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由緒正しい鉄砲洲神社 [中央区の主]

今回ご紹介する鉄砲洲神社は、中央区で知る人ぞ知る、由来は9世紀にさかのる大変由緒正しい神社です。 神社の前の通りは名前もそのまま鉄砲洲通りといい、隅田川の中央区側沿に走っている道路になります。 地名は湊といい、神社は以前は京橋地区にあったそうです。 ということは氏子の範囲にあの歌舞伎座も入ってしまうということ。今の中村勘三郎も襲名披露の際に、この神社に正式にお参りにいっています。 夜も明かりの入った提燈を掲げ、境内の中は清らかに開放されています。 

場所柄か、かなり寿司屋が多いところでもあり、また現在は喫茶店の店構えなのに、昼時などかなり本格的な刺身定食を出すところもあります。 鉄砲洲神社にはお百度石と、神楽や能が奉納できる舞台、小さいですが、江戸時代の神社にはつきものの富士山を形どった積み石があり、その前には御祓いに使う清めの結界も設けてあり、神社セットとしてはほぼ完璧。6月末は夏越の茅の輪くぐりの準備も出来ました。

Lalaは十数年前に、日比谷で転んで(転んだ瞬間にくるっと180度回転して右足は膝から下まったく感覚がなくなりました)、右足首を脱臼骨折して救急車で聖路加病院に運ばれました。手術前に執刀医(今では、整形外科部長先生になっています)に、もしかしたら完全に直らない(足を引き摺るようになる)可能性があるといわれましたが、手術が無事済み(3箇所繋ぐところ、2箇所で済んだのでそれで)100%回復しました。手術、ギブス、リハビリと6ヶ月程度かかりました。歩き方も体重のかけ方も指導受けました。
 
その時、リハビリに通った病院から帰宅する途中に必ずここにお参りしました。 当時中央区に特別ご縁があるというわけではありませんでしたので、2005年の暮れに会社が合併され中央区に移ってきたのには何か不思議な感じがします。中央区も永代橋、新川地区は江東区にある富岡八幡宮が氏神様であり、八丁堀から明石にかけてはこの鉄砲洲神社の縄張りになるようです(ここは少し適当)。


夏は金魚、そして獅子 [中央区の主]

このシリーズで前回ご紹介した猫なかなかいいポーズですね。 猫と言えば、夏に欠かせない金魚をご紹介します。 中央区の越前堀公園を少し茅場町方面へ戻ったところに美濃屋さんというトンカツやさんがあります。 ご主人と奥様とお手伝いのかた3人でいつも忙しくしているお店で、最近流行の冷凍トンカツを揚げて出してくるような店ではありません。 お客様の注文にこたえて、始めて肉に衣をつけて揚げてくれます。 お昼時はいつも混雑しています。

ここを始めて訪れた時、最初に目についたのは、入り口近くの壁際におかれた小さな金魚鉢の中にほぼ身動きができないくらい大きくなった金魚が口元を水面近くにあげて、体全体をゆらゆらさせている姿でした。 それは、Lalaが以前飼っていて数年前に死んでしまった金太と名づけて可愛がった鯉科のシンプルな和金とほぼ同じような金魚でした。 美濃屋さんの金魚のほうが立派でしたが、金太は最後には25センチくらいに成長しました。昨年の5月の連休時に、亀戸天神の夜店で再び金魚を3匹買いました。 一番ありふれて値段も安いものですが、元気な3匹です。 2センチほどでしたが、一年経た今は約7センチほどに大きくなっています。 

美濃屋さんの金魚も今年になって亡くなって、新しく3匹の立派な金魚を門前仲町で買われています。 なんとなく3匹。 2匹だと中が悪くなり喧嘩してしまいますが、3匹だと牽制しあうせいか折り合いが付くようです。 まず美濃屋さんの金魚をご紹介。 尾ひれをゆったりひらめかせ優雅な姿です。(画像はLalaのPHOTO Albumに移しました。 大きな画像はそちらでどうぞ。)

その対角にあたる角の上部に富岡八幡神社の御札とともに鎮座している獅子がいました。 よく九谷焼で有名な鞠を足元にしかっと踏みつけてポーズをとる立派な獅子です。 非常に細かな彫りが施されてバランスがよいのには驚きました。 なんでも30年ほど前に美濃屋の奥様の親戚のところで台湾からきた方が働いていてお祝いにくださった、木彫りの獅子だそうです。 30年前の台湾から日本に働きに来ていた若い方ですが、台湾のお家ではベンツが自家用車ということで、かなり昔の話らしいですが、美濃屋のご主人もそんな人が日本にきて働くなんてと感心していました。 見れば見るほど立派な獅子です。

最後にLalaの金魚3匹紹介です。 以前も3匹飼っていたので、名前を引き継いでおり、赤くて大きいのが金太、白いのが銀太、白いけどあたまに赤い帽子をかぶっているのがモモコです。 みんな尻むけてうつっているので判別しにくい? しかも映りこんでいて6匹に見える? 金魚といえば、この3月頃中村俊輔選手のセルティックでの活躍がTVでかなり紹介されていた時期ありましたね。 その時「やべっちFC」か「スポルト」でグラスゴーに住む小学生の男の子が熱狂的な俊輔ファンで、お家にインタビューにいって、そこで男の子の飼っている和金の金魚3匹紹介していたの覚えています? 名前が、ナカ、ムラ、そしてシュンスケだったので、Lalaは負けました。


中央区蛎殻町に居ます [中央区の主]

以前紹介した黄金の招き猫がいる蕎麦屋さん、松月庵の近くに、懐かしい商号を見つけました。 お醤油で有名なヤマサです。関東出身の方は多分キッコウ萬醤油の方がお馴染みだと思いますが、我が家では昔からヤマサ醤油です。 母がいつも用意するのはヤマサ醤油でした。 ヤマサ醤油のロゴマークをデザインしたガラスパネルは新しいものですが、建物そのものはかなり古いものです。 古いのに新しい素敵なデザインです。 ヤマサ醤油の東京支店です。 (画像はLalaのPHOTO Albumに移しました。 大きな画像はそちらでどうぞ。)

蕎麦屋のある通りを茅場町方向へ歩いていくと、小さな時計屋さんがあります。 店舗はやはりかなり時代物で、置いてある商品もいつ頃から置いてあるのか・・・。 ある日の夕方、水天宮の交差点にある本屋へ向かう途中、いつもの道筋をたどっていると、あの時計屋さんの引き戸が10センチ程開いていて、黒白の猫が顔を出していました。 あまりにも物慣れた様子に、全身を現したところをシャッター・チャンス。


中央区越前堀(新川)に居ます [中央区の主]

中央区の新川は江戸時代には越前松平家が屋敷を構えていたことから、その掘割や運河を越前堀と呼称していました。 ある日のこと、道端に料理用のガラス・ボウルに水が8分目ほど入れられたものが置いてあるのに気付きました。 それは石碑に供えたものであり、石碑には「越前堀土付龍神」と彫ってあります。 竹塀で保護されており、生花も供えられてありました。

そこから200メートルほどのところに木立が見えます。 於岩稲荷神社です。 あの四谷怪談で有名なお岩さんなのですが、四谷怪談は当時賢婦で有名だったお岩さんの名前に別のスキャンダルをくっつけて、便乗商法をつかった鶴屋南北の創作です。 本当のお岩さんは、家運の傾いた嫁ぎ先をお岩さんの才覚と骨身惜しまぬ努力で盛り返し、また信心深く自宅にお稲荷さまを祭ってあったため、近所の人があやかりたくて参拝することから一躍有名になったことに由来しています。この於岩稲荷神社には、大きな自然石に穴をくりぬいた手水鉢が置いてあります。

また神社の境内の奥には小型の鳥居がありますが、中央区の重要文化財になっており、この一角はビルの谷間の緑の空間を形成しており、苔もいっぱい生えている少し懐かしい風が吹く場所です。

画像は近辺の鉄砲洲神社、南高橋、対岸の佃島を見晴らす隅田川などと一緒にしてスライド・ショーにしました。

ここらあたりに詳しいHPがありましたので興味ある方はこちら→http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/Kafu_site/Education141.html
日本橋や水天宮などについてはこちら
http://column.toyolex.co.jp/main6.html


中央区の隅におけないもの [中央区の主]

中央区には有名なものが多くあり、色々なガイドブックや、食べ歩き紹介に事欠きません。 しかし職場があると、まあこんなところにこんなものがと感心しきりです。 例えば日本橋高島屋と日本橋三越と名店が名前をいただく日本橋ですが、夕暮れ時にこんな素敵な情景があるなんて最近まで気がつきませんでした。 日本橋の両側4隅ともそれぞれ地形に合わせて整備されていますが、野村證券側の橋から一段下がったテラスがお勧め。 (画像はLalaのPHOTO Albumに移しました。 大きな画像はそちらをどうぞ。)


中央区は昔兜町界隈は池波正太郎氏など高名な小説家が色々紹介していました。 また水天宮から人形町にかけても有名な店が目白押しです。 しかし水天宮の交差点を新大橋通りを挟んで反対側に位置する蛎殻町は、小さなビルや昔ながらの店がところどころにある少し地味な地区です。 そこにある蕎麦屋は、今時街中では珍しい店の前に大きなメニューを展示するガラス・ショーウィンドウーがあります。 松月庵です。 そこに鎮座しているのが30センチはあろうかという黄金の招き猫。 隣は福助さんですね。 デジカメで撮影するときフラッシュでどうしても福助さんの顔に白い斑点がでてしまいました。 黄金の招き猫といい、福助さんといい存在感たっぷり。 これを目印に探してみてください。 ただ蕎麦屋にしては珍しく、午前11時ごろ開店、午後2時ごろから一旦休み。 夕方は6時半はまだ閉まっていましたが、7時過ぎには開いていました。 お蕎麦もなかなかです。 とろろ蕎麦、値段もリーズナブルでいつもいただきます。


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