バルサを見ずして、結構というべからず(前半) [ヨーロッパ・サッカー]
2012年1月4日 会社の仕事始め。 正月は箱根駅伝をついついTV観戦してしまうが、元日には天皇杯。 そして高校サッカーが目白押し。 今年のお正月は4日間と短かったし、姪の出産もあり、初子のお宮参りとほぼタイミングのあう旧正月を寿ぐことにしたい。
TVのお正月番組もサッカー選手もかなり出演していたものもあったが、なんといっても「なでしこジャパン」の女子選手に注目や人気がいっている感。
1月9日頃にはFIFAの最優秀選手(男・女)が発表されるが、男子選手ではメッシ選手が、そして女子選手ではなでしこジャパンの澤選手が選出される可能性大。
さて、バルサが優勝したFIFAクラブ・ワールドカップ2011だが、この大会開始にあわせて特集号が12月13日頃に週刊サッカーマガジンから発売された。 購入された方も多いとおもうが、その中で、とても興味深い記事があったので紹介したい。
この特集号のタイトルは、"BARCA バルサを見て死ね" 2011.12.27 NO.1379
この号は多くのページをバルサ、そしてサントスについて割いているが、その中で、あの有名なクライフ監督時代に右腕として有名だったカルラス・レシャック氏がインタビューに答えている記事「バルサイズムとは何か?」が大変面白かった。 今までもバルサについてこれはとおもう記事やインタビューなどご紹介してきたが、レシャック氏の説明にはかなり納得できる部分が多いので、少し再構築して。
・ボールポゼションは最良のディフェンス
その心は: こちらがボールを持っている限り、失点は絶対にありえない。 ボールポゼション=最良のディフェンス=敵をつかれさせる最良の方法=最良オフェンス
・このスタイルをバルサに持ち込んだのは誰?
その心は: 今のプレースタイルを哲学としてクラブに植え付けたのはヨハン・クライフや自分(カルラス・レシャック)だが、源流はリヌス・ミケルス。
・ボールは仲間、血、命の源
その心は: バルサのサッカーはボールを仲間と考えるとこから始まる。 ここが他と大いに異なる点。 たとえば、イタリア式だとボールはほとんど邪魔者。 しかし、バルサでは、ボールは血であり、命の源。
・4-3-3
その心は: スペースを埋めるのに最適。 このフォーメーションだとフィールドの各エリアに選手を一人ずつ、互いが互いを邪魔することなく置ける。 即ち、選手間の距離というのが非常に重要。 ディフェンスラインに何人いるかは問題ではない。 大事なのは前後左右の距離。
(続く)
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