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FIFA2008年1月号の表紙はカカー [ヨーロッパ・サッカー]

先週の月曜日17日、トヨタ・クラブワールドカップの決勝戦の翌日、FIFA公式マガジン2008年の1月号が届いた。 表紙はバロンドールそしてFIFA年間最優秀選手賞に輝いたカカー選手。 しかも独占インタビュー記事というキャプション付き。 カカー選手はACミランではなく、ブラジルのスパースターとしての紹介。

1982年4月22日ブラジルで生まれる。 ブラジル国籍。 
ポジション:MF/アタッカー
所属クラブ: 1994年-2003年: サンパウロ 2003年からACミラン
栄誉: 2001年 リオ-サンパウロ優勝、2002年WC優勝、サンパウロ州優勝、2003年インターコンティネンタル・カップ・ファイナリスト、UEFAスパー・カップ優勝、2004年イタリアン・リーグ優勝、コパ・アメリカ優勝、2005年FIFAコンフェデレーション・カップ優勝、UEFAチャンピオンズ・リーグ・ファイナリスト、2007年UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝、FIFAクラブ・ワールドカップ優勝
ブラジル代表64試合、24ゴール
現在のACミランでの年収は手取り8百万ユーロと推測される。 噂ではその10%をカトリック教会に寄付しているらしい。 

カカー選手のインタビュー記事は16頁から21頁だが、その前にスナップショットとして7頁に、ロナウジーニョ、ロビーニョ、そしてカカーの3人がブラジル代表チームで練習の後、プールでクールダウンしてリラックスしている表情の写真が大きく載っている。

カカー選手の独占インタビューの一部を紹介しよう。
キャプションは「才能だけでは十分ではない」
カカーの本名は、リカルド・イゼスコン・ドス・サントス・レイテ
FIFAの機関誌に過去、現在、未来、そしてフットボール以外の生活もすべてを語った。
(全部で23の質問に対して、カカーは回答している。 その中の一部を日本語で要約。)

質問:18歳でサンパウロでサッカー選手としてデビューしたわけだけど?
カカー: これには面白い話がある。 当時僕はユースのサブだった。 毎年1月は大事なユースの試合がブラジルであり、皆それに参加する。 当時のサンパウロのファースト・チームのコーチがユースから2名選手を出して欲しいといってきた。 FWとMFをね。 ユースのコーチが、ストライカーを貸し出すのは問題はないが、MFの一番いいのはユースの試合に出すから、2番手、それは僕だが、をファースト・チームに貸し出したんだ。 僕はファースト・チームのコーチに気に入られ、その後ずっとファースト・チームにいることになった。

質問:それからスイミング・プールで事故にあったよね。 それが影響した?
カカー:話すよ。 ある日、お祖父さんの家にいったんだ。 中庭にスイミング・プールがあって、飛び込んだら、プールの底に頭を打ち付けて、首がねじれ、脊髄の6番目の骨が骨折した。 人生で最も困難な時期だった。 2000年10月のことで僕は18歳だった。 この事故から、何事にも、より集中して、より献身的に、より愛情をもって、あたるようになった。 そうすれば、一瞬にして人生は変わっていく。 僕は、実は医師からははっきりと、大変幸運だったと、言われた。 この事故を経ても、サッカー選手として復帰することができた。 自分がしようと思うことは、なんであってもやることが可能な状況にまで回復することが出来た。 先にも言ったけど、何事も、もっともっと集中して、もっともっと愛(情熱)をもってやるようにしている。

質問: 誰が助言をするの? 何を助言されるの?
カカー:僕の父さんだ。 何でも話す。 何か決めなければならない時、一番最初に電話するのは父さんだ。

「僕はいつもシェフチェンコの親友だ」
質問:サッカー界では誰と仲がいい?
カカー:友達はいっぱいいる。 ミラノにすむブラジル人とか。 ジラルディーノ、マルディーニはいつも僕を助けてくれる。 親友ならシェフチェンコだ。 ブラジル代表では、サンパウロのジュリオ・バプティスタ、ロビーニョ、ディエゴかな。

質問: 自分のベスト・ゴールは?
カカー: 多分、アルゼンチンとの親善試合でブラジル代表としてゴールした時、チャンピオンズ・リーグでマンチェスター・ユナイテッドとの試合で、アウェーのオールド・トラッフォードでの2ゴールかな。

質問:ピッチを離れた時はどうすごす?
カカー: 大変静かな生活だよ。 妻と一緒に過ごす。 映画見に行ったり、外食したり、観劇に行ったり、特に映画は、評判の高い最新作は見逃さない。 好きな俳優は、デンゼル・ワシントンとジュリア・ロバーツ。 それから、器用な方じゃないから日曜大工みたいなこととか、台所仕事も苦手。 もっぱら食べる人。 大食漢だから食べる才能を持っている。 妻は料理が上手。 初め、イタリーに来て6ヶ月は仕方なく、何とか生き延びる為に最低限のことはしたけど、料理は苦手だな。 僕はファイナンス(財務・金融)が好きだ。 だから株式投資をしている。

質問: いつもフェア・プレイを好み、微笑んでいるよね。
カカー: サッカーをすると楽しくてしょうがない。 相手チームを尊重しつつ、自分のプレイをする。 それと審判には文句を言わないようにしている。 ピッチ上で、一瞬の内に判断を下さなくちゃならないけど、いつも全て見えているわけでないし、アシスタント・レフェリーの助けもいる難しい役柄だから。


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