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スコットランド中西部、ローモンド湖の船着場で [グラスゴーの旅]

ローモンド湖の西岸、ラス村を出発したバスは、着た道を南にもどり、船着場のあるバーロッホに向かう。バーロッホはローモンド湖の南から東にかけてバーロッホ城のまわりが広大な公園になっているところ。 船着場につくと、シーズンオフのせいか、事務所には誰もおらず、観光客は三々五々船着場のデッキにたむろしながら、クルーズ船が来るのを待つ。

レバン川という小さな川になっており、バーロッホ城に向かう橋の下には白鳥や鴛鴦、カモが冷たい水をものともせず泳いでいる。 白鳥をみると、ここはかなり北なんだと再認識する。 グラスゴーはスコットランドの中央部でも西側にあり、大西洋の海風の影響か、温度は低いが雨も多い。 例えば日本の関東の日光などの冬の空っ風の吹く寒さというのとは異なる。 雨が多いということは空気が穏やかということも言えるかもしれない。 寒いが、寒風吹きすさむということではない。

バーロッホの船着場には次々と観光バスが到着する。 船着場でまっている観光客の中で、帽子やマフラーの小物とウェアをピンクとグレーでコーディネイトした小学生高学年くらいのお嬢さんを見かけたので、ご両親に了解を得て、写真を撮らせてもらった。 とても可愛らしい。 後ろの船と姉妹船らしいクルーズ船がかなりお客を乗せて帰ってきた。 それらのお客がすべて降りてから、60人ほどの新しい一団が乗り込む。 切符はクルーズ船の乗務員が販売する。 ジーンズをはいているが、膝の上あたりが擦り切れていて、多分作業で擦り切れたものだと思うが結構カッコいい。 

クルーズ船はさほど大きなものではないが名前はSilver Marlin号。 船の上甲板に上がり、船先に設けられた青空のベンチに席を求める。 さすが11月も終わりなので、寒さも一塩。 15人程度の元気な人々が上甲板に上がるが、ほとんどが船内に残る。 スペインからとおぼしき母娘が写真を取り合っている。 すぐに船は出港し、レバン川をローモンド湖に遡っていく。 川の両岸にはかなりの小型の船が舫っている。 水鳥が泳いでいる。 右側に見えるバーロッホ城の公園には犬を散歩につれている人が、ときおり犬が川に飛び込んで遊ぶのを、呼び止めていたりする。

スコットランドの犬は寒さに強いらしく、川に飛び込んでは、すぐに岸にあがり、体をふって水気を飛ばしている。 クルーズ船は徐々にスピードを上げ、川を遡っていく。 (続く)


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