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バルサを見ずして、結構というべからず(中間) [ヨーロッパ・サッカー]

2012年1月7日 お正月も7日になると新しい年の実感が。 病院に赤ちゃんを見に行った。 親戚や友人が頻繁に訪れているそうで、赤ちゃんの授乳は赤ちゃんが要求(泣く)すれば都度ということで、新米のお母さんはほとんどまともに寝る時間がないということ。 すべては赤ちゃん中心の生活がはじまるのだ。

お父さんはいま流行りの「イクメン」を目指すとのこと。

さて、バルサを見ずして、結構というべからずの続きを。

・FWはすぐさま第一のDFに

その心は: 現在のバルサは、失ったボールを簡単に取り戻せる。 高いレベルの能力を持ちながらも、ボール奪取にあれほど一生懸命のなる選手たちは、世界中を見渡しても、過去を振り返っても、そうそう見つかりません。 ボールを失った途端、FWであろうと誰であろとうとすぐざま、“第一のDF”となり、必死に取り戻しにいくのですから。 

・アリゴ・サッキのミランのプレッシングとはバルサの仕掛け方が違います

その心は: ミランの選手達は、ボールを失うとフィールドの中ほどにまで戻り、仲間を確認してから、全員でプレスに行くスタイルですが、一方、バルサは敵に時間を与えることなく、失ったその場でプレスをかけます。 前線で失ったボールは、敵のDFの足下にありますよね。 DFというのは、技術的にはたいていMFやFWよりは下ですから、奪い取るのは比較的楽なのです。

・バルサの選手はどうしてあんなに易々とパスを繋ぐことができるのか

その心は: パスのスピードが違うから。 繋ぐスピードが速ければ速いほど、敵の守備網にスペースが生まれます。 アルゼンチン代表も最近はバルサのサッカーを試しているが、メッシが活躍できないのは、彼に良いボール(メッシに向けたパスのスピードが遅いから、マーカーは余裕をもって然るべきポジションをとってしまう)が入らないから。 1対1を仕掛けるにあたって、メッシのアドバンテージは小さくなる。メッシが(バルサで)良い選手でいられるのは、周り(バルサ)の選手のおかげでもあるわけです。

・速いパスを身に着けるには何をしたら。

その心は: 速いパスには、しっかりボールをコントロールする技術が必要です。 クライフが監督のころ、練習でロンド(輪になり、中に守備者を入れてのパス回し)を命じましたが、使うボールはラグビーボールだったこともあります。 クライフは疑問を呈した選手に、「なぜかって? コントロールできないボールに反応できるようになってもらいたいからだ」

・バルサにはウィングタイプの選手を重視し、よく起用しているようだが

その心は: フィールドを横に広げるのは大事なことです。 フィールドが広がるとポジショニングが難しくなり、守る側は苦しむ。 バルサはボールの支配率が非常に高いので、敵はたいてい自陣を固めてきます。 となると、やらなければならないのはフィールドを拡大し、ボールを速く回して、敵の守備網の中にスペースをつくることです。 

・ハンドボールとも共通点が

その心は: 敵の守備陣の中にスペースをつくるというのは、ハンドボールの攻撃のようなもので、考え方は似ています。 ウィングがサイドに開けばマークするSBもついてきますから、中央で守るCBはサポートを失うわけです。 

(続く)


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