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SPL第37節:対ハイバーニアン戦、研究されていたセルティック、ゲームは支配すれども点とれず [サッカー]

2009年5月17日SPL第37節。 アウェーのエジンバラで対ハイバーニアン戦。 快晴。 

16日の試合でレンジャーズが勝ち点3を積み上げているので、ここは勝つしかないセルティック。

先発はオーソドックス、スコット・ブラウン選手がもどってきているので、守備的MFはハートリー選手を組んでいる。 先の試合で点を入れたサマラス選手はそのまま。

ハイバーニアンもクラブ・カラーはグリーンなので、スタジアムはグリーン一色。

前半序盤からセルティックが優位。 ハイバーニアンは全体に守備を固め、カウンター狙い。 セルティックはPA外からゴール前にクロスを上げて、FW2人が果敢にシュートを打つも、ゴール前に分厚く固めたハイバーニアンのディフェンスをかいくぐることあたわず。 ハイバーニアンのGKも手堅く危なげなくボールを処理する。

前半からボールをチェイスする中村俊輔選手。 右サイド先行するハイバーニアンの選手に追いすがると、体を巧く前に入れて、ターンしながらボールを奪うと、そのままダッシュ。 DSC00024H1.jpgDSC00025H2.jpgDSC00026H3.jpgDSC00027H4.jpg

圧倒的にボールを支配するセルティックなれど、どういうわけか、ゴール前のシュートがことごとくセーブされたり、ポストにあたったり、おしいところでそれたり。 度々のCKは中村俊輔選手が蹴るが、ゴール前に待ち構えているセルティックのヘディングが、どういわけか真上にヘディングしたり、ゴールを狙った角度でなかったりと、出来がよくない。 結果、ゴールが遠い。

なかなか点が入らないことに、セルティックの選手は苛立ってきたのか、だんだ個人プレイばかり。

これは後半に入っても同じ。 たまにハイバーニアンがボールカットしてカウンターに持ち込んだプレイのほうが流れがあって、フィニッシュもオンザターゲットのシュートになる。 セルティックのGKボルッチ選手のファイン・セーブでどうにか得点を許さない。

後半に選手交代。 ヘディングが決まらなさすぎのサマラス選手をヘッセリンク選手に。 早々にイエローもらって、プレイがかみあわなかったスコット・ブラウン選手をマロニー選手に。 攻撃陣を分厚くしたセルティック。 ゴール前のハイバーニアンの壁を崩せずどんどん時間は過ぎる。 それでも見ている側には得点の匂いのしない空回りしているセルティック。

後半の左CKはハートリー選手と交互のようだったけど、最後左CKを蹴る中村俊輔選手の表情のアップが。 このボールはかなりいい角度でゴール前に落ちたが、ハイバーニアンのGKが右サイドでジャンプしてキャッチ。DSC00028H5.jpg

最後、右サイド、PA外で、フリーになった中村俊輔選手、ボールを受けて、そのままミドル・シュートを放ったが、ゴール前に陣取っていた、ハイバーニアンの一番背の高いDFが頭で受けて、そのままボールはゴールバーの上のほうに流れた。 残念。 セルティック、いいところなく0対0で、レンジャーズに2点ビハインド。 後1試合。


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雑誌“サッカー小僧”、今度は一本歯の高下駄だ体幹トレーニング!(後半) [サッカー]

さて、タイトル通りの一本歯の高下駄と、ランニングの練習法の話。

前半で書いたけど、ヨーロッパの有名選手の貴重な話はまだまだ続くけど、タイトルとはどんどんかけ離れてしまうので、ここで本題に。

ランニングのトレーニング法はプロトライアスロンコーチの青山剛氏。

記事のタイトルは「ロナウド、カカ、メッシのパワフル走法を伝授」、そしてサブタイトルは「シュートミスがなくなる体幹トレーニング」

「彼ら3選手の走り方を見ると共通しているのは、上半身の使い方がうまく、身体の軸(体幹)がしっかりしている。。。足だけでプレーをしている選手は、シュートを打つ時には足の力を使い切ってしまっているので、キックミスをする確立が高いんです。 逆に足の力を節約してプレーできる選手は、後半になってもバテることなく、正確で強いシュートを打つことができます。。。 疲れた状態での突破力、プレーの成功確率がスタープレーヤーと普通の選手の違いなんだと思います。」

『足は疲れやすく、体幹は疲れにくい!!!』

「足を節約してプレーするためには、肩甲骨を動かすクセをつけておくことが重要です。 肩甲骨を反応起点として動かせば、その動きが腹筋やお尻の筋肉に伝わって、足が自然と振り出されます。これは電電太鼓の動きと同じで、軸を動かすことで軸についている手足が振り出されるというメカニズムになっています。。。体幹だけでしっかりバランスをとることができれば、その分腕のふりをキックやランニングのパワーとして使うことができるようになります。」」

肩甲骨力を上げる2つの方法: 「使えるようにする方法」、「強化する方法」

そのためのトレーニング法は「肩甲骨周辺のストレッチメニュー」

肩甲骨を強化する方法は:腕立て伏せ/逆立ち歩行/ロープ懸垂/手押し車/鉄棒懸垂/鉄棒懸垂逆上がり

そして、一本歯下駄でエクササイズする「タイツ先生のファンタジスタへの道」DSC00018ゲタ1.jpgDSC00019ゲタ2.jpg

「人間の身体にはたくさんのバネがあります。 背骨の骨と骨の間もバネです。 縦にビヨーンビヨーンと揺れる動きをイメージしてください。 頭の先からツマ先までバネですよ。。。メッシやC.ロナウドは身体全体をひとつの大きなバネとして動かしています。 だからあれだけ速く動けるのです。 みんなは上半身と下半身を別々のものとして動かしています。。。ひとつのバネとしてびよん、びよんと動いているメッシと、上半身のおもりを下半身で運んでいるキミたちとでは、スピードに差が出ますよね。 なので頭の上からつま先までをバネのように縦に動かすことを意識しましょう。」

ということでタイツ先生は一本歯下駄を履いて以下のトレーニングをします。

体幹トレーニング(ロナウジーニョのエラシコ)・・・脇腹の伸び縮み、脇腹の筋肉を伸び縮みさせて、股関節をとおして足先へ伝えて、足を動かす。

みぞおち横回しのストレッチ(エトーのキックフェイント)・・・横の回旋。 膝の向きと手の向きが逆になるように。

シザーズステップ(C.ロナウドのシザーズ)・・・C.ロナウドほど身体全体をバネのようにうまく使っている選手はいない。 頭の先から足先までビヨーンビヨーンとバネのように動かし、地面から反発する力(地面反力)を使って動いている。。。だからあれだけ速く動けて、相手に当たられても倒れないのです。

ワップダウンステップ(アンリのトラップ)・・・アンリは胸でトラップするとき、みぞおちの開け閉めを使ってボールの勢いを殺し、そのままドリブルの動きに入っていきます。みぞおち、背中にある肩甲骨、背骨、股関節を開いたり、閉じたりしてパワーを生み出し、身体の上半身、下半身が一体となって動いています。 

そしてYouTubeにはユニークなタイツ先生の映像が。

 

Lalaも早速一本歯下駄購入。 バレエでバランスを鍛えているので、下駄を履いても違和感全然ありませんでした。 確かに体の側面の動きは下駄を履くと稼動域が広がるような感じ。


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雑誌“サッカー小僧”、今度は一本歯の高下駄だ体幹トレーニング!(前半) [サッカー]

2009年4月に発売になった雑誌「サッカー小僧」、ヨーロッパ最強トレーニングを特集。 本当にこの雑誌は値段だけのことはある。 興味ある方は雑誌そのものをゲットしていただいて、面白いと思ったことをピックアップ。

まず欧州のスター選手の言葉から。 とくにジェラード選手とルーニー選手のところは興味深い。(カッコ内はLalaの補足)。。。書いていたら書きたいところが一杯出てきたので、前半と後半に分ける。DSC00017サッカー小僧1.jpg

KAKA(カカー):仲間にプレーさせることが僕の目的なんだ。 トレーニングはいつもジャグリング(リフティング)から、そしてトレーニングは全てボールを使う。 サッカーの美しさはシンプルであること。 ブラジルのテクニックとヨーロッパのメンタル(の強さ)

STEVEN GERRARD(スティーブン・ジェラード):プレーにテンポを与え、攻撃力を与え、リズムを変えられる選手でなければならない。 2つある。 1つめは「ボールの近くにいる。 攻撃・守備を問わず。 年を経るごとにエネルギー配分はコントロールするようになっている。 僕は大きなスペースを必要とする選手で行動範囲がかなり広い。 いい体勢でボールをもらうため、そしてそれを素早く次につなぐために移動しつづけているんだ。」、2つめは「常に前進すること。 相手ボールの時はプレスをかけながら、マイボールのときはボールにかかわりながら前に進む。 そしてプレーにテンポを与え、攻撃力を与え、リズムを変えられる選手でなければならないと思っている」

ボールコントロールの瞬間はむしろスピードを上げるべきだ。 ドリブルというよりは、ボールを持って“敵抜き”をしているという感じ。 僕は力いっぱい蹴っているよ。 シュートには気持ちも大事なんだ。

中村俊輔:イメージを持つことがサッカー上達への道。 練習での意識づけが周囲に差をつける。 試合直後にイメトレ(例えば、試験直後に正解答を確認するようにすれば、間違った問題にも次回正しい解答が容易)。 的確な分析が向上の秘訣。

WAYNE ROONEY(ウェイン・ルーニー):センターフォワードは時々、存在を忘れ去られる必要がある。 オフサイドぎりぎりのところにいて、パスを見越し、相手DFからも逃げる。ぎりぎりのところで、左右に大きく動き回り、敵陣深くで突然、パスを呼ぶ。 パートナーがよいタイミングでボールを送ってくれたら、シュートをしてネットを揺らす。 これは連携の問題で、トレーニングでの練習がものをいう。 例えば、ポール・スコールズは俺のことをよくわかっている。 いつ飛び出すか、どこへ向かうか心得ている。 俺は一人だけで違いを出せる天才的テクニックに恵まれていない。 力を発揮するためにパートナーの援助を必要とするタイプだから。

センターフォワードはいつも状況を警戒し、きびきびと反応しなければダメだ。 センターフォワードというのはボールはこないだろうと誰もが思っているところに動かなければいけないものなんだ。 そこにボールがきたらチャンス到来だからね。 

ゴール近くでボールをもらった時点で、すでにGKの位置がつかめているようなら、相手よりも早い動きに出られる。 ストライカーは他のプレーヤーより先に状況をみてかんじとらなければならない。 相手のGKの長所と短所も知っておかなければダメだ。 一番よくやるのはトーキック。 これだとボールにスピードが出る。 最後はとにかく考えないで、勘でシュートするんだ。 動きが自然でなければシュートの効果は消えてしまうぜ。

 


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SPL第36節:対ダンディU戦、シャープな動きと集中で前半先制点アシストした中村俊輔選手 [サッカー]

2009年5月12日SPL第36節。 セルティック・パークにダンディUを迎える。 9日の土曜日、大雨と風のなか対レンジャーズ戦では1対0で、勝ち点を逃したセルティック。 レンジャーズ戦の前に、このダンディUの試合こそ重要な意味を持つと話していた中村俊輔選手。

右脚付け根の痛みを押して、先発出場。 レンジャーズ戦に敗れたので、当然先発選手は入れ替えるだろうストラカン監督。 スコット・ブラウン選手復帰。 FWマクドナルド選手、サマラス選手。 左MFマクギディ選手、右中村俊輔選手。 左守備的MFクロサス選手、右スコット・ブラウン選手。 左SBネイラー選手、ヒンケル選手。 CBルーファンス選手とコールドウェル選手。

ダンディUの選手はかなり背も体格もいい。 タックルは躊躇なく、足元の技術もある。 そのため、タックルはあるけど、ボールを奪うとパス・サッカー。 セルティックも走り回るサマラス選手とブラウン選手の投入で、前半からボールが回る。

前半早い段階で右CKを得ると、蹴るのは中村俊輔選手。DSC00010H1.jpg 蹴りこみはシャープに、体は浮かず、ボールに力がそのまま伝わり、弾道はクリア。 ゴール上からストンと落ちる。 ゴール前にはセルティックの長身3選手が待ち構える。 コールドウェル選手とサマラス選手。 そして2人よりも少し後ろから間に入ってジャンプしたのはルーファンス選手。 滞空時間のある力強いジャンプのヘディングで、ダンディUのGKの上を抜けてゴールに吸い込まれる。DSC00008H2.jpgDSC00009H3.jpg

セルティック待望の先制点。 対レンジャーズ戦では悲壮な感じだったサポーターも歓喜。 総立ちで喜ぶ。 

後半も早い時間帯、 右サイド、ヒンケル選手とブラウン選手のパス交換で、スコット・ブラウン選手から中央にクロスが入ると、ゴール前に待ち構えていたサマラス選手が待望のゴール。 これでセルティック2点目。

前半から鋭いダンディUの攻撃を、ファイン・セーブを連発していたセルティックのGKボルッチ選手も、破られ、ダンディUは直ぐに反撃。 これで2対1.

両者のタックル合戦は激しくなる。 DSC00012H4.jpgDSC00013H5.jpgDSC00014H6.jpgイエローも出る。 中村俊輔選手も2回程、かなりあからさまなタックルを受ける。 それでもセルティックは優位な戦いに始終し、貴重な勝ち点3を得た。

後半残り5分で、フロド選手と選手交代した中村俊輔選手には観客席からスタンディング・オベーション。


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対レンジャーズ戦の激闘でのセルティックの選手の評価 [サッカー]

2009年5月9日のグラスゴー・ダービーで、悪天候で水浸しのピッチで、激闘を繰り広げたセルティックの選手評がEvening Timesの5月11日付の記事に載っていた。 

選手評は横見出しのようなもので記事のメインではない。 メインの記事は、このグラスゴー・ダービーの後、蜂の巣をつついたごとく、地元のメディアをにぎわしている、ストラカン監督とエイデン・マクギディー選手をベンチスタートにしたことを、いろいろ推測している記事なので、そこは省略。

記者はルーニー・カーリー氏で、選手評も。 記事の書き方から見るとかなり辛らつ。

ボルッチ選手: 驚くほどじゃない。 ボイド選手にもうまく対応。 ワンツーワンにも強かった。 レンジャーズのサポーターのうなり声にもうまく対応。

ヒンケル選手: がっかり。 安定したプレイだったが、肝心な時(ミラー選手の左サイド突破)にミラー選手を押さえ込めず、クロスを上げさした。

コールドウェル選手: 最高。 セルティックのベスト・プレイヤー。 統率力あった。 メンデス選手にファウルを仕掛けイエロー。 (コールドウェル選手は、2008/09の記者が選らぶスコットランドのMVPを獲得。 このコールドウェル選手については、日本人の解説者の間ではかなり評価は低い。 Lalaもヒンケル選手よりも、コールドウェル選手のゴール前で、ミラー選手のクロスをみつめたままなにもしなかったほうがミスを咎められると思うのだが) 

ルーファンス選手: 何でもあり。 ボイド選手と空中戦を度々戦った。 しかし1度もゴール出来なかった。 エデウ選手への危険なタックルでイエロー出なかったのはラッキーだった。

オデイ選手: お荷物だった。 怪我が癒えない内に試合に出て、選手交代までの間10分も足を引きずっていた。

中村俊輔選手: 勇敢だった。 レンジャーズのホーム、アイブロックス・パークで見せた最高のパフォーマンス。 しかも前半終了後に痛み止めの注射を打ちつつ後半もフル出場。 あたかも人生がかかっているかの如くタックルした。 いろいろ見せた。

ハートリー選手: 動きが制限されていた。 開始早々2分でイエローもらって、奮闘すべきMFにとっては痛恨。 度々レンジャーズに捕まっていた。

クロサス選手: (レンジャーズ相手に)臆しすぎ。 21歳の若手選手にとってオールド・ファームの最初の試合は荷が重すぎ。 安定せず、ボールを直ぐ奪われ、キラー・パスの出しどころがなかった。

マロニー選手: 失態だらけ。 左サイド、試合中どこもよいところはなかった。 そしてデービス選手にゴールを許した。 後半15分でマクギディ選手と交代。

ヘッセリンク選手: 不運。 レンジャーズの堅固なDF相手に敏捷さに欠けていた。 (中村俊輔選手のCKにあわせてヘディングであわやゴールという)ヘディングでレンジャーズのGKはかわしたが、デービス選手にもうちょっとのところで蹴りだされてしまった。

マクドナルド選手: うまく立ち回れなかった。 ボーゲーラ選手相手に男らしく戦った。 しかしインスピレーションよりは汗をかいて欲しかった。 ウィットテーカー選手によって倒された後PKの要求は無視された。

マクギディ選手: 呆然とした。 マロニー選手と交代で入った後、同点のシュートを打つチャンスがあったがいつもの落ち着きがなかった。

サマラス選手: 動いていた。 ヘッセリンク選手の代わりに、残り14分でピッチに。 守備に大忙しだった。

ネイラー選手: イエローもらった。 オディ選手と交代。 必要ないイエローだった。

さて、この試合の写真をスライドにしてあるURL見つけました。http://www2.newsquest.co.uk/scotland/pdf/Slideshows/090509OldFirm/index.html

 

 


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SPL第35節対レンジャーズ戦最悪のピッチで激闘も1点になくセルティック [サッカー]

2009年5月9日SPL第35節。 アウェーで対レンジャーズ戦。 セルティックが4連覇を達成するにはここはどうしても勝利したい試合。DSC09992R1.jpg

大雨と風でピッチ・コンディションはかなり悪そう。 レンジャーズの貴賓席には昔レンジャーズの選手だった、マンチェスターUのファーガソン監督の姿も。DSC09993R2.jpg

セルティックの先発はFWは変わらず。 左MFにマロニー選手。 右中村俊輔選手。 左右守備的MFも変わらず。 左SBオディ選手。 右SB、CBは変わらす。

レンジャーズは守備が巧く、カウンター攻撃主体。 対するセルティックはパス・サッカーで攻撃主体。 それでもフィジカルの肉弾戦になりやすい、オールドファーム・ダービーではロング・ボールとスライディング・タックルがひっきりなし。 これでもう少し天気が悪くなければヘディングも。

最初から中村俊輔選手、気合が入っており、右サイド、端から端まで動き回る。 特に右エンドのコーナーあたりにまでレンジャーズの選手のボールを奪いにスライディング・タックルを果敢に仕掛ける。DSC09995R4.jpgDSC09997R5.jpgDSC09998R6.jpg

前半、右サイドPA近くでドリブルで持ち込んだマクドナルド選手がファウルで倒される。 FKを蹴るのは中村俊輔選手。 DSC09999R7.jpgDSC00001R8.jpg角度がないところ、ゴールポストの上部バーすれすれに落ちてくるボールをレンジャーズのGKが必死でセーブ。 その後再三チャンスは来る。

セルティックの攻撃を阻んだのはゴール前の分厚い守備をひくレンジャーズ。 セルティックのマクドナルド選手、マロニー選手は小柄だが、レンジャーズは2人がかりでつぶしにかかる。 特にマロニー選手左サイド、ドリブルで持ち込むもほとんどレンジャーズの選手に倒され、しかもファウルをとってもらえない。

前半37分、カウンター攻撃のレンジャーズ。 左サイド鋭い走りでセルティックのDFを振り切って左PAわきにドリブルで持ち込んだミラー選手(元セルティックFW)が低いクロスを出すと、そのボールに足を出すヒンケル選手、どういうわけか見るだけのコールドウェル選手、そしてコールドウェル選手の背後から走りこんできたレンジャーズの選手が体をスライディングさせながらシュート。 レンジャーズ先制。

セルティック、必死の反撃。 それでもセルティックのFWの攻撃はことごとく封じ込められる。 中村俊輔選手の右CKからヘッセリンク選手がジャストミートのヘディング。 あわやゴールかと思わせたが、ゴール内にレンジャーズの選手が待ち構えていて蹴りだす。 惜しい! 前半のボール・ポゼション率、セルティック49%。

後半、ますますピッチ・コンディションは悪くなる。 グラウンダーのボールは水をはじきながら。 選手の足元にも水しぶきが。 セルティックは選手交代。 マロニー選手をマクギディ選手に。 オディ選手をネイラー選手に。 ヘッセリンク選手をサマラス選手に。

サマラス選手、丁度良い場所のゴール前でパスを受けながら、フリーだったけどスリップしてシュートに持ち込めず、尻餅。 クロサス選手はミドル・シュートを放つチャンスがあったが、ふかしてしまいゴールバーのはるか上に。 ピッチ・コンディションは最悪だが、セルティックもレンジャーズも譲らず、必死の攻防が続く。 ボールは右や左にめまぐるしく、選手のスピード勝負、体力勝負に。

中村俊輔選手のCKやFKはレンジャーズがクリア。 中村俊輔選手ゴール前右サイドシュートを放つも、その前にいたレンジャーズの選手の踵にボールはかすりコースがずれてしまう。 CKをアピールすれども流せれてしまう。 DSC00004R11.jpgDSC00005R12.jpg

マクギディ選手が右サイドからシュートを放つも、ゴールポストに当たってしまう。 惜しい。 だんだん時間のなくなるセルティック。 意気消沈するセルティックのサポーター。 最後まで1点が決められなかったセルティック、レンジャーズに首位を明け渡してしまった。DSC00007R14.jpg


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アバディーンのコルダーウッド監督が中村俊輔選手を褒めている [サッカー]

2009年5月2日のSPL第34節アバディーン対セルティック、3対1でセルティックが勝利したが、その試合の後で、アバディーンのコルダーウッド監督が対戦相手のセルティックの選手について名前を挙げて褒めていた。

アイルランドのYahoo Sports!に載っていた記事のタイトルはそのものズバリ、"Calderwood hails Celtic stars!"  同様な記事はTelegraph co.ukにも。 その中から中村俊輔選手についての部分を日本語にして紹介する。

アバディーンの監督、ジミー・コルダーウッド氏はセルティックのスター選手達がアバディーンを粉砕した試合でもその違いを見せ付けたことを認めた。

「セルティックは大きな前進だ。 セルティックのビッグな選手達が魅せた。 中村俊輔選手、若手エイデン・マクギディ選手、そして特にスコット・マクドナルド選手が試合を通して輝いていた。」

「中村俊輔選手は素晴らしい。 中村俊輔選手は(試合中)2回もアバディーンのアルコ選手に屈辱を与えた。 彼のサッカーの質、彼の仕事の達成率は信じられないほどだ。 彼は偉大な選手で、そして偉大なプロだ。」

「例えば、ピッチで中村俊輔選手の走る距離だ。 若手にはいつも彼を見習うようにと教えている。」

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「我々アバディーンにもチャンスは少なからずあった。 前半3対0でアバディーンが折り返すことだって可能だった。 しかし、実際得点したのはセルティックのマクドナルドだった。 それが違いの差だ。」


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SPL第34節:対アバディーン戦、前半ロスタイム反撃の起点は中村俊輔選手、後半ロスタイムもロングボールでアシスト。 [サッカー]

2009年5月2日SPL第34節。 上位6チームによるつぶしあいの最初の試合対アバディーン戦はアウェー。

セルティックの先発に左攻撃的MFに中村俊輔選手が。 右にマクギディ選手。 FWの2人は変わらず。 スコット・ブラウン選手はイエロー累積で2試合欠場。 代わりにハートリー選手、左守備的MFはクロサス選手。 左SBネイラー選手。 右ヒンケル選手。 CBにこれも怪我から回復したとマクマナス選手とコールドウェル選手。

前半、セルティックは攻撃に力なく、再々攻め込むのはアバディーン。 アバディーンは前季からかなりチーム力が安定してきており、パスまわしにも鋭さが。 セルティックなんとなく振り回されている感じ。 中村俊輔選手の動きもボールに触れる回数も目立たず。 やはり右脚の付け根、内転筋の故障はまだ回復していないのかも。 とはいえ、マクギディ選手もFWの2選手も動きに伸びやかさがない。 先制はアバディーンのセットプレイから。 PA右でFKを得たアバディーンは、低めの鋭い弾道にゴール前に待ち構えていた選手がヘディングで合わせる。 

セルティックは一層どたばたしてしまう。 最初のセルティックのFKのチャンスは右サイドで。 中村俊輔選手は蹴らずに、ハートリー選手が。 弾道は少し大きく、誰もいないところに。 これはかなりやばい。 アバディーンは元気づいている。

前半ロスタイム、今度は左サイドでセルティックのFKチャンス。 今度は中村俊輔選手が蹴る。 かなり距離があったが、少しフェイントかけてから蹴ると、大きくカーブしてゴールまん前に落ちると、アバディーンの選手がヘディングでクリアしたボールに、セルティックのコールドウェル選手がヘディングで押し込もうとすると、それをアバディーンの選手がクリアしようとヘディングしたところ、ボールの勢いを変えられず、反ってアバディーンのGKの手の上を越えて、ゴールに吸い込まれる、アバディーン痛恨のオウン・ゴール。

セルティック、やっと同点になって選手は大喜び。

後半、中村俊輔選手はいつもの右に。 マクギディ選手左に。 セルティックの動きは前半よりはよくなる。 マクマナス選手は調子がでず、ルーファンス選手と交代。 そのためかセルティックのDFが前半よりは安定感が出てくる。 中村俊輔選手の動きも少しよくなる。 

後半早めに中央のクロサス選手から右にパスが出ると、ヒンケル選手が少しドリブルしてゴール前にクロスを入れると、マクドナルド選手が間髪を入れず、シュート。 ボールはゴール右隅に突き刺さる。 ギリギリの角度とそのモーションの速さにアバディーンのGK横とっぴするも間に合わす。

2対1となったセルティック。 それでもアバディーンの鋭い攻撃は続く。 このまま2点を死守する策をとるほうがよいのかと思わせるようなアバディーンの動き。 アバディーンのセット・プレイやCKの時は、セルティックかなり緊張気味。 

後半ロス・タイム、このまま逃げ切りかと思ったら、右サイド中盤にいた中村俊輔選手からロング・ボールが、ゴール前のPAラインに出ると、そのボールに追いついたのがマクドナルド。 アバディーンのDFの追いすがりも何のその、慌ててゴール前から出てきたGKの動きを冷静にかわして、シュート。 セルティック3対1の勝利。

中村俊輔選手、決して調子よさそうではなかったし、もしかしたら途中交代もありかと思っていたが、他の選手の動きもよくないなか、決定的チャンスを作ったのは流石、プレイメーカーの働きはしっかり。

さて画像は悪いのですが、セルティックの3得点の映像がありました。

こちらからVideo5クリック→http://www.randalstowncsc.net/home/modules/news/article.php?storyid=339


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オーストリア、グラーツより愛を込めて・・・ハラキリ、カミカゼ、日本人のメンタルはもっと強いはず・・・イビッチャ・オシム(続き) [サッカー]

さて、久しぶりに日本のメディアの前に姿を現したイビッチャ・オシム氏のコメントは、「週刊サッカーダイジェスト」5月5日号に載っていた記事のなかでのコメントと似たような言葉使いだったので、その部分をLalaの視点でまとめて書いておく。

今でも毎日サッカーの試合を3試合ぐらいTV観戦するというオシム氏、TV番組では最近はサッカーのことが分からなくなったとも言っていた。 そして現在世界No.1のプロ・サッカー選手をリバプールのジェラードとも。

1.実力が上のチームとプレッシャー中で戦え!

「・・・大舞台でプレーするチャンスを得ることが、日本が何者かになれる唯一の道であり、それ以外に道はない。 ・・・自分達の位置づけを知るには、ハイレベルなコンペティションに出場し、優れたチームと対戦すること。 そこで自分に何が欠けているのか、何が十分なのかを知ることができる。 何が欠けているかを知るには、実力が上のチームと戦った時だけだ。 相手が自分よりも格下のチームなら、欠けているものを知ることはできない。」DSC09920オシム3.jpg

2.(日本は)自らハンディキャップを作りがち。

「(日本代表の)チーム全体のテンションを少し緩めることも必要だ。 焦ってはいけない。 日本人は対戦国のプレッシャー以上に、自分自身に対するプレッシャーで苦しんでいる。 どの対戦国もまるでブラジルであるかのように祭りあげ、自らハンディキャップを作ってしまうので。 それは自分達のことがきちんと評価できていないことに起因している。」DSC09925オシム4.jpg

3.今は日本のどの観客も情報収集をしっかりやっているから、誰もが最高のサッカーチームがどこかを知っている。

「だから、変に選手達が重圧を感じる必要はない。 例えば本大会の組み合わせ抽選でドイツを引き当てたからといって恐怖に怯える必要などない。 さもないと根底の部分ですでに言い訳を探すことになってしまうからだ。 怯えてしまったら、どうプレーしていいのか分からなくなる。・・・自分に、そして相手に対して、常に客観的になることが重要なのだ。」DSC09927オシム5.jpg

4.日本も相手にとって戦いにくいチーム

「・・・ディシプリン(組織としての規律)があるチームや守備が堅くて激しいチームが相手となると、攻撃がほとんど機能しなくなる。 バーレーンのようにあからさまに無失点を狙ってくるようなチームが相手だと攻略するのが難しくなり、なす術が無くなる。・・・イングランド勢のように日本人よりも頭ひとつ分大きく、体重でも上回る選手を相手にした場合、戦いづらいのは当然。 危険な上にプレーも激しい。・・・小柄だが敏捷性に優れ、一対一のドリブルに強く、巧みなボールコントロール力を持つ日本は、相手にとっても戦いにくいチームであることを選手達は意識せねばならない。」

5.日本には世界レベルの速さを持った選手がいない。

「個々のレベルで比較した場合、ヨーロッパの選手のほうが速い。・・・クリスティアーノ・ロナウドやルーニーほどのスピードを有した選手がいない。 ・・・サイドには速い選手が必要だし、中盤にも速い選手が2,3人は必要だ。 すぐに守備に加わり、また前線にいきなり顔を出すような選手がね。」DSC09950オシム6.jpg

6.中盤の選手のほうがフォワードよりも危険な存在だ。

「現代のサッカーは、攻撃的MFがFWよりも得点を多く決める時代だ。 ここぞのタイミングで攻撃を仕掛け、前線に現れてシュートを放つ。 そのような選手の存在が非常に重要で、彼らが現代サッカーにおける最も優れた選手とも言える。 残念ながら、そうした選手が日本にはいない。」

7.カミカゼ、サムライ、ハラキリ・・・、それらすべては日本の典型的なイメージだ。

「日本は組織的な国家として機能してきた。 伝統の中に組織力がしっかりと息づいている。 カミカゼ、サムライ、ハラキリ・・・・ 他国の誰もがそれは危険だと言って真似はしないだろう。 しかし、それは厳格な国民性や伝統といったものを表しているのだよ。 そのような日本人の特徴でもありポジティブな側面を、サッカーにおいて利用していく必要があるだろう。」

 


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オーストリア、グラーツより愛を込めて・・・ハラキリ、カミカゼ、日本人のメンタルはもっと強いはず・・・イビッチャ・オシム [サッカー]

2009年4月19日の日曜日の夜は「やべっちFC」で、名波 浩氏と中村俊輔選手のサッカー対談後編を見ながら、他の番組の「うるぐす」で、オシム前日本代表監督のインタビュー2回目も見逃さないようにした。 両番組とも先週の日曜日、それぞれその前編も放映されたということ。

オーストリア、グラーツの自宅でのインタビューは、非常に寛いで、より直裁な表現で、サッカー日本代表に対する思いをオシムさんは語った。

その記憶も新しい4月21日発売の「週刊サッカーダイジェスト」では、イビッチャ・オシム氏への独占ロングインタビューの記事を載せている。 これは来週号にも続きがでるとのこと。 物事はシンクロニズムが効くときがあるものだ。

まずは、ウルグスのインタビューから印象に残ったことを勝手に再構築する。 メモをとったわけでも2回目のように要所要所をデジカメしたわけではないので適当に聞いていたが、オシムさん流の逆節的な比喩を散りばめた辛口コメントは健在だった。  

オシム氏曰く。 

サッカーでは6つの分野での強化が考えられる。DSC09901オシム2.jpg

足りない部分を強化するというのが、一番手っ取り早い方法だと思うが、例えば、フィジカルについては、今の優れている選手のフィジカルを鍛えることは可能だ。 中村俊輔と遠藤だ。 2人のフィジカルがもっと強くなれば、特に中村俊輔選手がもっと速く走れるようになったら、サッカー日本代表はものすごく強くなれる。

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日本選手の技術力だが、あれ(PK合戦やリフティングを指す)はサッカーの技術というよりは、サーカスの技術だ。 ピッチ上で走りながら技術を使えるということがサッカー選手に求められるもの。 〔続く〕

 

 


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