09/10UEFAチャンピオンズ・リーグ準決勝バルサ対インテル・ミラン2ndレグを観る [UEFAチャンピオンズ・リーグ]
2010年4月28日 バルセロナ、カンプノウで行われた09/10UEFAチャンピオンズ・リーグ準決勝バルサ対インテル・ミランの2ndレグを観る。
先にイタリア、ミランでの1stレグでインテル・ミランに3対1と負けたバルサにとっては、この試合でのハンディが大きい。 バルサは最低2得点して無失点に抑える必要があり、インテルは0対0でOKで、バルサに2得点させなければよい試合。
バルサの布陣はいつもと同じ3トップ。 インテルのスタメンとフォーメーションは発表になったが、試合が始まってみると、2トップ以外全員守備。 自陣のゴール前に4人の隊列が2列に配し2重の壁。
プジョルを欠いたバルサのキャプテンはシャビ。 シャビを中心にパス回し。 圧倒的ボールポゼションにシュート数もバルサが多い。 インテルはゴール前に2重に張り巡らした壁が規則正しく、間合いをとってバルサの攻撃の前に立ちはだかる。
バルサの前線のイブラやメッシのボールが渡ってもシュートまで持ち込ませないインテルの上手い守備。 バルサのウィングはいつもよりは迫力がなく、試合は正直面白い感じはしない。 ペドロが左サイドから鋭いシュートをうっても、インテルの守備に気圧されたのか、角度が大きくそれる。 メッシのシュートもいつもより溌剌はなく、相手GKに向かってど真ん中に。
何回かのセット・プレイのチャンスがバルサにくるが、アナウンサーはバルサはセット・プレイ下手だという。 メッシなど圧倒的得点力のあるFWを有するチームはセット・プレイに工夫を凝らして得点源とする必要はないからなのか。
インテルはカウンター攻撃さえも、バルサの攻撃を遅らせるために使う。 だからほとんどシュートらしいシュートも放たない。 インテル陣営内でほとんど試合は展開している。
前半30分、インテルはレッドで1人退場。 普通に見れば、バルサが優位になるとおもうが、インテルは2トップを1トップにして、守備の壁の8人は変わらず。 そのため、試合の流れもなかなかバルサにはこない。
後半も、思うような展開にはならないバルサ。 インテルは選手交代で一層守備的布陣で、バルサの攻撃の芽を摘む。 後半終了近く、83分にシャビからのスルーパスに、バルサのCBピケがシュートで得点。 一層攻撃を重ねるバルサ。 2得点目にはならず。 1対0で試合に勝利したものの、通算2対3で、チャンピオンズ・リーグへの勝ちぬきはインテル・ミラン。
インテル・ミランのエトオ選手、風貌からもかなり成長した様子。 これで、日本代表と試合するエトオ選手、スナイデル選手、ロッペン選手はチャンピオンズ・リーグの決勝戦に出場ということ。
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