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バルサを見ずして、結構というべからず(後半) [ヨーロッパ・サッカー]

2012年1月22日 横浜日産スタジアムで、あの松田直樹選手の追悼の試合があった。 1月7日以降ブログUPもご無沙汰だったが、普通に会社に出勤していた。 ただ、慌ただしく、余裕がなく、22日の日曜日も家でやるべきことを片付けていた。できれば横浜日産スタジアムに駆けつけて松田直樹選手の旧知のサッカー選手や現役引退した元選手達のプレイを観たかった。

幸いなことにTV放映があったので、観戦。 あの「ナオキ、ナオキ」コールがこだまするとなんとも言えない雰囲気。 86人もの選手が集まった試合。

横浜Fマリノスの選手やOB達対Naoki Friends. 親善試合とはいえ、かなりマジな展開、それでもどの選手の顔にも笑顔が。 あんなに楽しそうにサッカーする選手達や元選手達。 試合は前半に1点をいれた横浜FマリノスOBの勝利。 Naoki Friendsには三浦カズ選手がシュートを多発してアピール。 独特の存在感の田中ヒデ選手。 前半の終わり頃中村俊輔選手の相手DF数人に囲まれてのループ・シュート。 すこしゴール枠は外れてしまったが、楽しいサッカーであったのはよく見て取れた。

さて、3回にわけてお伝えしたバルサについて、

「選手はアスリートでなくサッカー選手であるべき」

その心は: バルサは「まずサッカー選手であるべきで、その上で、可能ならば、アスリート的な能力を身につけさせよう」としている。 (確かにメッシ選手やイニエスタ選手などアスリート的ではない)  言い換えれば、体の大きさや身体能力はに二の次で、テクニックに優れた選手がパスを繋ぐサッカーをし、力に頼るようなプレイは減っている。 バルサはフットボーラーを求めている。 サッカーができる者たちを求めている。

「外部から連れてきた選手達とカンテラ育ちの選手達の融合」

その心は: ドリームチームをつくる成功の秘密は、物事を少しずつすすめていったこと。 たとえば、ポジションに番号をふり、それぞれどのエリアで何をしなければならないか教え込んできました。 2番はこれ、3番はあれをやれ。 ストップ、全員持ち場にもどれ、そこからうごくな・・・とか、フィールドのどこで、何をするかが重要。 選手層は粒揃いなので、誰が出るかは大した問題ではない。

「バルサのスタイルは本当に真似ることができるのか」

その心は: 体格ではない。 大事なのは巧みさであり、器用さであり、ボールのコントロール。 バルサのスタイルを真似るのはよいことです。 イタリアのたいていのチームよりバルサを真似た方がずっと良い。 問題は、このスタイルを理解するのは、ある言語を理解するようなもので簡単ではない。 カンテラ育ちはDNAにすでに書き込まれているので問題はないが。バルサの育成過程を経ていない選手が対応するにはなかなかむずかしい。

「どのような難しさか」

その心は: バルサの練習場には世界中から監督やコーチがやってきて、バルサ・サッカーの基礎を自分の目でみて確かめ、スタイルを真似るためが目的で、一方、バルサも全て公開しています。 みんなあらゆる練習メニューをメモして帰っていきます。 それでもバルサの哲学やコンセプト、アイデアを汲み取って正しく解釈するのは難しい(メモ程度で十分咀嚼して身に着けること)でしょう。 

やはり10年以上もの釜の飯を食べたものにしかわからないバルサの哲学、コンセプトということらしい。 多分、教えていることにブレがなく、毎年毎年若手を育てていく、地道な活動に勝るものはないということらしい。 

この記事を読んで納得。


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