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美しきバレエのお友達、そして花束、そして軽い肉離れ [表現の形]

4月の最初の週末、Lalaの通うバレエ・スクールの発表会があった。 ここでは2年に一度発表会を行っている。 最初にバレエ・スクールを訪れたのは確か2年前の2月頃。 小さな練習場だったが、バレエの発表会のパンフレットがあって、へえ~っと思ったのがつい昨日のよう。

去年の今頃、地下鉄の駅の階段で転がり落ちて、左足首の剥離骨折で、結局バレエの練習を5ヶ月ほど休み、体重はリバウンド。 骨折の場合、明らかに体重をかけると痛みが強くって、なかなか足を自由に動かせないのがわかった。 そしてバレエ・スクールに再び通い始めたら、発表会の参加者募集のお知らせ。

そこでLalaはほとんど躊躇なく参加を決めた。 先生の少し困ったような顔もなんのその。 普通のレッスンの日以外にも毎週末、発表会用の曲の練習。 その練習が始まった11月の初め、追突されて腰と首の捻挫。 腰は結局痛みがとれずMRI賭けたらヘルニア。 痛みは多少あったが、腰の筋肉や首の筋肉のリハビリを兼ねてバレエの練習。 

バレエの発表会の曲で、グループ分け。 一番後ろで踊るコールド(群舞)。 練習に集まってみて、上手な人が多いのには驚き。 コールドは踊りを揃えることと、派手な動きはないので、バレエの優雅なポーズでジ~ットしていなければならず、これがなかなか大変。 足のつめを何回も傷める。 舞台の前面で踊る数人の主役はさすがに踊りのキャリアは10年以上だったり、子供の時から踊っているような人ばかり。

踊りは2曲。 衣装も2つ。 曲は有名なコッペリアと海賊から花園。 花園は上手な人も、Lalaのような人も一緒にメイン・フレーズの振り付けや衣装は同じ。 上手な人はジャンプや、足を高く上げたポーズも。 コッペリアはコールドと上手な人との振り付けはまるっきり違ったものだったが衣装は色違い。DSC09600バレエ1.jpg

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1月に入って、練習は総合練習に。 それは幼稚園児や小学生など、バレエ・スクールの生徒が沢山いるのには驚かされた。 皆グループわけされ、それぞれ2種類の衣装で。 グループも10ぐらいあったような。 全て違う衣装。 それらのバレリーナが練習するのだから、時間もかかるし、教えているバレエの先生方、最後はほとんど怒鳴り声。 これはかなり大変なことに。

Lalaも1時間のレッスンなら休みをとらなくても続けられるが、2時間を越えて、そして待ち時間が増えて、ある日、左足の内側、足首から脹脛にかけて激痛が。 あわてて病院にいったら軽い肉離れ。 肉離れはなかなかやっかい。 直らないうちにまた運動すると他の部分が肉離れになるから、十分注意するようにといわれたが、やはり1週間後、ストレッチも十分に、足が冷えないように脚を保護するウールの長いスパッツにサウナ・パンツと防御を固めたけど、今度は左足のアキレス腱に痛みが。

発表会の日は迫ってくる。 肉離れなんてはじめてだからどうしたらよいかわからない。 中村俊輔選手がいう、試合しながら、練習を続けながら脚の故障を直していくというのは、多分このようなことかも。 練習は極力休まないように、痛んだほうの左脚は無理させないように、恐る恐る。 それでもやはり踊り続ける。 クリニックでは左脚は低周波。 腰と首は吸盤のような器具でリハビリ。

4月の発表会。 プログラムが進んでLalaのいるグループが踊る番になるのを舞台のカーテンの後ろで出番を待っていたら、何か胸に熱いものがこみ上げてきた。 やはり嬉しさと感激で。 小学校の学芸会のような雰囲気の発表会。DSC09670花束1.jpg

踊り終えて楽屋で記念撮影。 バレエはほとんど踊るところは写真には撮れない。 プロのカメラマンを使ってポーズや舞台写真、ビデオは撮ってくれる。 楽屋で最後、衣装を脱ぐ前にグループで一緒だった美しきバレエのお友達を撮った。DSC09674花束3.jpg

最後、発表会を見に来てくれた親戚の人たちから3つの花束が。 本当に嬉しかった。 花束をもらうなんて10年ぶりに近い感じ。DSC09671花束2.jpg

 

 


桜と日本代表戦 [表現の形]

2009年3月28日 今日はサッカーWC2010アジア最終予選、ホームにバーレーンを迎える。 キックオフは夜7時20分。 切符は手に入ったから、浦和スタジアムで観戦する。

ここ数日少し肌寒い日が続いているから隅田川の桜の咲きもまだチラホラで、花見のタイミングは来週末か。

野球のWBCで“侍”ジャパンが2連覇達成した記事が満載だった今週のスポーツ紙。 印象に残ったのは、原代表監督が、原ジャパンと呼ばれるのを警戒して、就任時に、協会に何かキャプションを考えてくれと頼んだ結果、“侍”ジャパンとなったということ。 イチロー選手をはじめ強者ぞろいの即席チームを率いていくのに、先の王監督や長島監督ほど、監督としてまだ確立されていないと自覚していた表れとか。

サッカー日本代表もサムライ・ブルーとかいわれているが、今季のアディダス提唱のスローガンは「国を背負える覚悟はあるか」

どちらにしてもファンの一人としては、ここで勝たなきゃ、南ア2010WCに出場出来ないということはもとより、サッカーのプロ選手一人一人の今後のキャリアにも大きく影響する、本当に選手自分自身のこと。 国という前に。

さて勇ましい侍、サムライ、国を背負う・・・などときたら、そうです。 そうなんです。

次に登場するのはあの桜です。 隅田川のリバーサイドで、昨年の5月藤の棚があった、一角の続きの地所に植えられている桜の木の中で2本、既に咲き始めていました。

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野球の野村監督が、似たようなことを言った!!!「大勝の後は点がとれんもんや」 [表現の形]

今日本で、WBCの決勝トーナメントに向けて、勝ち上がった日本代表と韓国代表のアジア地区1位をかけて、今夜も試合があった。 家に帰ってTVをつけたけど、試合終了後のコメンテーターの最後のまとめの部分。 1試合目14対2で日本大勝. 2試合目0対1の投手戦で惜敗. そして試合後、今夜夜中に米国に日本代表は旅立つ。

3月7日の土曜日のWBC日本代表と韓国代表の試合はTVでフル観戦。 その夜にはセルティック対STミレン戦(スコッティッシュ・カップ)。 途中にイングリッシュ・プレミアのチェルシーと昔ストラカン監督もいたコンベントリーのFAカップ戦、 そして3月8日は、イングリッシュ・プレミアのマンチェスターUとフルハムとかなりサッカー漬けの週末。

さて、楽天の野村監督も辛口で、結構正直なコメント出すのである意味人気があるとおもうが、その野村監督がWBCの試合についてコメントしている。 これはサッカーにも共通で、セルティックがSTミレンに7対0で大勝した後、一週間後に0対1で負けてしまった試合にも同じことが言えそう。

野村監督のコメントはスポーツZAKZAKのサイトに3月9日付けで出たもの。 そのほんのさわりの部分を。

「・・・韓国戦から一夜明けた8日、野村監督は「昨日はボロ勝ちでしょ。韓国が難関だったわけでしょ。楽に通過できて…。フンッ。何も言うことないでしょ」と圧勝を喜んだ(?)。

歴史的勝利と日本中が沸き返っているが、その余韻も冷めやらぬうちに、中1日で迎える韓国との再戦。それを聞くと野村監督は「あぁ、そう。そりゃ見ものだな」とニヤリ。「大勝した後は、得てして点が取れんもんや。根拠がないわけじゃない。打つ方は雑になるし、投げる方は慎重になる」と指摘した。

 まさに打線は水物。大爆発した翌日に、1点を取るのに四苦八苦し“昨日の点を残しておけばよかったのに”ということが多々ある。ここ4試合で日本代表打線が爆発したのは韓国戦だけ。突然変異で1試合だけ大爆発するのは、よくある展開だけに、単純にこれで復調したとは言い切ることもできない。・・・」


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都心のありふれた街角にみる地味目のクリスマス・イルミネーション [表現の形]

12月はあまり紹介するような草花はない。 多少写真はとってあるのだが、これが12月という特徴がない。 そして12月といえば、クリスマスの飾りつけ。 

有名ホテルや大きなショッピング・モールにはかなり派手目の大きく輝くクリスマス・イルミネーションはあるけど、都心のありふれた街角にもすっかりお馴染みになったクリスマスの飾りつけ。 よくみるとほとんどが昨年と同じ飾りを使用しているみたい。

デジカメでとても便利なのは、夜の暗い背景でも写真をどんどんトライできるようになったこと。 写真の補正もかなり手軽にできる。。。ということで取り合えず撮ってみるというのが正解。

2010年南アフリカ サッカーWCの最終予選 日本対オーストラリア戦は2月11日に横浜の日産スタジアムで行われるけど、切符取るの大変だった。 ファミマの先行予約も電話が繋がった時には希望の席はなし。 12月7日の販売開始も1時間半ぐらいで完売。 何度もトライしたけど、いくつもの画面をクリアして、最後の確定画面のその先に行けず、悔しい思い。 どうにか手に入れてやれやれ。

今週のチャンピオンズ・リーグのグループ・ステージ、セルティックは敗退確定だけれど、ホームにビジャレアルを迎える。 12月7日のSPL、対ハイバーニアン戦、中村俊輔選手ベンチ。 布陣に大型のMF(CBのコールドウェル選手をMFに)採用で、戦術的に中村俊輔選手の出番は最初からなかった模様。 セルティック何か落ち着きなくて、チョコチョコ動き回っているだけ。 ボルッチ選手の何かエキサイトしたのか、ゴール前から飛び出してのボール処理が非常に目立つ。 

結局カウンター攻撃で、無回転ボールの処理に失敗してハイバーニアンに先制を許し、その後も本当にヒアヒアする試合展開。いいところほとんどなし。 いくら大型MF採用といったって、守備的布陣にしたのに、守備はボロボロ。 マロニー選手とマクドナルド選手の小型のツー・トップもワークせず、セルティック2対0で負け。 

 

 

 


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恵比寿ガーデンプレイスで華道「塋心流」のいけばな展をみた [表現の形]

2008年10月末の週末、恵比寿ガーデンプレイスのモダンなイベント・ホールで、華道「塋心流」のいけばな展をみた。 ・・・とかっこよく始まると、いかにも華道「塋心流」も習っているかのごとく聞こえてしまうが、「塋心流」については、そこについてパンフレットをもらって初めて知った華道の流れ。

学生の頃、その頃非常に一般的だった草月流には2年程非常に大きなクラスで習ったが、その後は自己流。 「真、副え、控え」の3角形を未だに忠実に守っている。

さて、恵比寿ガーデンプレイスに出かけた日は、御茶ノ水のニコライ堂でバザーを覗いた帰り。 ニコライ堂の中も拝見。 ロシア正教の司祭(日本人だったが)の姿もあり、なかなか興味深いバザーだった。 勿論ボルシチ・スープもいただいた。

ニコライ堂の内部は撮影が許されなかったが、数年前ロシアに旅行した時、毎日毎日有名な世界文化遺産に登録されている教会を拝見。 写真もとりまくり。 まあこの旅がLalaにとって、普通のカメラからデジカメに切り替わった旅。 両方持っていったのだが、普通のカメラが途中で具合が悪くなり(日本に帰ってゆっくりみたら故障でも何でもないのが、操作をどこかで間違えて動かなくなり焦ったのが原因)、旅行中デジカメを駆使した記念の旅。 いつかこのロシアの旅の写真も紹介したい。

話はずれてしまったが、恵比寿ガーデンプレイスのいけばな展は知人の方が作品を展示しているということで、訪れたのだが、かなり大きな空間に、秋の花が見事に生けられていて、気に入った色味の作品を撮影した。 いけばな展は普通はデパートの催場で開かれることが多いが、天井が限られているし、凝ったライティングなど、明るさのコントラストがある場所。 その点、恵比寿ガーデンプレイスは天井の高いホールだったので、かなり大きな作品も開放的な背景でとても映えていた。

華道「塋心流」についてはここではじめて知ったのであるが、主会場の前のロビーを利用して小学生の作品も数多く展示されており、高弟とおもわれる年配の女性達が花器に生けられた花の手入れをしているのを見るのはとても気持ちがよいもの。 背の高い男性が1人、ここの家元だとほとんど会場を去るときに判明。

毎月、都会で見かけた草花を紹介しているが、11月はあまり紹介する写真もなく、このいけばなで秋の気分を満喫。

 


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サッカーとバレエと、そしてお相撲と [表現の形]

中村俊輔選手、正式に8月10日(日)お昼12:30キックオフのSPLの開幕戦、セルティック・パークでの対セントミレン戦欠場と発表されていた。 それ以外、昨季のレギュラー・メンバーには代わりはない。 2名程新人の名前が入っていた。 一人は今季移籍した若手と、もう一人は対マンチェスター・シティ戦のプリ・シーズンの親善試合で得点した、セルティック・ユース上がりの若手。 ストラカン監督も有望な若手だけど、スコッド(ファースト・チーム)入りするにはまだまだこれからなんてコメント出ていた。

いまセルティックのニュースで一番取り上げられているのは、バルセロナのカンテラ育ちで、12歳から8年過ごしたコルサス20歳、守備的MFのセルティックへの移籍の話。 この開幕戦の前に、セルティック・パークで、コルサスのお披露目をするのではないかと取沙汰されている。

こうみると、セルティックのチームもどんどん若手が増えて、FWのヘッセリンク選手、攻撃的MFの中村俊輔選手、そしてGKボルッチ選手がベテランと呼ばれる年齢層になったということ。 GKは30代後半の現役プレイヤーは普通だし、サッカー選手のピークは、栄養やトレーニング、節制された生活態度などで、どんどん年齢が上がっているのも事実。 ストラカン監督も、かなり以前から、サッカー選手のピークは32歳ぐらいだろうと言っている。 後は当然個人差もある。

サッカーとバレエとお相撲と・・・なんてタイトルにしたけど、これは何も関心のあるスポーツというだけではなく、この3つには共通点がある。 

パリのオペラ座のバレエ団とその学校も、質が高く、著名なバレエ・ダンサーを輩出していることで有名。 1年以上も前になるが、パリ・オペラ座の有名なニコラ・ル・リッシュが、バレエ学校の有望若手に有名なバレエのシーンのレッスンをつける所をシリーズで紹介するTV番組があった。

ニコラ・ル・リッシュが若手の気になる所作を、自らお手本を示しながら直していく指導と、パリ・オペラ座で現在プロとして活躍中の現役バレエ・ダンサーに同じ演目を踊らした映像から番組は構成されていたが、最後にその若手のインタビューも入っているなかなか優れた作品。

そこで、16歳ぐらいの少年から青年になりかかっている若者が、インタビューで、バレエ・ダンサーへの道を進むと決心したのはごく最近で、長らくサッカーもやっていて、それもとても魅力的だったから、バレエに専念すると決心するのは悩んだみたいなことを言っていた。

サッカーとバレエとお相撲の共通点は何かというと、股関節の可動域を非常に高める運動を取り入れているということ。 よく中村俊輔選手が、ピッチ上でウォーム・アップしている時に、足を開いて、ほぼ180度近くに広げて確認する動作や、準備運動でサッカー選手が全員ほぼ一列になって、片足を斜め前に振り上げて何かにもたれかけて(写真だったので、よく分からなかったが、何か中腰まである土手だが、生垣だったか?)、そのまま腰を落とすストレッチ運動をやっている所など。

これはバレエのストレッチと共通している。 足を前後に180度開いたり、また左右に150度ぐらい開いて、体を前方に倒したり、またバレエにはバー・レッスンというものがあるが、バーで斜め前に片足を乗せて、そのまま体を下に落としていくことで、体重をかけて股関節のストレッチを行ったり、そのまま床に着いている足をまわして、より股関節を広げるという様なストレッチもある。 これが慣れるまでは一番痛いし、練習の翌日にも脚の内側の筋肉がすご~く痛い。

お相撲は、ズバリ、股割。 そして四股踏み。 お相撲さんも地面の上で、ほぼ180度に左右に足を開いて、上体を倒して顔は前面に向けている写真を見るし、四股踏みで、片足をほぼ天井に向けて、大きく四股を踏んでいる所作を見かける。

サッカーもバレエも、そしてお相撲もボディ・バランスを極限まで保つ力が必要。 その力が基礎力。 そしてこの3つのボディ・バランスを保つのに重心の位置が異なるのが違い。 バレエなら、常に上に上にという意識。 重心を上にすると、倒れやすくなるので、そのバランスをとるために、肩甲骨と腕の位置が重要。 バレエの場合、観客を意識して動作ができているので、常に脇を締めて、胸が開くということを非常に嫌う。 相撲なら下に下に。 腕と脇の下を締めて、相手の攻撃をかわしながら間合いを詰めて攻撃する。  そしてサッカーなら常に前に前に、両腕は脚の振りとのバランスをとりつつ、すぐ側に妨害しにくる相手ディフェンダーへの防御にというところか。

さて、少し話しはかわって、有名人のブログもランキングが発表されたり、人気ブログになっているもの多いが、“お相撲さんのブログ”はなかなか面白い。 タレントのブログは宣伝目的だけど、お相撲さんはご本人が写真が好きな人が多いらしくて、毎日のご飯とか練習風景など飾らない姿や、思いもしないやさしいところが素朴に表現されているブログが多い。

お相撲さんも場所中のブログは写真なし。 それでも毎日UPしている。 場所中の15日間で負けている日が続くと、ブログもかなり苦しいブログになっているが、それでも律儀に毎日自分の相撲の反省など書き綴っている。 偉い! サラリーマンだと基本は宮仕えなので、毎日仕事のことを書くとすると、下手すると愚痴ブログになりかねない。

Lalaが感心するお相撲さんブログは琴奨菊関のブログ。 お相撲さんのブログでNo.1にランクインしているのですでにご存知のかたも。

http://ameblo.jp/kotosyo-blog/page-1.html

 

 


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真夏の宵のバレエ-ワガノワ・バレエ・アカデミー日本公演 [表現の形]

8月3日(日)ロシアのかの有名なバレエ学校、国立ワガノワ・バレエ・アカデミーの創立270周年記念日本公演の最終日。 バレエでワガノワといったら、サッカーでいえば、バルサのカンテラのような位置づけだろうか。

バレエを習うものでワガノワの名前を知らぬものはないだろう。 9年制の寄宿生活のロシアの国立バレエ学校。 10歳から約20歳ぐらいまでの生徒。 毎年4000人ぐらいの応募者から70名選抜し、9年間の訓練に耐えうるのは半分にも満たないとか。 現在生徒数350名。 そのうち87名が来日。

バレエは演技中の写真は許されないので、プログラムを買った。 そしたら7月8日福山から8月3日の東京最終公演まで17回、日本各地を公演して歩いていた。 今回来日の生徒で若いのは12歳の2年生も数名含まれている。 6月に卒業公演があるらしいので、最上級生の9年生は多分、卒業公演でフィニッシュをあげた生徒が今回の公演の主役を務めている可能性があるが、定かではない。DSC06574ワガノア2UP.gif

1年に2,3回はバレエの公演を見に行っているが、プロのかなり高名なバレエ・ダンサーの公演と比較しても、ワガノワの公演レベルはかなり高かった。 

バレエ好きな人は知っていると思うが、NHKの3チャンネルで15,6年も前から、スイスのローザンヌ・コンクールの模様を流す番組がある。 そこでも16歳から18歳ぐらいの若手がプロ・デビュー前のテクニックを競うもの。 解説者はバレエ専門家でとてもストレートで辛らつな批評が面白い番組である。

今回ワガノワの公演はガラと「海賊」で、バレエにつき物の、豪華なセットはなし。 そしてオーケストラもなし。 しかし逆に無地のホリゾントの簡潔な舞台が、生徒たちの踊りに集中させてくれる。 そして、そのプログラム構成と、無地のホリゾントがローザンヌ・コンクールを思いださせる。DSC06573ワガノア1UP.gif

衣装はシンプルで上品。 使う色がとても素敵。 ロシア人は薄いブルーが大好き。 特にペテルスブルグの薄いブルー・グレーの色調とチュチュの長さと個々の踊り手のバランスは極上。 時々日本のバレエ団(主役は著名な外国人)の公演で気になるのは、日本人ダンサーの衣装の全体のバランスが微妙におかしい時が多い。

勿論若手、12,3才の踊りはまだまだだけど、9年生の踊りはほとんどプロ級だったし、ローザンヌに出ても上位になるだろうなというレベル。 最後のカーテン・コールが終わると同時に、幕で隠れた舞台から、大きなどよめきが。 生徒たちがこれで、日本公演全て終了したという安堵感から喜びの声だった。 

雰囲気だけでも、プログラムから。 

 

また卒業生はロシアの有名バレエ・ダンサーが綺羅星のごとく:

アンナ・パブロワ、ニジンスキー、バランシン、マカロワ、ヌレエフ、バリシニコフ、ルジマートフ、ロバートキナ、ヴィシニョーワなど等。

 


15歳まで? [表現の形]

先日本屋で立ち読みした。 「サッカー小僧」の最新号を探しにいったが、代わりというか、「ジュニアー・サッカー」という、キャプションに親子で読むサッカー雑誌としてあり、小学生くらいのサッカー大好き少年・少女をもつ親御さん向けの雑誌だった。 パラパラっとめくって内容をちらりとみた。 サッカー技術はほとんど15歳までに会得するというか、できるという記事があった。 

そういえばメッシは12歳の時、すでにバルサのカンテラに入っていたし、中村俊輔は15歳でマリノス・ユースに上がれなくて、普通の高校に行って、普通のサッカー部で、苦労したみたいな話だった。 ・・・ということはサッカーの技術は15歳にしてほとんど会得していた。。。ということだろう。

3月29日の土曜日の午後、何気なしにつけたTVでは、バレエ・ダンサーの熊川氏のドキュメンタリー番組、タイトルは「熊川に密着した300日」とかいうのを途中から見た。 熊川氏がバレエを始めたのは比較的遅くて小学生の高学年になっていたが、バレエを始めて2年、13,4歳の頃の、発表会か何かで踊っているシーンがあった。 結構様になっているし、まだ未熟ではあるが一通りは踊れている。

17歳でかの有名なスイスで開かれる「ローザンヌ・バレエ・コンクール」で日本人で初めて優勝し、その後イギリスのバレエ団でプリンシプルになって。。。とそれこそきらびやかな経歴。 現在は振り付けにも力を注いでいるということだった。

2年であれだけ踊れる。 あの15歳でサッカーの技術というのは本当かもしれない。 多分、自分の肉体を使って何かするというのは15歳までに、ほぼ一通り身につけるべきということだろう。 最近のゴルフ界、テニス界、アイス・スケート界など、多分このことを証明するのにことかかない。

Lalaがバレエを始めたのは、普通のバレエ・ダンサーなら現役引退をしている年齢なので、その15歳説を読んでも、成程!と思う程度だったが、熊川氏の2年でここまで踊れるというのは、かなりショックだった。 というのはLalaがバレエを習い始めて丁度2年たった。 でもあんなには踊れない。

スポーツ・クラブの先生やバレエ・スクールの先生からもビシビシとチェックされているレッスンの日。 他の人は注意されない基本的なこと、たとえば、膝は伸ばす、腹はへこますということを、注意されている。

バレエの足は基本は1から6まである。 1は踵をくっつけて足先は180度(とはいっても現実は150度くらい)開いて立つ。 2はそのまま肩幅くらい広げる。 3,4は省略して、5は片一方の足先にもう片方の踵をくっつけて、前から見たら足を交差して立つもの。 6はなんと普通に足をそろえて立つ。 こう書くといかにバレエが体を外に向けてすべてに上に、そして外に向かって引き上げている状態が普通であるか理解いただけると思う。

バレエのレッスンはどこの教室でもほぼ共通で、90分。 (サッカーの試合と同じ) 軽い準備体操で、あちらこちらの筋肉をほぐしながら、ストレッチ。 そしてバー・レッスン。 バーにつかまって、バレエの基本動作のストレッチ。 動作も順番がある。 次にセンター・レッスンといって、バーを片付け、鏡張りの壁に向かって、自分の姿を確認しながら、初めはゆっくりの動作、アダージオ。 次に速い動きのアレグロ。 そして最後の締めはジャンプ。 

このジャンプでも色々なバリエーションがあるが、きっちり跳ぼうとするとなかなか大変。 というのはレッスンを始めて、時間がたっているので結構疲れてくる。 そして先生の要求は、足先を伸ばして、はっきり床から離れているということが観客からわかるくらいジャンプせよ。。。というもの。

昨年初夏にバレエの小さな発表会で、小学校4,5年の男の子のジャンプする写真があるので、いい見本。 本当に高く飛び上がっていた。 これは実際かなり大変だが、15歳までにきっときっちり身につけておくべきもの。

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2008年バレエの事始、そしてデザートは南園酒家の杏仁豆腐 [表現の形]

年始のヨーロッパ・サッカーは1月1日と2日に試合があったものが、繰り返し放映されている。 合間にバルサの古い試合、例えば1992年とか93年、今日は03/04年のバルサとリーガ・エスパニューラの雄、リアル・マドリーの試合を観戦。 

ロベルト・カルロス、フィーゴやジダン、ベッカム、カーシャス、ラウル、プジョル、リバウド、サビオラ、ダーヴィッツ、チャビ、そしてロナウジーニョも出ている。 非常に豪華なキャスティングでスターが綺羅星のごとく。 まるで、昔のお正月新春オールスター映画のよう。 若いライカトール監督もいる。 ジダンはロナウジーニョのプレスをものともせず、突破していく。 ロナウジーニョはパリのサンジェルマンから移籍したばかり。  ベッカムが果敢にスライディン・タックルをかけていく。 バルサのGKバルデス大活躍。

2008年1月6日の最初のバレエ・シーンは中央区のスポーツ・クラブで習っているバレエの先生、K先生の新春バレエ・ステージの鑑賞。 吉祥寺シアターを使った本格的なもの。 スポーツ・クラブでは2年目のレッスンになっているが、先生は3人目。 最初と現在のK先生は男性。 K先生の使う練習の為の曲はどちらかというとモダンな選曲で新鮮な驚きで生徒から好評。

バレエ・スクールの先生は女性。 Lalaは3月で丸2年バレエ・レッスン続けていることになるが、当然旅行や会社の会議などで欠席せざるをえないので、練習時間としては実質1年半ぐらいか。 その間、代理の先生なども含め、6人位に指導を受けたことになるが、皆それぞれ良い点があり、注意される点も異なるので、とても勉強になる。

K先生から最初にLalaが注意を受けたのは、バーを両手で軽く握り、両足を1のポジション(即ち、踵をつけて、つま先は180度に開く状態)に保ち、左右の足を交互に開いて、つま先を床につけて、その後、キープしている反対の足の踵に踵をつける動きを、右8回、左8回と繰り返し行う練習なのだが、K先生から「トンカチみたいに足を打ち付けない!」と早速注意されました。 K先生に注意されるまで、1年程度すでに練習していたわけですから、「トンカチ」という表現で、自分のやり方がどこが拙いのか直ぐに理解すると共に、自分でも大笑いに笑っちゃいました。

さてK先生のステージは「木村美佳ダンス公演」6演目のうちのトリで一番長いもの。 女性3名、男性3名のモダン・バレエのオリジナル。 しかも主宰の木村美佳氏のパートナーを務めていた。 とても体が絞れていて、男性ダンサーの中で、一番高くジャンプして、一番キレが良かった。 今回の公演は撮影が禁止されていたので、公演終了後、お願いしてK先生の横顔を撮らせていただく。 いやぁ~、こんなに立派な先生に習うことが出来るなんて、何て幸せ。 

公演は日曜日のマチネーだったので、夕食は何年ぶりかで新宿のホテルの南園酒家で。 非常に美味しいご馳走いただきました。 最後のデザートは杏仁豆腐。 とても繊細で絶品でした。

 


PHOTO ALBUMでわかったことと「志摩の猫」写真集 [表現の形]

9月22日の土曜日、新聞をいつになく万遍なく読んでいると、1面の下の書籍広告欄に”のり網 伊勢海老 彼岸花 写真集「志摩の猫」 定価3000円”というとこに目が留まった。 伊勢志摩には車で3度行っている。 声を大にしていう。 伊勢志摩はいい。 今までで一番長いドライブのうちの一つだと自分でも思うが、紀州半島を1周したことがある。 当時はカーナビも無いので、Mappleの特大ロードマップを持って、宿だけ確か5泊ぐらいだった、重要拠点の旅館やホテルをとって、勝手に1日の走行距離はこれくらいと算段して出かけた。 伊勢志摩に入るときは、伊良湖半島からフェリーを使って、まづ伊勢志摩水族館でラッコに挨拶するのが旅の始まり。 ところが、伊勢志摩の海岸沿いはリアス式なので、くねくね細い道路を行けども行けども目的地には着かない。 最初の2日間は宿についたのは9時過ぎ。 暗闇の中を知らない道路を走る怖さ。。。特に川沿いの川の流れを聞きながら、国道とはいえほぼ1車線の山道。 今でも忘れない思い出。 しかし料理は絶品です。 どこいっても海の幸たまりません。 

海の幸が豊富なところに猫が居るのは自然なこと。 猫といえば、Lalaのブログで登場した猫は3匹で写真も多くないのだけれど、中村俊輔選手を応援していつも面白いコラム「スミタンこらむ」を定期的に掲載しているスミタンさんがある日、Lalaの猫の写真を見て、猫好きだね。。。とメールしてきた。 猫好きというより、犬の散歩には毎日通勤時に隅田川沿いで見かけるし、住まいのまわりにもアフガンなど高級な大型犬を散歩に連れて歩いている人はわんさか。 しかし犬の場合、必ず飼い主がいるので写真撮るにも断りが必要となると少し面倒。 その点、猫はわれ関せずの態度で、シャッターチャンスがあればというところ。

ブログの写真などの許容限度が近づいたので、いま自分で写真として撮ったものから順番にPHOTO ALBUMに移行している。 サッカー記事については、試合の観戦の印象や雑誌で、気になった部分を紹介という形が多いので、写真というより、ブログの記事の説明に使うため、TV画面や雑誌の写真を撮っているという記録のためだけのもの。 そのため、移行してPHOTO ALBUMで鑑賞に堪えうる写真は少ないと思うが、何せ量はこちらが多いので、近日中に乱暴だが移行せざるを得ない。

PHOTO ALBUMに写真を移行してみると、アクセス数とかNICE数とか勝手にカウントして、おまけにトップ頁に誰でも結果がわかるようになっている。 Lalaのも上位になっているのはその数少ない猫の写真だけ。 皆猫好き多いみたい。

で、「志摩の猫」写真集、昨日電話注文したら、今日もう届きました。 今流行りのカラフルで可愛い系の犬・猫写真集とは大きく違い、レトロな感覚で、モノクロでしかも生活の猫という堂々とした写真集。 猫よりも後ろの背景にピンがあるのもあるが、猫のいる風景を大事にしたとみた。たぶんデジカメじゃなく従来の一眼レフでとったものと思われる。 電話で受付してくれた方も、お声からして村役場の誠実で朴訥な対応ぶり。 しかし早いよね反応が。 一応興味もった方の為に電話番号書いておく。 楓林舎 0599-43-5469

スミタンさんのコラムはこちらから→http://www016.upp.so-net.ne.jp/shunsuke-10/sumitan07-08.html
スミタンさんは、Lalaが最初に見た印象だけで試合の感想を書くのと異なり、ビデオで何回も確認して中村俊輔選手のプレイを中心に記事を書いている。 序盤のパロディは秀作も結構あり。


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