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夏の名残の鴨川シーパラダイスと市原ぞうの国 [生きるもの]

2014年9月15日 前日人間ドックの再検査はほぼ1日がかり。 初めての体験なので緊張していたせいか、この3連休に感謝。 

なでしこジャパンのアジア大会直前の(対ガーナ代表)とU21サッカー日本男子の初戦(対クウエート代表)はTV観戦。

なでしこジャパンの初戦は前半と後半は全く別の試合だったが、それなりに成果があった。 前半は宮間選手や阪口選手のうまさが目立った試合。 若手のFWも高瀬選手も大活躍で開始早々15秒で得点。 宮間選手の相手の隙を見逃さない、ロング・ボールが前線に出て、走りついた高瀬選手がゴール。 これを皮切りに5対0. 後半はガラリとメンバー交代で別のチームのようで、なでしこジャパンの戦い方になれた相手チームが体勢を立て直して特にゴール前の守備が手堅く、なでしこジャパンは攻撃の最後がもたつきやパス・ミスが目立った。 中島選手は頑張っていたが、やはりPA内でのプレイに惜しいシーンが多かった。  なでしこジャパンも相手が強豪国だとなかなか得点できない試合が多いので、この後半の試合は反省材料を得たということ。

男子のU21代表は、このアジア大会にむけて訓練を重ねただけあって、チームとしてかなりまとまっていた。 正直選手達はLalaには新顔ばかりだったが、年代的に先のブラジルのWCで活躍したコロンビアのロドリゲス選手やブラジルのネイマール選手などとほぼ同じ世代。 FWの鈴木武蔵選手の2得点。 キャプテンで7番をつけた大島選手はかなり巧い。 守備陣もかなり得点意欲を出して前線にかけあがってくる選手もあり、このチームのこれからの試合が楽しみ。

さて、この記事のタイトルの鴨川シーパラダイスと市原ぞうの国について。 先週房総半島の温泉にとても短いドライブ旅行をした。 鴨川シーパラダイスはたしか1年半前に向かったのだが改修工事中で休園中だった。 市原ぞうの国も過去に何回もそばを通りながら素通りした経緯がある。

1泊2日とはいえ、金曜日は午前中は会社で勤務したから、最初から近場でそれでいて今までに行っていない場所ということで鴨川シーパラダイスと市原ぞうの国に決めていた。 温泉自体は数度訪れている場所だが。

鴨川シーパラダイスではイルカ、シャチ、ベルーガ(白イルカ)のショーには新鮮な驚きと生き物のエネルギーを堪能した。 とくにシャチのダイナミックな動きと飼育員さんと1対1の関係で絆を深めつつ芸を仕込んでいく姿が垣間見え、シャチの立派な体躯、躍動感、豪快にあがる水しぶき、気持ちがはればれ。 

ベルーガ(白イルカ)のショーは屋外ではなく海水の温度を低く設定してあるプールの断面が強化ガラスになっておりそちらから拝見ということだが、ベルーガの賢さ、人間の声に反応してやまびこのような鳴きまね、驚きの身体能力。 これらのショーの見物客はほとんど子供(それも幼児)連れの家族だったが、これは大人にも十分楽しめるショーだった。 

ショーや水族館を楽しんで屋外にでると、鴨川の外房の海がすぐ前面に広がっている。 そしてそこには大きなカメが小さなプールに何匹も飼われているが、カメ達はぐるぐる小さなプールを泳ぎ回ると、海岸に面した(温泉の海に面した露天風呂がすぐ海岸線近くに作られているような場面を想像してください)縁にまわってくると、どのカメも身を乗り出さんばかりに前の手をかけてもがき、その縁を超えて海に出ようと試みる。 何度もぐるぐる回り、何度も縁を超えようともがくカメ。

その日は夏の名残の日差しも結構強く、塩の匂いも充満していた鴨川シーワールド。 

昼食後に市原のぞうの国に。 道の駅などで道草をくい、地元の野菜などを購入。 朝は勝浦の朝市でマグロ、イワシ、サザエ、そして新米などを購入。 

市原のぞうの国には午後3時ちょっと前に到着。 ぞうのショーをやっている広場に行くと、ぞうのショーはほぼ終わっており、ぞうさんのおやつタイムだった。 観客席に座ってそのままかなりながい時間おやつを食べるぞうさん達をみる。 家人はぞうのおやつカゴを何回か購入してあげていたようだが。 そのままぞう達の家族連れのぞうに乗るところや,鼻にぶらさがって写真をとる場面を観客席から観察。 ぞうの国も幼児や子供連れの家族がいっぱい。 

家族連れをのせて働くぞうさんは8頭ほど。 手前の柵ぎりぎりに1頭残りひたすらおやつをねだっているぞうがいた。 ほかのぞう達に比べると体も少し小型で皺も多く、あまり器量がよくないぞうだとおもっていたら、このぞうのみアフリカゾウで、お客さんを乗せて働くぞう達は皆インドゾウだった。

ぞうのショーをする広場の一番奥まったところにまだ子供のぞうとおもわれるのが1頭。 そのそばを離れない大人のぞうが1頭いた。 全部で10頭以上はその広場にいたのだが。 子供のぞうの両耳には青に白の水玉のリボンをつけている。 これが今TVなどでも紹介されている有名に「ゆめ花」ちゃんだった。 「ゆめ花」ちゃんはお絵かきやお習字を披露することができるぞう。 そのお絵かきの能力はお父さんぞうの「テリー」からもたらされているらしい。 お母さんぞうは「プーリー」といって、2頭目の「りり香」ちゃんを2013年9月に出産、しかも、最近神戸市立王子動物園から出産のため預けられた「ズゼ」が2014年6月にここ市原ぞうの国で出産したオスの小象「結希」に授乳をして「プーリー」は2頭を育てているという立派なメスのぞう。

「ゆめ花」ちゃんは最後お写真セッションで毎回シャッター・チャンスにはポーズをとる。 何か自分がとっても可愛いということ、人間から注目されていることを十分意識していそう。

これらのパフォーマンスが終わると、ぞう達の上にはゾウ使いが乗る。 そして隊列をつくって市原ぞうの国の小高い山の頂上のぞうの家とそれぞれの囲いがあるところを目指してぞう達は進む。 なんとその先頭を行くのは「ゆめ花」ちゃんなのだ。 ぞうの群れは一番立派なメスのぞうがリーダーになるらしいが、この市原のぞうの国のリーダーは「ゆめ花」ちゃんのお母さんの「プーリー」のようだ。 「プーリー」が子育てに忙しいので、その長女の「ゆめ花」がリーダー代理らしい。 ゾウの隊列がすすむ後を観客達がついて歩く。 「ゆめ花」ちゃんは山の頂上の住処に着くまでに3回(小高い山なのでところどころ折り返す位置)、大きな鳴き声(パオーン)を上げた。 途中にある鳥舎のオウムやインコがその鳴き声に呼応して鳴きまねをする。

山の頂上のゾウの小屋には「プーリー」と小象が2頭。 一番奥の屋外の囲いにキバをもつお父さん象の「テリー」がいた。 房総にはこのぞうの国以外にも、老齢になった象の養老園を兼ねた施設があるらしい。 絶滅の危機に瀕しているアジア・ゾウの繁殖施設でもあるらしいが(これはパンフレットのうけうり)。

長年サラリー・マンを続け、周りの親戚の子供たちも大きくなり、自身動物園に行くということは思いもしなかったが、久しぶりに生の動物たちに接することができて、色々考えさせられた。 イルカやシャチ、ベルーガ、カメ、ゾウ、そして他の動物たち、みんな生き物。 精一杯生きている。


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