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デイリーレコードが伝える中村俊輔の後悔 [サッカー]

2009年10月10日付けのデイリー・レコードにはかなり目を惹く記事が載っていた。

記事のタイトルは「中村俊輔: 俺はセルティックとSPLから2年前に(他のリーグに)移籍すべきだった」

興味深いところを要約して日本語でご紹介。

中村俊輔は昨夜、セルティックが彼の心の特別な場所を占めているということは認めたものの、SPLのレベルの低下が(2009年の)夏にセルティックから去った理由でもあり、またそれは2年前に実行すべきだったと告白した。

グラスゴーを去って、エスパニョールに加わって後、初めて元同僚マクマナス選手とコールドウェル選手に再会するわけだが、ゴードン・ストラカン監督の下のセルティックでの4年間について率直に語った。 

(現在、レンジャーズとセルティックはSPLから離脱して、イングリッシュ・プレミアに所属換えを画策しているとかなりニュースが出ている。。。)そんな中、中村はストラカン監督の時代に変化が起きており、スコットランドのクラブの経済的理由・予算の乏しさから、スコットランドのサッカーのレベルは劣化する一方だったことが明らかだったと述べた。 

中村は2007年の夏にセルティックを離れるべきだったのではないかと思っている。 2007年はセルティックを初めてUEFAチャンピオンズ・リーグ16チームまで勝ち上がり、本人も年間最優秀選手など賞を総なめにした年。

中村は続ける。 「当初は、セルティックでの滞在はもっと短いつもりだった。スコットランドのサッカーの水準は俺が最初に足を踏み入れた時のほうが、俺が2009年の初夏にセルティックを去った時よりも、もっと高かったと思う。 例えば、ジョン・ハートソンだ。 この4年間にいい選手はセルティックやSPLからどんどん去っていった。 俺の最初の2年間はよかったし、チャンピオンズ・リーグでもかなりやれた。

金持ちクラブがいい選手を集めだして、セルティックからもいい選手が流出して、ヨーロッパで戦う(チャンピオンズ・リーグ)のがだんだん難しくなった。

俺は今31歳。 時々、29歳の時にスペインかどこかに行くべきだったと思うことがある。 3年目にグラスゴーから出て他に行くオファーがあったし。」

ストラカン監督は常に中村の勇敢さ、熱心さ、技術のことを誉めそやしていた。 このアジアのエースはまるでストラカン監督の養子のようなものだったが、ストラカン監督の辞任問題が彼の選択に影響を与えたわけではないとしている。

中村はピーター・ローウェル会長に彼の意志は明確に伝えており、新しい後任の監督にも残ることはありえないことは伝わっていたはず。

中村はスペイン・リーグでプレイすることをずっと望んでいた。 セルティックからカタルーニアに慣れ親しむにはなかなか大変であることも中村は認めている。

中村はより洗練されたスペイン・サッカーに魅了されており、SPLの大騒ぎスタイルのサッカーから逃れることができて喜んでいる。 またグラスゴーからまったく異なった文化のスペインでの生活にうまく馴染もうと努力している。

中村は言う。「エスパニョールではまだ適応すべくもがいている最中で、自分のベスト・フォームを出すことや、楽しむなどとはほど遠い。 どのリーグもそのリーグ特有のレベルがある。 スコットランドのサッカーもいくつかの点では優れたところがあった。例えば、フィジカルとか。 スペインでは俺はよりボールをコントロールすることが出来る。 スコットランドのサッカーでは俺はボールをコントロールするということがなかった。 

スコットランドでのピッチは大抵が湿っていて、スポンジのようだった。 そのピッチの状態がチームのプレイの仕方にも悪影響を与えていた。

スペインではパスを重視するサッカー。 サッカーのスタイルが全く異なるのだ。 

俺は過去を振り返ることはない。 将来を見据えたい。」

 

 


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コメント 3

トラ

厳しい条件の中でも代表とクラブで実績を残してきた俊輔は本当に尊敬します。いろいろな葛藤を抱えながらもいろんなものを受け入れてプレーに専念するというのは本当にすごいことだと思います。このところ不愉快な記事やコメントを目にすることが多く、某夕刊○ジには「俊輔代表落ちの現実」などとまったく失礼な記事がありましたが、そんな簡単に彼のこれまでの実績を否定されるものではないし、予選の間も日本代表は俊輔からの1点に何度も助けられてここまできました。私はそんな彼を誇りに思うし、応援してスペインでも成功させてあげたいし南アのピッチにも立たせてあげたい。最近の代表戦は違う所で疲れてしまいますが、いつもここを訪れる度にホッとします。
by トラ (2009-10-13 23:16) 

Lala

トラさんヘ、
ご訪問ありがとうございます。
いつでも憩ってください。

さて夕刊フジの記者Mさんはいつもあの手のその都度、都合のよいところだけを切り張りした記事を臆面もなく書きます。 まあ、夕刊フジを売りたいだけでしょ。 でもあの記事の日、駅の新聞売りスタンドの夕刊フジの宣伝の飾り帯にはあの記事のことは一言も書いていませんでした。それに記事の内容は普通にスポーツ・ニュース読んでいる人間にはとてもまともにとりあげる内容ではないのは一目瞭然のレベル。 それに金だす人など今時いません。あのレベルの記事をよく名前を出して書けるものだと。 恥じだ。

中村俊輔選手の歩んできた日本代表の10年の道は、誰もが到達できるレベルではありません。
サッカー選手の限界に挑む中村俊輔選手を応援しましょう。
by Lala (2009-10-14 22:22) 

Lala

トラさんヘ、

記者は夕刊フジの編集委員でKさんでした。 あの記事は13日付けなのにもう削除してありました。 

そんなのは無視が一番。 そして金出して買わないこと。


by Lala (2009-10-14 23:12) 

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