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キム・ヨナ選手の強さの秘密 [表現の形]

2013年3月19日 Lalaのブログ愛読されている方が多くて感謝感激です。 少し眼の調子が悪いのと2月中旬頃から会社で新しい業務に就いたこともあり、しばらくはブログの更新が滞るとは思いますが・・・・

さて、WBCの日本代表(侍ジャパン)の準決勝敗退は残念でした。 選手の皆さんも何となく不完全燃焼の感。 WBCの本家本元の米国代表も2次リーグで敗退なので、まあ対戦相手が少し予想と反していたこともあるかもしれません。 しかし日本代表が闘った試合はとても選手の気持ちの入ったものでLalaも野球の面白さ発見できました。

ほぼ同時期にあった世界的大会のアイス・スケート世界選手権、 終わってみればキム・ヨナ選手とパトリック・チャン選手の強さが際立った試合だったとおもう。 カナダ大会ということで多少はカナダに縁ある選手が有利だったかもしれないが、それでも二人の強さは本物。

パトリック・チャン選手は大会によっては多少演技やジャンプにバラつきはあったものの、一番重要な大会(オリンピック、世界選手権)に照準を合わせることができるという意味で流石である。

キム・ヨナ選手は3年前のカナダでのオリンピック大会からは公式の試合からは遠ざかっていたけれど、復活したらその強さに微塵の揺らぎもなくショート、フリーと2本合わせて完全優勝。 その不在の期間、どういう偶然なのかわからないが、浅田真央選手の不調、スランプ。 

二人のスケーティングをみていて思ったことは、ライバルと目され始めたジュニア大会、天才肌の浅田真央選手、ジャンプするために生まれてきたような軽やかさで難なくトリプル・アクセルと決めた日々。 一方キム・ヨナ選手はジュニア時代はいつも浅田真央選手の後塵を拝していた時。 浅田真央選手はあの荒川静香選手でさえ、トリノのオリンピック大会で優勝する前の1年間ぐらいはいつも浅田真央選手の隣(2位か3位)に立たざるを得なく、荒川選手は選手時代かなり悔しい思いをしていたはず。

二人のジュニア時代によきライバルとしてTV番組でも特集をよく組まれていたとおもうが、打倒浅田真央選手に燃えたキム・ヨナ選手はジャンプの練習で、命綱(サーカスなどでの練習用補助器具)をつけて何回も跳びあがる練習を続けてきた。 高く軸がぶれないで跳びあがるテクニックはこの練習によってキム・ヨナ選手は身に着けたものと思われる。

Lalaは以前バレーを習っていた時の最初の男性教師が、当時まだジュニア時代だった二人の演技を観ていていった感想。 キム・ヨナ選手のジャンプのほうが優れている。 それはジャンプ(バレーのジャンプも共通)の軸が真っ直ぐなのがキム・ヨナ選手で、浅田真央選手のジャンプの軸はずれている。 バレーの教師だけあって、その観察眼は正しい。 (当時のLalaはその印象のコメントを聞いてもあまりピンとはこなかったが)

キム・ヨナ選手はその後、2010年のカナダのオリンピック大会を視野にいれて、カナダのジャンプで有名なスケートの指導者、ブライアン・オーサー氏(今、日本男子の羽生選手のコーチ)についた。 スケート技術に磨きがかかり、しかもカナダに滞在してのキム・ヨナ選手はオリンピック大会で金メダル。 そこで身に着けたジャンプの技術はくずれるはずもなく今回でも3回転ー3回転、しかもジャンプは(多分すべてが)出来栄えが素晴らしいと判定された場合につく加点が見事についていた。 演技には貫録も漂わせ、立ち姿は美しかった。

浅田真央選手の現コーチの佐藤氏は精神力の違いといっていたが、冷静に見れば、浅田真央選手の立ち姿は美しくなく(これは自信のなさだけだったのか、それとも、キム・ヨナ選手の滑っている時の背骨から首にかけての美しさをみれは逆にその姿勢の悪さは目立ってしまったのか)、しかもトリプル・アクセルを含めジャンプに加点がついたのは正直少なかった。

天才と努力家の数年後の違いなのかもしれないが、浅田真央選手だって努力している。 ここは周りにいる大人コーチが冷戦に判断して強化すべき部分は強化しないと。


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