雪吊の兼六園には雪がほとんどなかった(後半) [旅]
1月末に冬の寒い日に飛騨高山への短い旅行の続き。 もう3月も下旬、そろそろ桜の開花のニュースが聞こえてくる頃。
金沢の兼六園には雪がなく、冬の真っ最中とはいいながら、結構陽の光もつよく、デジカメした写真をみると春の日のよう。
写真は正直公園の内部の変哲もないけれど、雪の重みに耐えられるように繊細な心遣いが数千本とも思える雪吊の糸。
金沢の兼六園の出入り口はいくつかあるけれど、入り口も出口も同じだった。 それは観光バスを駐車させるところは旅行会社と現地のお食事どころやお土産屋さんとのタイアップが多いため、金沢では昼食の場所。 兼六園のガイドさんも、このお食事どころのお土産販売員も兼ねている。
バスから降りたら、ガイドさんがお勧めの御菓子の試食をすすめながら、兼六園の入り口へと向かった。 兼六園のまわりは昔は家老職クラスのお屋敷があったということで、長い壁が続いている。 そのお屋敷の一角に大きな木が枝を塀の外へ突き出している。
その枝の下を通った時、後ろから気配がした。 そしてアッと思った瞬間、何やら暖かいものが3連発で。 まずはチェルシーの犬耳帽子、そしてダウンのコートの下に来ていたダークレッドのジャジーのフードに、そして最後は右の親指に。 なんとカラスの標的になっていたのだ。 運を発射されてしまったのだ。 多分チェルシーのチェルシー・ブルーのキャップを目印にしたのだと思うが、少しそれてフードにも。
兼六園を見学した後に、同じ塀の続く歩道を歩いてもどった時に、上を飛ぶカラス1羽見つけた。 非常に大きなカラスだったけど、かなり年寄りのカラスのようだった。 羽を広げて飛ぶ姿、羽はところどころ折れ抜けているのか大変みすぼらしい姿だった。 そのところどころ抜けた羽を必死に羽ばたきながら飛ぶ姿。 古い都の金沢ならではのこと。 (金沢の次にもう1箇所まわります)
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