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雑誌“サッカー小僧”が伝えるワールドカップに向けて準備するサッカー強国―ドイツ [2010FIFA南アWCに向けて]

ドイツ代表は2000年のユーロ予選リーグ敗退後に、チームの刷新を行い、世代交代を進めるべき、若手育成改革を行った。 以前のように有名選手がぞろぞろというよりは、そのエリート教育を受けた選手が中心になるチームだが、強いという評判。

ドイツ代表監督はレーブ監督。 レーブ監督はモダンフットボールの最先端を目指しており、新たなドイツスタイルを完成させようとしている。 攻守の切りかえを速くし、守備時に陣形をコンパクトにするのは他の代表チームとほぼ同じだが、レーブ戦術の最大の特徴は、「1人当たりのプレー時間の短縮」だ。

1.レーブ監督: モダンフットボールは守備戦術が発達したため、プレーに許されるエリアも時間も、かなり限定されるようになった。 そういう中でゴールを決めるには、各選手がプレーする秒数を縮めなければいけない。 

ドイツの数年前までの1人あたりのプレー時間: 約2.5秒

ドイツ代表の現在の1人あたりのプレー時間: 約1.6~1.8秒

日本代表の1人あたりのプレー時間: 約3~4秒 (いつの頃とは説明ないが、現在も同じだと思う)

ドイツ代表の場合、全員がプレーのスピードアップに取り組み、トラップからパスへの体の使い方といった基礎技術が改善。 1秒近く短縮することに成功。 その結果、相手の守備陣形が整う前にペナルティエリアに侵入できるようになり、より危険な攻撃を仕掛けれるようになった。

トラップやパスといった基礎技術の能力が高くなければ、ハイスピード・サッカーを実現するのは不可能。 これを支えているのが、ドイツ育成システムによって生み出された若手テクニシャンの選手達。 現在、その英才教育を受けた選手達が、ドイツ主軸。

2.レーブ監督のシステム: 4-2-3-1 1トップのクローゼ(ベイエルン)とボランチのバラック(チェルシー)というベテラン2人をのぞき、ほぼ全員が“新世代”の選手達。 象徴的存在として、トップ下をまかされる21歳のエジル(ブレーメン)、20歳クロース(レバークーゼン)、20歳ミュラー(バイエルン)。

(ドイツの育成システムはドイツサッカー協会は2000年から新プロジェクトを立ち上げ育成システムを大改革。 国内390ヶ所に育成センターを接地し、11~17歳の選手を対象にエリート教育をスタートさせている。) 


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