覚まし2時40分に。　ところが夜中、車を転がして外出する破目に。　時間は短かったのだが、結局ほとんど寝ずに2時45分に。

バルセロナ対レアル・マドリーの一戦見逃すわけには行きません。　当代随一の選手達が集まった両チーム、豪華な布陣。　試合についてはとても見ごたえがあった。　メッシ選手に対してはレアル・マドリーは2人か3人で進路を妨害するごとく挟み込んで対応。　ポゼション・サッカーのバルサに対して、体格が一回り勝ったレアル・マドリーは縦への切れ込み。　特にカカー選手の動きには優雅さと力強さが。　クリスティアーノ・ロナウド選手、負傷明けとは思えないドリブルの冴えを見せたが、ゴールには嫌われ得点できず。　途中出場のバルサのイブラヒモビッチ選手、メッシ選手ほどマークされず。　中盤のシャビ選手やトップや中盤のどちらも可能なイニエスタ選手の洒落た動き。　左サイドでフリーになったイブラヒモビッチ選手が冷静に押し込んで先制点。　それを守りきって1対0でバルサの勝利。

そしてエスパニョールはアウェーで、対アトレティコ・マドリー戦。　中村俊輔選手右MFで先発出場。プレイの位置はトップ下。　アトレティコ・マドリーはチャンピオンズ・リーグに出場しているが、ラ・リーガでは調子が出ず、18位とかなり出遅れたチームだが、昨季はチャンピオンズ・リーグに出れる順位の実力はかなり高いはずだし、アグエロ選手やフォルラン選手などFW陣にかなり注目されている選手が。

アトレティコ・マドリーは中村俊輔選手獲得に数年名前が出ていたチーム。　

バルサ対レアル・マドリーの試合を観たあとでは、正直、かなりレベルに差がある試合。　エスパニョールは先のヘタフェ戦よりは明らかに中盤に中村俊輔選手が入ったことでパス・サッカーで、ボールがよく回るしポゼションもある。　問題はゴール前を固めたアトレティコ・マドリーに対してFW陣の動きがことごとくブロックされたり、攻撃の芽が摘まれてしまう。

アトレティコ・マドリーはカウンター攻撃で、スピードのある2トップがエスパニョールのゴールを何度も脅かす。　カメニ選手は必死の防衛。　前半から度々いいチャンスを作るのはアトレティコ・マドリー。　オン・ザ・ターゲットのシュート数も上回っている。　エスパニョールは確か前半1シュートのみ。

前半、左サイド、ゴール際に詰めていた中村俊輔選手に右サイドからクロスが出て、一旦は左足で受けたのだが、足を滑らせたのか体勢を維持することが出来ず、シュートに持ち込めず。　

アトレティコ・マドリーに先制されて折り返す後半、ファウルが目立つエスパニョール。　中村俊輔選手も後ろからスライディング・タックルし掛けてイエロー。　PA際右でアトレティコ・マドリーにFKを与えてしまう。　アグエロ選手が低めの弾道で1点追加。　調子に乗るアトレティコ・マドリーの攻撃に防戦一辺倒になるエスパニョール。　最後はDFがレッド・カードで退場となり10人に。　シュート力の際立つアグエロ選手とフォルラン選手が目立った試合になってしまった。

中村俊輔選手、久しぶりにフル出場。　コンビネーションはもう一つ。　それでもラ・リーガでレギュラー取りに向けて大事な一歩。