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2010FIFA南アWCに向けて ブログトップ
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米国金融アナリストが分析する2010WC優勝国はイングランド [2010FIFA南アWCに向けて]

2010年5月19日 米国の有数の投資銀行であるJPモルガンのアナリストが、投資先(株の銘柄選択に普通は使用)分析の為の金融工学のクオンツを駆使して2010南アWCに出場する32カ国の分析をしたところ、優勝するのはイングランドという予想になった。

JPモルガンによると、決勝戦はスペイン対イングランド。 イングランドにとって、スペインは長年のアキレスの踵(弱点)。 そのスペインにPK戦で勝利するという予測結果。

国別分析ではブラジルが最強だが、準々決勝戦で対オランダにこれもPK戦でブラジルが負けると予測。 準決勝でそのオランダを撃破するのがイングランド。

準決勝まで残るもうひとつの国がスロベニア。 準決勝でスペインに敗れることに。

この記事はSoccerway.comで見つけたものを、日本語で要約したもの。

 

 


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雑誌“サッカー小僧”が伝えるワールドカップに向けて準備するサッカー強国―オランダ [2010FIFA南アWCに向けて]

2010年5月16日 2010FIFA南アWCに向けて出場32カ国は準備の突入。 日本代表を応援するサムライ・ブルー サッカー日本代表応援プロジェクトも5月22日から26日の出発の日まで目白押し。

少し間があいてしまったが、雑誌“サッカー小僧”ワールドカップ特集号では、オランダ代表のロッベンのインタビューを載せているので、面白そうなところを紹介する。

アリエン・ロッベン (ロッペンだとおもっていたがロッベンが正しい)

質問: 2010W杯ではどんなプレーを見せたいか?

ロッベン: ドリブル、シュートは僕の武器だから、それは是非見てほしい。 オランダはスピードに乗った攻撃が得意だから、そのなかで僕がどうやってプレーするかも注目して欲しいな。 勿論、ゴールするところを見てもらえたら一番いいんだけどね。 すべてのプレーがゴールに繋がるように、全色をつくすよ。 

質問: オランダはどこまで勝ち進めると思うか?

ロッベン: オランダ史上初の優勝が目標だよ。 74年に伝説を残したチームを超えるには優勝するしかない。 今のチームはそれだけの力があると思う。 すべての選手が欧州のトップクラブでプレーし、経験と技術の両方を備えている。 W杯では優勝候補といわれるチームが優勝するとは限らない。 ブラジル、スペインが有力とされているけど、オランダはこの2カ国を倒す力を持っている。 彼らを倒して、予想を履がえしたいに。

質問: 個人としてはどんなW杯にしたいか?

ロッベン: 個人的には1試合でも多く、1分でも長く試合に出ること。 そして、チームのために役に立ちたい。 勿論、自分でもゴールを奪いたいけど、チームが勝てるのならどんな仕事だってするつもりだよ。 前回大会はもっと上まで行けたはずだった。 今回はそういう思いはしたくないね。

ロッベンのグループEの他のチームについてのコメント:

初戦の相手デンマークについて: 初戦のデンマーク戦が一番難しい試合になると思う。 彼らは僕らのことを良くしっているし、フィジカルの強さも持っている。 守備が良いチームだから、簡単にはゴールをうばえない。 僕らはスピードで彼らを上回る必要がある。 

2戦目の日本について: 2戦目の日本船は絶対に勝利すぺき試合だ。 ただ、この試合も簡単じゃない。親善試合で彼らと戦った時には、日本の規律正しいプレーに感心させられた。 グループとしてまとまっていて、動きも多い。 気を抜けば痛い目にあうことになるだろう。 でも、この試合もデンマークと同じく、僕らが落ち着いて戦えば恐れる試合じゃない。 ここで勝ち点3を奪えれば、3戦目で受けるプレッシャーが大きくかわる。

3戦目のカメルーンについて: カメルーンはオランダに似たチームだと思う。 スピードを活かしたプレーでどんどん攻撃を仕掛けるという印象があるからね。 それに、今大会は彼らにとってのホームといも言える大会だ。 アフリカのチームが勢いに乗ったら、どんなことでも起こす力があることを僕らは良く知っている。僕らは、より組織的にプレーし、慎重に試合を進める必要がある。 組織的にプレーすれば、攻撃の仕掛けあいで彼らにまけることはないだろう。

日本に対して、 「僕たちはデンマーク、カメルーンに勝つつもりだから、きっと日本チームの助けになることと思う」・・・・結構これが効いてくるかも。


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日本蕎麦屋で観るサッカー日本代表23名発表・・・・岡田監督の誠実さとブレのなさの証明 [2010FIFA南アWCに向けて]

2010年5月10日 午後2時から、サッカー日本代表の2010FIFA南ア大会に出場する23名の選手の発表があった。

いつもは午後1時過ぎからランチに出るのだが、オフィスで微調整(笑い)。 TV観戦が出来て、それでいて混んでなさそうなところ・・・といえば、あの日本蕎麦屋さん。 近くにあるイタリアン・レストランはスポーツバーのように大型スクリーンで常時ニュースを中心にTV映像を流しているのだが、その一つ通りの奥にある日本蕎麦屋さんに向かう。 2時少し前。 当然といえば当然だが誰も客がおらず、TVを一人占め。 その後、数名のサラリーマンが入ってきたが、あまり関心はなさそう。

2時になったので、お店の人にいってNHKにしてもらう。 岡田監督の前に原技術委員長が前ぶりでスピーチしているようだが、NHKは普通のニュースの時間帯に中継放送するということで、秒を測ったかのように、原さんの最後の締めの言葉から音声が流れる。 少し緊張している様子の岡田監督。

岡田監督が選手を読み上げるのだが、最初にどよめきは第3GKの川口選手。 昨晩はかなりのTV局が23名の選出されるだろう選手の予想をやっていた。 そのなかで、チーム盛り上げ役として川口選手の名前もあった。 大方の予想は、3月のバーレーン戦の先発メンバーが中心だろうということ。 

セルジオ越後さんなど、控えやスーパーサブやサプライズは全く必要ない。 ベストの布陣の先発メンバーが頑張って試合を勝ち抜くのが、今回の大会に勝利する要因・・・・とまったくシンプルなコメント。 先発でない選手を後から入れても得点力など期待できない・・・バッサリ。そして昨今のオリンピックなど国際大会に出る日本を代表する選手のまるでワンパターンの一つ覚えのような「楽しんできます」などは論外。 サッカーは闘う競技だと。 

岡田監督の読み上げはDFをへてMFになったが中澤選手、闘莉王選手、そして中村俊輔選手、遠藤選手、長谷部選手など、どの選手も順当。

そしてFW。 岡崎選手はもとより森本選手も早めのコール。 そして最後が矢野選手。

昨晩の予想では矢野選手よりも田中選手と昨季のJリーグ得点王になった前田選手は当確などというコメントは多かった。 このあたりは岡田監督は悩んだと思うが、長い予選を戦い抜いてきた選手を最後には選んだという印象。

6月11日の開幕まで1ヶ月。 ここで23名選出したのはチームとしてもう1段も2段もステップアップさせるため。 30名にするとチームないに疑心暗鬼が生まれるから。 とはいうものの、大会の第1試合の1日前までは負傷などした選手は交代できるらしいので、今回惜しかったという選手もまるっきりチャンスがないというわけでない。

選出された23名の選手のコメントが出ていたが、中村俊輔選手と遠藤選手のみが4強に勝ち上がるという岡田監督の言葉を口にしていたのも印象的。

 


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雑誌“サッカー小僧”が伝えるワールドカップに向けて準備するサッカー強国―ドイツ [2010FIFA南アWCに向けて]

ドイツ代表は2000年のユーロ予選リーグ敗退後に、チームの刷新を行い、世代交代を進めるべき、若手育成改革を行った。 以前のように有名選手がぞろぞろというよりは、そのエリート教育を受けた選手が中心になるチームだが、強いという評判。

ドイツ代表監督はレーブ監督。 レーブ監督はモダンフットボールの最先端を目指しており、新たなドイツスタイルを完成させようとしている。 攻守の切りかえを速くし、守備時に陣形をコンパクトにするのは他の代表チームとほぼ同じだが、レーブ戦術の最大の特徴は、「1人当たりのプレー時間の短縮」だ。

1.レーブ監督: モダンフットボールは守備戦術が発達したため、プレーに許されるエリアも時間も、かなり限定されるようになった。 そういう中でゴールを決めるには、各選手がプレーする秒数を縮めなければいけない。 

ドイツの数年前までの1人あたりのプレー時間: 約2.5秒

ドイツ代表の現在の1人あたりのプレー時間: 約1.6~1.8秒

日本代表の1人あたりのプレー時間: 約3~4秒 (いつの頃とは説明ないが、現在も同じだと思う)

ドイツ代表の場合、全員がプレーのスピードアップに取り組み、トラップからパスへの体の使い方といった基礎技術が改善。 1秒近く短縮することに成功。 その結果、相手の守備陣形が整う前にペナルティエリアに侵入できるようになり、より危険な攻撃を仕掛けれるようになった。

トラップやパスといった基礎技術の能力が高くなければ、ハイスピード・サッカーを実現するのは不可能。 これを支えているのが、ドイツ育成システムによって生み出された若手テクニシャンの選手達。 現在、その英才教育を受けた選手達が、ドイツ主軸。

2.レーブ監督のシステム: 4-2-3-1 1トップのクローゼ(ベイエルン)とボランチのバラック(チェルシー)というベテラン2人をのぞき、ほぼ全員が“新世代”の選手達。 象徴的存在として、トップ下をまかされる21歳のエジル(ブレーメン)、20歳クロース(レバークーゼン)、20歳ミュラー(バイエルン)。

(ドイツの育成システムはドイツサッカー協会は2000年から新プロジェクトを立ち上げ育成システムを大改革。 国内390ヶ所に育成センターを接地し、11~17歳の選手を対象にエリート教育をスタートさせている。) 


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雑誌“サッカー小僧”が伝えるワールドカップに向けて準備するサッカー強国―イングランド [2010FIFA南アWCに向けて]

サッカー小僧の最新号(平成22年5月12日発行)はワールドカップ特集号。 スポーツ誌もこぞってワールドカップの記事を載せているが、サッカー小僧の場合、びっしり記事が詰まっている分、面白い視点で書かれたものが多い。 そのなかで、今まで知らなかったが、本当?!と思う部分をご紹介。

1.カッペロ監督のイングランド代表: イングランドは、ヨーロッパ予選で10試合9勝1敗。 まったく他を寄せ付けない強さで本大会行きを決めた。 カッペロ監督は、予選中に完全にチームを作り上げ、現在は親善試合でCBやSB、FWの控えや、右MFをテストしている段階でチーム作りは、これ以上ないくらい順調だ。 

カッペロは、4-4-2の使い手だ。 旧来のカテナチオとは違い、中盤での非常にシステマティックで重厚なディフェンスが最大の特徴。 だが、あまりにアスリート色が強く、システマティック過ぎるとために、つまらないという評価を受けがち。 しかし、ACミランでは5年で4度の優勝、その後、レアル・マドリーで2回指揮をとって、その2度とも優勝。 結果を出すことにはかけては、並ぶものがない監督で、そのアスリート性を重視するチーム作りは、まさにフィジカルバトルを信条とし、ピッチを大きく走り回るイングランドにうってつけ。

2.イングランド代表、ウェイン・ルーニー: 自分がいい活躍をすれば、きっとイングランドもいい成績を収められると信じている。 今シーズンはマンチェスターUでも好調だし、自分でも止められる気がしないんだ。 自分がイングランドのためにW杯でプレーするなんて夢のようだよ。 いまでも信じられないような感覚なんだ。 でもフットボールの世界で有名になり、名前を刻みたいなら、W杯で勝たなければならない。 ジョージ・ベストやクリスティアーノ・ロナウドは間違いなく天才だよ。 でも、本当の名声を手に入れるには、チームをW杯制覇に導かなければいけないと思うね。

カッペロ監督の仕事ぶりは本当に素晴らしいし、イングランドに来てくれてよかったとみんなが思っている。 練習ではミスをしないように気をつけないと大変さ。 監督はすべてをくまなく記録しているからね。 スローインひとつでも、気に入らないものがあれば、すぐに修正させられる。 監督の下では、何もかもが正しくないとダメなんだ。 カッペロ監督のおかげでチームは(ユーロ2008予選の敗退から)自信を取り戻せたし、それに以前なら自分には代表でやる力はないと考えていた選手たちも自信をもてるようになったんだ。今のチームを見てもらえれば、それがわかるはずだよ。


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BBCスポーツは太っ腹。 2010FIFA南アWC出場32カ国の予選突破のダイジェスト・ビデオ揃えている! [2010FIFA南アWCに向けて]

2010年3月26日 26日の早朝から世界アイス・スケート選手権の男子シングル・フリーの生中継をするから、珍しく25日の夜11時に寝て目覚まし2時にかけて起きてみた。 アイス・スケートの海外での選手権の生中継は始めてだったので、よく分からずチャンネルを合わせたら24番目の下位グループから。 こんな選手がいるんだと1時間弱見ていたが、キリがないからベッドにもどろうとしたけど、そのまま絨毯の上で毛布かけて、寝ながら、気付いたらTVというちょっといただけない状態。 これではダメだからベッドにもどらなくっちゃなんてうたたね。 気がついたら5時。 そして結局6時に朝食。 食べ終わった頃小塚選手と高橋大輔選手の演技。

高橋大輔選手、よかった。 高橋大輔選手のバンクーバー・オリンピック出場時の体脂肪率5%だって知っていました? 中村俊輔選手は確か8%ぐらい。 高橋大輔選手、ベスト・コンディション時より2キロ体重が増えていたらしいが、何にしろ金メダルおめでとう!!!

さて、サッカーにもどって、BBCオンラインではBBC Sport Footboolでは2010年南アに向けて特集ページがある。 BBCは中村俊輔選手がスコットランド、グラスゴーのセルティックにいた時は、ほとんど毎日欠かさずチェックしていたけど、スペイン移籍頃からとんとご無沙汰。 今日あまりニュールがないので久しぶりに訪問してみたら、何と2010年南アWC出場の32カ国の、グループステージ(地区予選)の戦いぶりを紹介するビデオを揃えている。 YouTubeではないので、直接はめ込むことはできないし、どのビデオもスポンサーのキャセイ・パシフィックの広告付き。

特にイングランド紹介ビデオはよく出来ている。 ルーニーがかなり映っている。 ゴールシーンもしっかり。 日本代表のもある。 中村俊輔選手、中澤選手、遠藤選手、田中選手、岡崎選手あたりの映像がしっかり。 ナレーションはブリティッシュ英語だけれど、比較的ゆっくりしゃべっているので、英語の勉強にも向いているかも。 32カ国のうち数カ国のものはUK内でしか視聴できない模様。 さすがにBBC太っ腹でサッカーの発祥の地のメディア。

URLはこちらから。 http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2010/default.stm


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2010南アWCに向けて―イタリア代表監督リッピの分析 [2010FIFA南アWCに向けて]

Sportiva 2010 3/25のサッカー記事の部分から、

名将に聞く「W杯で勝つ思考」 からイタリア代表監督マルチェロ・リッピ氏のインタビューから面白いと思ったところを再構築する。 

イタリア代表監督 マルチェロ・リッピ「W杯は組織力だけで勝てる」DSC01274Sportivaリッピ.jpg

2006ドイツWCでイタリアを優勝に導き、2010南アフリカWCで連覇という偉業に挑む。 怜悧な頭脳で多くの修羅場を潜り抜け、勝つために何をすべきか熟知する名将。

WC出場のための予選ではイタリアは首位通過しましたが、トラパットー二率いるアイルランドには2戦とも引き分けですね?

リッピ: ・・・重要なのはそれでも我々は負けていないという事実だ。・・・求められる結果は試合毎に違う。 我々は、目的に応じて確かな試合運びをした。・・・イタリアの真の姿は親善試合やコンフェデ杯(ブラジルに完敗)ではなく、南アでみせることになる。

連覇の可能性は?

リッピ: 確率的に困難だとしても、目標にあらかじめ制限を設けるようなことはしない。 伝統国の一つとして、質の高いプレイをする義務が我々にはある。 今言えるのはそこまでだ。

2連覇という偉業達成には何が大切ですか?

リッピ: 思い出して欲しい。 2006ドイツWCで我々は組織力だけで制したという事実がある。 2連覇達成には一番大切なのは、チームワーク=組織としての固い結束。 これに尽きる。 ・・・強固な組織力は、時として自分達を上回る身体能力または技術力を持つチームを倒すための要因となりえる。 ・・・だから、どんなに優れた才能がある選手であろうとも、その選手が結果を乱す要因になると私が判断すれば、躊躇なく労働者タイプ(オシムさんのいう水を運ぶ選手)の選手を選ぶことでチームをつくる。

イタリア代表の場合、強固な組織とは強固な守備という意味か?

リッピ: その通り。 2006ドイツWCでは、イタリア・チームからゴールを奪うことは、半ば不可能だったといえる。 少なくともそのことが、世界制覇を成し遂げた最大の要因だったと私は思っている。 相手によって、また局面によって戦術を細かく変化させながら、相手チームにとって“嫌なチーム”であり続けた。 ・・・試合毎に我々は自信を強めていった。 今回、あれだけのムードを再び作り出すことは不可能に近いことも十二分に承知している。 だがそれでも、あくまでも組織力を最大の武器とするチームを作り、南アへ臨む。

現イタリア代表が持つ強みと弱みは?

リッピ: 強みは堅い守りだ。 一方、攻撃に関しては考えなければならない点が多い。 今シーズン、ジラルディーノのほかに活躍しているFWは少ない。

日本代表については?

リッピ: すべてのチームに可能性がある。 日本代表が入っているグループは、各国の力が拮抗したグループだと思うし、日本代表が上に行く可能性は決して低くはない。 むしろ、決勝トーナメント1回戦で、日本が我々の相手となるのではないか? 2006年、イタリア代表はオーストラリアと対戦したが、振り返ってみても、あのオーストラリア戦が最も難しい試合だった。 そして、今回率直に言って、同じく我々を窮地に追い込むのが日本代表になるのでは?という予感は小さくない。

 


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2010南アWCに向けて―イングランド代表監督カッペロのやり方 [2010FIFA南アWCに向けて]

中村俊輔選手のJリーグ復帰第1戦は、3月13日の日産スタジアム、ホームでの対湘南戦らしい。 ちょっと体が重いなんてコメントみたが、2月28日に日本に帰国してから1週間、時差ぼけが具体的に体を襲う時間帯。 出張などで海外からもどると最初の4,5日は会社に結果報告などで精神が高揚していて無理が利くけど、1週間から2週間目の間はどっと疲れが出てくる。 しばらく気力も体力も使い物にならない・・・多分。

さて、バンクーバー・オリンピックの余韻を楽しむかのごとく週刊誌の表紙はアイス・スケートでメダルを獲った浅田真央選手か、高橋大輔選手が多かった。 2010 3/25号のSportivaは「世界一の銀メダリスト 浅田真央」 銀メダルだと世界一とは普通いわないけれど、今回の浅田真央選手の銀メダルはやはり世界一でほとんどの人は納得すると思う。DSC01271Sportiva浅田.jpg

Sportiva2010 3/25には他にも記事が一杯。 そのなかでも4分の1くらいはサッカー関連。 そしてとても興味深かったのは、

名将に聞く「W杯で勝つ思考」として、イングランド代表監督ファビオ・カッペロとイタリア代表監督マルチェロ・リッピにインタビューしている。

そのなかで面白いとおもったところを再構築して紹介する。 カッペロ監督について他の記事で見聞きしたことはルーニーの口を借りて追加する。

まずはカッペロ監督から。

「私が出す策に従えば、決勝の舞台に立てる」 ファビオ・カッペロDSC01273Sportivaカッペロ.jpg

冷徹なリアリストで、目的のために己の哲学を貫く。

(ルーニー: 最初、カッペロ監督がイングランド代表監督に就任したと聞いたとき、とっても怖くって流石の俺もびびったぜ。 本当に怖いんだから。)

カッペロ:今、世界で最も権威ある英国サッカーのA代表を率いるという職責を与えられ、最も権威ある大会、W杯に望むことができる。 勿論、そのタイトルを獲りにいくのだが、いずれにしても、2010年が私のキャリアにおいて忘れがたい1年になることは確かだ。 ・・・すべての試合においていえることは、勝利とは決して偶然の産物ではないということ。 あらゆる要素が複合的に絡み合う中で、すべてを想定しながら周到に準備を重ねていく。 その結果として勝利がある。

2010年南アWCに向けての準備は?

カッペロ: 私が選手たちに伝えているのは、「所属クラブで全力を出し切れ」ということだ。 6月のW杯に備えて力を抜くようなことは絶対にするな、と。 肉体面も精神面も、普段の試合に全力で臨むことでトレーニングされる。 全力を尽くすことでより多くの勝利を重ねていくことができれば、それによってモチベーションは確実にたかめられていくからだ。 メンタル面での充実がプレイの質を高める。シーズン中の緊張感と集中力を各選手が代表に持ち込むことが重要になる。 そしてサッカーの母国を代表するという誇り。 これをもって我々は南アフリカへ乗り込む。 よりミスの少ないチームが、W杯を獲るだろう。

選手達に何を求めているのでしょうか?

カッペロ: 重要なのは指揮官である私の指示に従うことだ。 私の言葉を受け入れる準備を整えたうえで合宿に入るように求めている。 私が出す策に従えば、決勝の舞台に立つことができる。

(ルーニー: カッペロ監督が最初に俺らA代表を招集した時のこと、彼が何をしたか知っているか。 ちょっとプレイさせると、直ぐに全員を止めて、選手一人一人にポジショニングについてクレームつけたんだ。 こうだよ、「君、君の今の位置はおかしい。なんでそんなところに居るのだ。 君の役割だとここに居るべきなんだ」といちいち位置を直したんだ。 ある選手なんか、練習時のビデオでその場で本人のプレイを指摘されて直されているんだ。 何しろ戦術の規律はもちろん、選手としての一般的な規律も超キビシー人だ。 今では俺はピッチでは自由にプレイさせてもらっているけど。 他にカッペロ監督から自由を与えられているのはジェラード選手ぐらいかな)

イングランド代表チームを立て直したが?

カッペロ: 転機は2008年9月10日の対クロアチア戦。・・・我々の目標はW杯本大会の決勝にすすむことであり、その一戦に負けないことだ。 戦術的には、今もチームが持つ最大の長所を綿密に分析しているところだが、いずれにせよ中盤が軸になることは間違いない。 ジェラード、ランパード、キャリック、ベッカムといったMF陣を中心に強固な組織を作り上げていく。

中盤が要であるとしたら、弱点はどこですか?

カッペロ: もちろんそれは公言できない!  (笑い) とにかく、ルーニーは別として、プレミアの多くのクラブが前線を外国人に委ねている以上、それほど多くの選択肢が私にあるわけではない。 ガブリエル・アグボンラホールなどの成長を見守っている。 ベテランからも選ぶかもしれない。 ゴールに年齢制限はない。 相手GKに身分証明書を提示しなければならないという法もない(笑い)」

日本代表へのアドバイスは?

カッペロ: 日本が入るグループでは、もちろんオランダの実力が頭一つ抜けているとはいえ、かといって著しく突出しているわけではない。 ・・・ならば、わずか1勝でベスト16に進むことも可能だ。 日本が勝ち上がる可能性は決して低くない。 賜杯を掲げるのはわずか1国。 敗者となることを恐れるなど無益だ。 誇り高く勇敢に戦うことだ」

(ルーニー: カッペロ監督がイングランド代表監督になってくれて本当に良かったよ。 俺らに自信と誇りを取り戻してくれたんだ。 ゴールも沢山上げることができるし、チームの状態はとってもよい。 選手の規律については今までのなかで一番厳しいけれど、チームがワークするにはこれが不可欠だというのがよく分かった。 プライベート・ライフにまでは踏み込んでこないけれど、イングランド代表としてどう振舞うべきか、どう誇り高く勇敢に振舞うべきかはことあるごとに選手に言い聞かせてくれる)

 

 

 


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FIFA2010年1月/2月号にはFIFA2010南アWC本選までの統計を発表 [2010FIFA南アWCに向けて]

FIFAが2008年と2009年に行われたFIFA2010南アWC本選に勝ち進んだ32チームが戦った試合について統計を発表している。

年     入場者数      平均観客数/試合    出場チーム数    試合数

2010   1930万人     22,700          200          853

2006   1870万人     22,000          194          847

2002   1740万人     22,300          193          777

2010年には、 2,344ゴール(1試合2.75ゴール)、5,602名の選手、310名の審判、275名の監督、3,247枚のイエローカード、176枚のレッド・カード

32チームのなかで、上位3チーム

1試合平均ゴール数、英国3.4ゴール、スペイン2.8ゴール、ドイツ2.6ゴール

最小失点数、オランダ0.25ゴール、オーストラリア0.29ゴール、カメルーン0.33ゴール

得点王  

12得点  ダガノ、BFA  ヴァカタレソウ、FIJ  

10得点  ゲカス、GRE   スアゾ、CHI

9得点   エトー、CMR   ファビアーノ、BRA   ルーニー、ENG   ソロモン、VAN

監督を出身地別に。 フランス人14名、オランダ人12名、ドイツ人10名、ブラジル人10名

さりながら、実際フランス代表を率いたフランス人監督はかなり賛否が分かれているレイモンド・ドメニク氏のみだとか。

    

 


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外人記者に語っていたオシムさんの本音「日本代表は、一人ひとり大人しそうにみえるが、本当は闘いを好む戦士がそろっている」 [2010FIFA南アWCに向けて]

前サッカー日本代表監督であったオシムさんのインタビュー記事は結構スポーツ雑誌で見かけるが、週刊サカマガNo.1273, 2010.1.19日号の記事「日本の成長を妨げる2大コンプレックス」(海外の識者が語る日本サッカーの課題)のなかで、オシムさんにインタビューしている部分があった。 ここで語られたオシムさんの言葉は、エッセンス的に英語に直したものを日本語にしたのでわかりやすくなっているようだ。

記事のライターはジョナサン・ウィルソン氏でイギリス人。 東欧で取材中にオシムさんにあったという。

オシムさんの言葉

「日本は多くのコンプレックスを抱えている。 今はまだ、自信を持って成長を遂げる前に、コンプレックスの解消に躍起になっている段階だ。 まずは体格面でハンディを背負っている。 日本の前線にはディディエ・ドログバやピーター・クラウチのように、圧倒的な強さや高さを誇るストライカーなど存在しえない。・・・だからこそ私は、フィジカル不足を、個々の運動量と集中力を含む「能」の力で補う術を選手達に説いてきた。 彼らは自分たちに何が欠けているかを完璧に把握している。 逆に言えば、その何かを直接的に手に入れることが不可能だということもだ」

「(日本の)サッカーの歴史の浅さに起因する劣等感も無視できない。・・・日本は海外の要素を借りたりまねたりすることで先進国とのギャップを埋めようとしてきた。・・・日本に招かれた側にはすれば、カルチャーショックという問題もある。 海外式が通用しないのではなく、良かれと思っても西洋でのやり方を取り入れることすら不可能な場合が多い。 サッカー界を問わず、日本には日本なりの慣習がある。・・・日本では日本流を尊重するべきなのだが、世界を意識すれば、日本流が障害にもなりかねない」

「日本(の選手)はリスクを伴うことから逃げるので、日本のピッチ上では即興性が求められない。 それこそが、日本(の選手)の成長を妨げている最大の弱点だ。 私に言わせれば、理論ではなく、ひらめきや直感に基づくプレーが許されないサッカーなどサッカーではない。 日本にもイマジネーションの豊富な選手はいるのだが、彼らはその持ち味を発揮したがらない。 監督の指示にないプレーをしたら叱られるとでも思っているかのようだ。 相手ゴール前でボールを持った選手が、ベンチで戦況を見つめる私に『監督、シュートとパスのどちらでしょう?』と聞いてくるのではないかと思ったことさえある」

「(利点として日本代表)戦前のプランに沿って最後まで足並みを乱さない姿勢は見事。 しかも一人ひとり、大人しそうに見えるが、本当は闘いを好む戦士がそろっている」

 


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