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世界選手権に衝撃的デビューを果たした羽生選手 [生きるもの]

2012年3月31日  30日の夜から強風が吹き荒れた東京。 31日の午前中もまるでジェット・エンジンの風圧のような衝撃波がLalaの住むところを襲った。 春一番。

サッカーのJリーグでは、ガンバ大阪、鹿島アントラーズ、そして横浜Fマリノスと歴史もある強豪といわれているチームが開幕からここ数試合、非常に苦しんでいる。 勝てないのだ。 ガンバ大阪は西野監督をマンチェスターUのファーガソン監督にする方法もあったと思う。 鹿島アントラーズは昨年の震災以来、調子がもどらないのか。 横浜Fマリノスはマネジメントの問題。 サッカーというスポーツも製造業の経営手法で管理できるとおもっているのではないか??? 反面、仙台や東京FC、C大阪、柏というどちらかというと中堅、新興といわれていたチームが躍動。

これはほかのスポーツでもみられる。 31日の夜、そして1日の夜明け、フランスで開かれているアイス・スケートの世界選手権の大会。

ここで非常に存在感と圧倒的演技の感性を披露したのは17歳の羽生選手。 昨年もGPファイナル出場をして世界デビューは果たしていたが、アイス・スケートでは世界選手権とオリンピックが別格。 世界で我たらんとする選手が予選も含めて全員が出場をめざす大会。

男子では4回転が普通になった時代では、4回転を2回フリーにいれるカナダのパトリック・チャン選手がいつかのキム・ヨナ状態。 パトリック・チャン選手は4回転を安定的に跳べる技術力に加え、とても丁寧な滑りをするので取りこぼしが少ない。 フリーでは調子もいつもよりは上がっていない感じで、ジャンプに失敗して転んだけれどそれもフリーの1番の得点。

日本勢では高橋選手と羽生選手に表彰台の2位と3位になったが、羽生選手は最終滑走グループの一つまえの第3グループ。 最初の4回転を高い位置で決めると、そのまま曲の「ロミオとジュリエット」のロミオの演技に没頭していく。 その滑りと表情はロミオの若さと悲劇性を表現するなかに、観ているものは、東日本大震災の被害にあった地で生まれ育った者として困難のなかで戦う姿勢を具現化している象徴にみえた。 途中、ステップで引っかかって倒れたがそれもその前の必死さのつながりのようで演技を壊してはいない。 その直後トリプル・アクセルを決めて、最後まで観客を惹きこんだ。 スタンディング・オーベーションを受けて、表彰時にも一番歓声が高かった。 チャン選手や高橋選手の時よりひときわ高い歓声があがったのだ。

17歳で世界選手権初舞台で衝撃的デビューで3位。 アイス・スケートのファンの心をがっちりつかんだ。 しかもほかの2人とほぼ遜色なし。

高橋選手はその芸術性と表現力、演技構成力で並ぶものはないが、4回転がすこし苦手という印象だった。 ショートで4回転を決めたことで、フリーも4回転をいれて、その演技はほぼノーミス。 それでもフリーの演技だけでは得点はチャン選手、羽生選手につづく3位。 しかし全体の印象ではこの世界大会では1位は高橋選手。

1日の朝、女子では鈴木選手が3位。 浅田真央選手はまたもジャンプに失敗して6位。 浅田選手のコーチは小塚選手のコーチとおなじ佐藤コーチ。 

小塚選手は練習不足で、ジャンプを跳ぶときの自信が持てなかったといっていたし、浅田選手もジャンプが不調。 今回、浅田選手を励ます佐藤コーチの姿を映像で見たが、浅田選手にはもっと心理的に自信をもたせるようなコーチ方法がよいのではないかとおもう。 先のカナダのオリンピック大会では不利な条件で1人で耐えた浅田選手。 キム・ヨナ選手をカナダ大会で世界チャンピオンにした時のコーチなんかどうなのかな。

男子では実力の安定とスケートの品質で抜きんでいた小塚選手が、いつになくジャンプのミスを多発し11位に沈んだ。

女子のフリーは残念ならがまだ見ていない。


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