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対ブラジル戦、伸び伸び選手間のスペースも一定でブラジルらしさで4対0と日本代表を一蹴 [サッカー日本代表]

2012年10月16日 午後9時近くのキック・オフで、ザック監督の日本代表対ブラジル代表の親善試合は最初からTV観戦。

試合を観終わった後に、すぐ記事にしようと思ったが、今日になってしまった。 試合そのものはTV視聴率も23%とかなり高いので、サッカー好きはほとんど見たと思うので印象だけ。

ブラジル代表は30歳で久しぶりにカカー選手が代表に復帰。 若手のネイマール選手やチェルシーの注目若手などなかなかいい選手をそろえてきている。 このブラジル代表はかなりがこの夏のロンドン・オリンピックでU23サッカー男子の銀メダルをとったチームの若手選手がかなり呼ばれているようだ。 そこにカカー選手のような経験豊かな選手を配している。 2014年ブラジルWCに向けてチームはまだまだ成長途中ということ。

対する日本代表はこのところの定番選手のみで、新しみは全然ない。 本田選手のワントップだというが、正直、FWを連れてきているのに相変わらずの感じ。 どちらかというと本田選手を使う場合、ゼロトップで守備重視で、本田選手のキープ力を頼んで、ワンチャンスを狙うというのが岡田ジャパンの時だったとおもうが、攻撃力や連係力のある香川選手と清武選手を揃えていながら、どういうワントップ?・・・という思いで見ていたら、確かに前半開始そうそうショートパスを回しながら本田選手にパスがわたってシュート。 しかしあまりスピードも威力もあるとはいえない。 簡単にブラジル代表のGKにセーブされる。

香川選手や清武選手の動きが目立つわけでもなく、なんとなくショートパスをつないでチョコマカ前線に動いているという感じはあった。 しかしこの日本代表の動きに慣れたブラジル代表は次第に、ピッチを大きく使い、正確なパスと緩急とつけた走り込みで、次第に試合をコントロールしていく。 そして前半かなり早い段階でブラジル代表が先制点。 非常にスピードのある威力あるシュートが左隅に狙い覚まされ、対フランス戦では大奮闘だった川島選手の手の届かないところに打ち込まれる。 

強豪国相手に早い段階で先制点を狙っていた日本代表だとおもうが、2点目は焦った今野選手がブラジル代表にPKを与えて、これをネイマール選手が冷静に、微塵のゆらぎもなく決めて2点目。 これで前半終了。

確かに川島選手も今野選手も対フランス戦では特出していたが、この対ブラジル戦では前半から絶不調。 これは後半はかなり選手交代してくるのかザック監督・・・とおもったら、フランス戦とは異なり、中村憲剛選手の代わりに、乾選手、内田選手の代わりに酒井選手選手。

2点を得たブラジル代表はますます自分達のサッカーを展開し、日本代表のレベルを把握したこともあり、非常に落ち着いている。 ワントップの本田選手だと影が薄くなる香川選手に清武選手はやたら動いているけれど、本田選手も前線に張り付ける力はないので、攻撃の形が全然作れていない。 乾選手や酒井選手を、そして長谷部選手の代わりに細貝選手をいれたけれど、ブラジル代表に日本代表の全体のレベルを露呈してしまった後半ではなんか大人のサッカーに高校生サッカーみたいに、やたらプレスに行こうとしているのか、相手選手にあわせて動かされてしまい攻撃も中途半端。 後半はカカー選手とネイマール選手にそれぞれ1点とられて4対0に。 

アナウンサーの、何とか1点は返したい日本代表・・・というセリフは白々しい。 またブラジル代表では、選手が自分のクラブで出場機会がなかったり、不調だとわかるとそもそも代表には選出されません・・・というセリフもあった。

最後、吉田選手に代えて栗原選手、清武選手に代えて宮市選手を出したけれど、これってなんか出したという言い訳のためのよう。 確か、後半ロスタイム3分ぐらいだった。 これでどう新しく出た選手が力をだせるのか? 折角のスピードスター、宮市選手はボールにも触れずじまい。

前半で、ザック監督の定番チームが全然刃がたたない場合の選択肢もないし、戦い方の選択肢もないというお寒い感じの試合だった。 カカー選手のここぞという時の前進する姿、ネイマール選手の謙虚ともいえる真面目なプレースタイルを見て、多少は海外で評価が高まった日本代表の海外移籍選手だが、まだテクニックにおいても戦術においてもブラジルのようなサッカー強国の選手達とはかなり差があるのは歴然だった。

この海外遠征の位置づけがなんなのか不明だが、できるならもっと多数の日本代表に選出されている選手を使って、また戦術の豊富さ(ある???)も見せてほしかった。 親善試合なんだからもっとバリエーション見せるよ。

試合後のインタビューで楽しんだというセリフをいった選手がいたけれど、この海外遠征は日本代表の試合であり、負けた試合で楽しんだというのはそぐわない。 悔しいとおもうのが普通だとおもうが。


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