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雑誌“サッカー小僧テクニカル”―――「もっとうまくなるための判断力」① [サッカー]

3月12日付け発行の雑誌「サッカー小僧テクニカル」の内容がとっても“濃い”ということは先日紹介したが、そこでの主要トピック特集1は「スペイン最強選手直伝ドリブルレッスン」。 こちらについては興味ある方にはこの雑誌を購入していただくことをお勧めして、その後の特集2の「判断力を高めるトレーニング」について紹介したい。

オシムさんも判断力を早くすべきと何度も取り上げている部分で、この判断力、サッカーなどスポーツはもとより、通常のサラリーマン・ライフにも有益なアドバイスでは。

さて雑誌「サッカー小僧」でいう判断力とは:  (取材と文は熊崎 敬氏)

〔チーム練習編〕 Vol.1  “シュート練習”

大切なのになかなか教えてもらえない状況判断のやり方!! 練習が始まる前から「判断」は始まっている。

メッシは、足が速くてドリブルがうまいだけの選手じゃない! メッシのもっとも優れている能力の一つが「判断力」だ!

良い例1. しっかりまわりが見えている選手は、ファーストコントロールで差をつけることができる。 首を振って(回りの状況を確かめ)、ボールを(味方に)要求し、さらに(相手)DFのほうをチラ見しているのがポイント。 ファースト・タッチで一気にDFを引き離す。

良い例3. ドリブル勝負はパスを受ける前に始まっている。 味方にパスを要求する前に、前後に動くことで、(相手)DFのマークを一瞬はずすことに成功。 マークをはずした状態で、パスを受け、突進してくる(相手)DFをヒラリとかわす。 パス出し役の選手はつねに細かくボールを動かしておく。 少し動かすだけでマーク役の選手を戸惑わせることができる。

応用例1. いきなりシュート! という驚きの南米型発想。 こんなのアリ?という抜け目ないプレイが南米では評価される。 ①動き出しによってスペースを作り、そのままダイレクトでシュートを打ってしまう。 ②動き出しでわざと相手を食いつかせ、パスを受けたら近寄ってきた味方にリターン。 すかさず裏に抜けてラストパスを受ける。 あっという間にGKとの1対1.

応用例2. 味方とワンツー。 パス出し役の選手の判断力、コンビプレーで簡単に突破!!! 自分が(相手)DFをひきつけておいてパス出し選手にシュートを打たせるという選択肢もあり。 パス出し役の選手が味方に近づくことで、多くの可能性が生まれます。 そのまま味方の後ろを通り過ぎると相手が釣られるので、味方をフリーにすることも出来る。

判断力とは、まわりの情報をたくさん収集して予測をし、次に何をするか瞬時に決断。 その次の動きを成功させるために、できる限りの準備をする。 これが判断力を伴ったプレー。 常に考えながら練習することで、判断力はいくらでも磨くことができる。

テクニックを磨くと同時に判断力(相手をいかに出し抜けるか)の引き出しを一杯つくっていつでも応用できるようにしておけということ。 味方の選手と常にアイディアを出し合って使える「判断力」技をいくつも持っているのがいい選手というところか。

オシムさんが危惧していたのは、日本代表で召集した選手の多くがオシムさんにいわれたことをその場(練習)でやっていたが、そこで満足して、それ以上自分達の判断でプレーの質を上げないと強い相手に通用しないということを自覚していないのではということ。

 


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